【甲信越100 蒜場山】加治川治水ダムからピストン
- GPS
- 06:46
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,331m
- 下り
- 1,334m
コースタイム
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 6:46
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・ 登山道ははっきりしていますが,指導標やピンクテープなどはほとんど見かけませんでした。基本的に尾根を外さなければ迷うことは無いものの,下りの際は支尾根の方に迷い込まないよう注意が必要かと思います。 ・ 登山口からの取り付きは,かなりの急登。その後緩急を繰り返しながら,岩岳まで登れば山頂までの中間点となります。岩岳山頂は小広場になっていて休憩適地です。 ・ 岩岳から先は,いったん50mほど標高を下げ,そこから烏帽子岩への約150mの登り返しとなります。烏帽子岩にはロープ場やクサリ場がありますが,それほど高度感は無く,慎重に進めば問題ないかと思います。烏帽子岩からは,晴れていれば山頂へと至る尾根の登りが正面に見えて,蒜場山の展望が良いところ。登りの際はガスがかかって山頂が見えなかったものの,下山時にはガスが消えてくれて,蒜場山の迫力ある山容を望むことができました。 ・ 烏帽子岩から兎戻しを過ぎて登る尾根は,馬の背状の痩せたところがあり,しかも斜面が崩落している箇所の脇を進むので,転落注意。ただし,危険な箇所にはお助けロープが設置されているので,これを掴んで通過すれば問題は無いと思います。 ・ 標高1,330mの山伏峰に到着すれば,山頂はすぐかと思いきや,意外に距離があって,蒜場山の山頂まで14〜15分かかりました。 |
その他周辺情報 | 下山後は,50kmほど離れた国道113号沿いの道の駅関川にある日帰り温泉施設「桂の関温泉 ゆ〜む」に入浴(700円)。そのあと翌日の五葉山登山に備え,山形市内の成沢城跡公園駐車場にて車中泊しました。閑静な住宅地のそばにある駐車場なので,とても静かで快適に過ごせました。清潔な水洗トイレが24時間利用可能です。 |
写真
感想
・ 10月末に,甲信越百名山に選定されている新潟県の蒜場山と東北地方で最後に残った日本三百名山である岩手県の五葉山に登るため,遠征してきました。
・ 7月以降3ヶ月ほど無職の自由人としてのんびりしていたのですが,10月からは週3日間の短時間勤務で,以前の職場に調査役として復帰。月曜日〜水曜日は勤務があるものの,木曜日〜日曜日はまったくのフリーで遠征することができるようになりました。そこで,木曜日の午前1時半に自宅を出発し,この2座に登って来ました。
・ まず初日に目指したのは,標高1,363mの蒜場山。会越国境の山は,標高が低くとも雪で削られた険しいスラブ状の岩壁を従えたところが多いので油断できません。この山もまた,険しい山でした。しかも登山口の標高はわずか314mに過ぎず,山頂までの単純標高差は1,050m。さらにヤセ尾根のアップダウンも含めると累積標高差は1,330mほどもあります。
・ 登山口からはいきなりの急登。その後緩急を繰り返しながら,岩岳まで登ってやっと中間点。山頂方面はガスで隠れてしまい,展望がない中での尾根の登りはなかなかモチベーションが上がりませんでした。
・ そんな中,いきなり猿の群れと遭遇。ボス猿らしき大きな雄猿が,歯をむき出しにして威嚇してきて驚きましたが,「まあ,落ち着いて」と声をかけながらやり過ごしました。朝食の時間を邪魔してしまったようです。
・ 烏帽子岩のクサリ場を登れば,蒜場山の山頂が望めるはずが,依然としてガスの中。それでも黙々と尾根を登って行くと,山伏峰の手前で単独の女性の方が下山してきて情報交換。これまで誰とも会わなかったので,会話が弾みました。山頂はガスが濃いものの,時折展望が開けたとのこと。ちょっと元気が出て,山伏峰を過ぎ,蒜場山の山頂に到着。でもガスは晴れず,昼食休憩後はあきらめて下山開始です。
・ それでも,尾根を下るうちに上空は晴れ間が広がり始め,斜面崩壊地を過ぎれば紅葉に彩られた兎戻しとその先に烏帽子岩の展望が見事。そして烏帽子岩からは,ガスが消え去って蒜場山の素晴らしい山容を眺めることができました。やはり会越国境の山は迫力がありました。
・ 烏帽子岩から先は,尾根を淡々と下り登山口には13:42に到着。そこからダム堤体を歩き,写真撮影をしながら駐車場には13:49に戻りました。これで甲信越百名山は99座に登頂し,残っているのは佐渡島の金北山のみ。新潟港から船で渡らなければならず,なかなか行きづらいです。11月上旬には山に設置されたトイレも撤去されるようなので,登頂は来年5〜6月になりそうです。
・ なお,下山後は,翌日に約400km離れた五葉山に登るため,国道113号沿いの道の駅関川にある日帰り温泉施設「桂の関温泉 ゆ〜む」に入浴(700円)したあと,山形市内の成沢城跡公園駐車場にて車中泊しました。
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