【美ヶ原】王ケ頭・王ヶ鼻
- GPS
- 02:23
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 174m
- 下り
- 174m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一応、登山靴とトレッキングポールを活用したが、王ヶ鼻へ向かう時に少し恩恵を感じた程度。初めてで真っ暗だったから念の為。 |
その他周辺情報 | 直帰。急いでいたため佐久ICから高速道路を利用。10時過ぎ帰宅。 |
写真
感想
【リハビリとして】
先週の白峰三山下山時の負傷が癒えない。
右足親指の爪が青くなって腫れており、傾斜道は未だ歩けない。
というわけで、せっかくの最高のこの時期を無駄にしないための一座として選んだが、車山高原でも良かったものの両方は時間的に無理だった。
【最期の一座に来たい】
とにかく風光明媚。
これほど多くのピークを見渡せるとは思っていなかった。
だが、綺麗なのに感動すらしない。
なぜか?
達成感がないからだ。
誰もが、簡単にアクセスできてしまうこの場所に有難みを感じなかったせいだ。
多くの若者集団、恋人同士が目立った。
自分のように登山者とひと目でわかる格好の人たちはごくわずかだった。
富士山の右隣に南アが見えた。
先週白峰三山ほかを訪ねたから、ピークをみながらあれは北岳?間ノ岳?、とかそういう関わり方ができた。
ところが未踏の八ヶ岳連峰や北アなどは「あれが何山?」が判別つかないから。ただながめているだけだった。消極的なが関わり方しかできなかった。
景色は良いのに、楽しめなかった。
ここで楽しむためには、見渡せる山々を判別出来るようになってから。少しでも多く登頂してから来るのがいいと感じた。
百名山の最期の一座に据えたらいいんじゃないか、と思った。
【味気ないピーク】
ホテルのうらにピーク【王ヶ頭】がある。
それが味気なくていやだった。
王ヶ鼻にまで足を運んだのは正解だった。
西方に遮るものがなく雲海と先に北アを臨む事が出来た。
【野生動物が多い】
往路は暗闇のなかをヘッドライトを照らして進んだ。簡単な道なのにヤマレコの地図がなければ進めない感じだった。
柵の外はキラキラ光るものが沢山あった。鹿と小動物を沢山見た。帰路明るくなってから同じ道を引き返したが一切見なかった。
そういう意味で、誰も歩いていない夜明け前のルートは面白かった。
車での往路、やたらと道路に出ている鹿に遭遇した。
夜中に鹿の絶叫にも似た声を聞くと、なんか心をえぐられるようでせつなくなる。悲しさすら感じた。どういう時に鹿はあの声を発するのだろうか?
夜が明けてから帰路を急いだが、百名山を訪問したつもりが、登山者ではない若者たちのマジョリティに出会って、自分こそ場違いじゃないか、といたたまれなくなった。
とにかく早く去りたかった。
ここは観光名所。
人を避けて山に来ている自分が苦手とする場所だった。
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