西穂丸山

2024年10月26日(土) [日帰り]

• GPS: 03:12
• 距離: 4.9km
• 登り: 402m
• 下り: 403m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:35
• 休憩: 0:35
• 合計: 3:10

11:54 スタート地点
11:56 11:59 西穂高口
12:23 12:23 旧ボッカ道分岐
13:13 13:27 西穂山荘
13:44 13:55 西穂丸山
14:08 14:15 西穂山荘
14:43 14:44 旧ボッカ道分岐
15:06 西穂高口

写真

10/26 11:49

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10/26 14:00

10/26 15:06

10/26 15:32

10/26 15:41

10/26 18:47

撮影機器：

iPhone XR Apple

感想

mountaincoffee

週初めに秋雨前線の停滞で天候が不良になるという予報を心配し、立山山行をキャンセルしたところ、週末が近づくと、予報に反して天候回復の見通しに変わった。

どこか日帰りで山行できるところを探していたところ、新穂高ロープウェイから紅葉でも見れたらいいと思い立ち、公共交通機関を調べたら、西穂丸山なら楽勝、西穂独標ならギリギリという結果だったので、金曜の夜に西穂丸山に行くことに決めた。

土曜の早朝、身体が重くてやめようかと考えたけれど、きっと天気が良く紅葉も綺麗だと自分を鼓舞して家を出た。

ＪＲ高山線の車窓から飛騨川の渓谷を見ながら、その美しさに新たな発見があった。この辺りはまだ紅葉が始まったばかりで、下呂から先は濃霧が続き、先行きが案じられた。

高山駅には、外国人旅行客が溢れ、新穂高ロープウェイ行きのバスも８割が外国人という状況に驚いた。高山の観光業は今や外国人によって成り立っていると言っても過言ではないだろう。

新穂高ロープウェイに近づくと、穂高連峰が眼前に聳え立っていた。お馴染みの涸沢カールの反対側に当たるのだろうが、槍ヶ岳の槍が山座同定の決め手となった。

ロープウェイから登山口までは、とてもスムーズに移動できた。バス降車から40分前後、下山後も同様であった。ロープウェイは中間で乗り換えるが、思ったほど停滞はなかった。

正午前後に登山口を出て、樹林帯を緩やかなアップダウンがしばらくあって、そこから勾配がキツくなったと思ったら、西穂山荘に着いた。

西穂山荘は、山小屋の前にテント場があり、コンパクトながら、眼下に上高地があり、八ヶ岳も遠望できるなど雰囲気が良かった。あぁ、テントを担いでくれば良かったと後悔した。

ふと目的地に目を転じると、西穂丸山はもとより、その先にある西穂高岳も見えず、偽ピークのような丘だけが見えた。残り20分、あの丘を登れば、目的地に着くのだろうと安心した。

その丘を登ると、目の前に西穂高岳の雄姿が現れ、おそらく独標やその先のピークであろうピラミダルな頂が見えた。その下には、人だかりがあり、そこが目的地の西穂丸山だと直ぐに分かった。

西穂丸山は、何度もYouTubeで見ていたので、ようやくここに来られた喜びを感じた。恥ずかしながら、今回が初めての穂高連峰登山であったので、その意味でも嬉しかった。

西穂丸山の山頂からの眺望は素晴らしく、西穂高岳の雄姿ばかりでなく、笠ヶ岳の笠が大きく広がっていて、圧倒された。

反対側に目を転じると、八ヶ岳があり、その右手には、北岳の陰に富士山も見えた。更に、右に旋回すると、焼岳の先に乗鞍岳が見え、更に回ると、２週間前に登った白山も見えた。

十分に山頂から大パノラマを堪能し、西穂独標への未練を残しながら、往路と同じルートを下りていった。西穂高山荘のラーメンが有名だったことを忘れていたので、そのまま下山した。

予定よりも１時間早くロープウェイで降りたので、高山に戻るバスも予定よりひと便早めた。飛騨牛の肉まんを食べながら、硫黄の匂いが漂うバス停からもう一度穂高連峰を眺めて山行が終了した。