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Yamareco

記録ID: 7426008
全員に公開
ハイキング
近畿

有子山と出石観光と植村直己冒険館

2024年11月01日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:13
距離
9.3km
登り
467m
下り
467m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:38
休憩
0:35
合計
3:13
距離 9.3km 登り 467m 下り 467m
7:49
51
出石バス停
8:40
9:15
107
11:02
出石バス停
有子山登山のあと、出石皿そば花水木で昼食。出石観光センターでお土産選び。
天候 曇りのち雨
過去天気図(気象庁) 2024年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
江原駅前に前泊。
行き)
 江原駅-出石 7:16-7:38 全但バス[16]江原出石線 570円
帰り)
 出石-江原駅 11:03-11:25 全但バス[16]江原出石線 570円
 江原駅→植村直己冒険館は徒歩移動
 植村冒険館前-江原駅 16:05-16:18 全但バス[11]神鍋高原線 280円
 江原-福知山 16:32-17:31 JR山陰線
 福知山-宝塚 18:11-19:55 JR丹波路快速 2310円
発車40分前から電車がホームに停まっていたのでびっくり。もう乗車可能。JR西日本はユーザーに優しいですね。
コース状況/
危険箇所等
危険箇所なし。
出石城跡から有子山は急登。あとクマ出没注意。
その他周辺情報 出石は観光地なので見どころ、お土産物屋など色々あります。食べ物は出石そばが名物。ただし定休は金曜が多い。植村直己冒険館内にカフェがあります。
日本で2番目に古い時計台、辰鼓楼。もともと札幌と並んで日本最古級を名乗っていましたが、最近地元の方の調査で2番目だと確定しました。後ろは有子山。
2024年11月01日 07:58撮影 by  SH-54D, SHARP
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11/1 7:58
日本で2番目に古い時計台、辰鼓楼。もともと札幌と並んで日本最古級を名乗っていましたが、最近地元の方の調査で2番目だと確定しました。後ろは有子山。
桂小五郎潜居跡。禁門の変で敗れた桂小五郎が追っ手を逃れてここに潜伏していたことがあります。碑には「勤王志士桂小五郎再生之地」と。上4文字のうち「維新□□」の2文字が読めません。
2024年11月01日 08:05撮影 by  SH-54D, SHARP
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11/1 8:05
桂小五郎潜居跡。禁門の変で敗れた桂小五郎が追っ手を逃れてここに潜伏していたことがあります。碑には「勤王志士桂小五郎再生之地」と。上4文字のうち「維新□□」の2文字が読めません。
出石城跡。後背の山にも城跡がありそちらは有子山城跡。観光スポットはまだどこも開いていませんし出石そばでお昼にしたいので登ることにしました。
2024年11月01日 08:12撮影 by  SH-54D, SHARP
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11/1 8:12
出石城跡。後背の山にも城跡がありそちらは有子山城跡。観光スポットはまだどこも開いていませんし出石そばでお昼にしたいので登ることにしました。
イロハカエデの大木とその向こうに辰鼓楼。紅葉シーズンは絶好の撮影ポイント。
2024年11月01日 08:18撮影 by  SH-54D, SHARP
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11/1 8:18
イロハカエデの大木とその向こうに辰鼓楼。紅葉シーズンは絶好の撮影ポイント。
伏見稲荷ジェネリック。本家はもう人だらけなのでここで風情を感じましょう。
2024年11月01日 08:19撮影 by  SH-54D, SHARP
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伏見稲荷ジェネリック。本家はもう人だらけなのでここで風情を感じましょう。
登山道は階段で整備されていますが、結構な急登です。ところどころに岩もあります。
2024年11月01日 08:25撮影 by  SH-54D, SHARP
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11/1 8:25
登山道は階段で整備されていますが、結構な急登です。ところどころに岩もあります。
有子山三角点ピーク。あの吹き流しは出石の町からも見えていました。
2024年11月01日 08:48撮影 by  SH-54D, SHARP
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11/1 8:48
有子山三角点ピーク。あの吹き流しは出石の町からも見えていました。
出石の町が一望できます。この小さい町で桂小五郎は何度か潜伏先を変えたとのこと。正面奥は来日岳。
2024年11月01日 08:52撮影 by  SH-54D, SHARP
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11/1 8:52
出石の町が一望できます。この小さい町で桂小五郎は何度か潜伏先を変えたとのこと。正面奥は来日岳。
辰鼓楼も見えますね。
2024年11月01日 08:53撮影 by  SH-54D, SHARP
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辰鼓楼も見えますね。
正面奥の均整の取れた山は高竜寺ヶ岳。
2024年11月01日 08:52撮影 by  SH-54D, SHARP
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正面奥の均整の取れた山は高竜寺ヶ岳。
西方面。正面やや右が蘇武岳。真正面は妙見山 (1139m)。加藤文太郎の山行記録にちょいちょい出てくる妙見山はこれ。蘇武岳も近々登りたい。
2024年11月01日 08:54撮影 by  SH-54D, SHARP
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西方面。正面やや右が蘇武岳。真正面は妙見山 (1139m)。加藤文太郎の山行記録にちょいちょい出てくる妙見山はこれ。蘇武岳も近々登りたい。
三等三角点「出石」(321.25m)
2024年11月01日 09:04撮影 by  SH-54D, SHARP
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11/1 9:04
三等三角点「出石」(321.25m)
鯵山峠側は緩やかに下る、幅広で歩きやすい尾根道。
2024年11月01日 09:20撮影 by  SH-54D, SHARP
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11/1 9:20
鯵山峠側は緩やかに下る、幅広で歩きやすい尾根道。
山に挟まれた細い平地の集落を戻ります。ススキとセイタカアワダチソウが争っていますが、これはそのうちススキが勝ちます。「白いススキが勝つわ」
2024年11月01日 09:52撮影 by  SH-54D, SHARP
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山に挟まれた細い平地の集落を戻ります。ススキとセイタカアワダチソウが争っていますが、これはそのうちススキが勝ちます。「白いススキが勝つわ」
石部神社の大ケヤキ。
2024年11月01日 10:04撮影 by  SH-54D, SHARP
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11/1 10:04
石部神社の大ケヤキ。
出石そばの店は金曜定休が多く、開いている店を探して入りました。出石皿そば花水木の鴨汁そばでお昼に。雨が降り出して温かいものが欲しかったのです。
2024年11月01日 10:35撮影 by  SH-54D, SHARP
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出石そばの店は金曜定休が多く、開いている店を探して入りました。出石皿そば花水木の鴨汁そばでお昼に。雨が降り出して温かいものが欲しかったのです。
出石観光センター。築城450年を記念して有子山登頂者にはバッジを配っているそうで頂戴しました。
2024年11月01日 10:57撮影 by  SH-54D, SHARP
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11/1 10:57
出石観光センター。築城450年を記念して有子山登頂者にはバッジを配っているそうで頂戴しました。
出石観光センターの隣にある家老屋敷に保存展示してあった屋台。車輪の木組みが精巧な造り。
2024年11月01日 11:00撮影 by  SH-54D, SHARP
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11/1 11:00
出石観光センターの隣にある家老屋敷に保存展示してあった屋台。車輪の木組みが精巧な造り。
バスで江原駅まで戻りそこから徒歩で植村直己冒険館へ。これは途中にある豊岡市立静修小学校。昨年3月で廃校になったばかり。なかなか趣のある校舎なのに惜しいですね。
2024年11月01日 12:12撮影 by  SH-54D, SHARP
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11/1 12:12
バスで江原駅まで戻りそこから徒歩で植村直己冒険館へ。これは途中にある豊岡市立静修小学校。昨年3月で廃校になったばかり。なかなか趣のある校舎なのに惜しいですね。
植村直己冒険館の入り口。細いスロープを下りて行きます。珍しい構造ですが何かをイメージしたのでしょうか。私はクレヴァスを連想しますが。
2024年11月01日 12:31撮影 by  SH-54D, SHARP
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11/1 12:31
植村直己冒険館の入り口。細いスロープを下りて行きます。珍しい構造ですが何かをイメージしたのでしょうか。私はクレヴァスを連想しますが。
バスまでは時間があるし雨が強くなってきたので、館内のCAFE iNUUKでおやつ。フレンチトーストは林檎のシロップがかかっていてよい風味。地元のりんご園、神鍋亭産でしょうか。
2024年11月01日 15:24撮影 by  SH-54D, SHARP
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11/1 15:24
バスまでは時間があるし雨が強くなってきたので、館内のCAFE iNUUKでおやつ。フレンチトーストは林檎のシロップがかかっていてよい風味。地元のりんご園、神鍋亭産でしょうか。
入口の反対側から出ます。建物に沿って戻ると、外側に植村直己さんの写真が。
2024年11月01日 15:56撮影 by  SH-54D, SHARP
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11/1 15:56
入口の反対側から出ます。建物に沿って戻ると、外側に植村直己さんの写真が。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 携帯 時計 タオル

感想

 前日は氷ノ山に登って江原駅近くの宿に泊まりました。今日も但馬の山に…登れたらよかったのですが、午後から大雨の予報なので山はやめて観光に。日帰りしてもよかったのですがいくつか周囲に見て廻りたいところがあったので。

 朝イチのバスで江原駅から出石へ。私以外の乗客は全員学生さんでした。すみません、おじさん有休取って遊んでます。高校や中学があるんですね。出石はわたし的には桂小五郎の潜伏地で、鉄道路線から外れた小さな町というイメージだったので意外。

 まず名物の辰鼓楼を見て、その桂小五郎再生之地の石碑を訪れるともうすることがありません。昼は名物の出石そばでと思っていたので。史料館的な施設はまだ開いていませんし、観光客の姿も全然見ませんね。出石城跡に行くと途中千本鳥居の小規模なのがありました。京都に集まっている観光客も少しはこちらに流れ込んで来たらいいと思います。城崎温泉はインバウンドで賑わっていましたしね。

 さて出石城跡の後ろに有子山城跡というのがあると知ったので登ることにしました。これは出石の町が一望でき、周囲の山も眺め渡せて思わぬ拾いものでした。今まで登った来日岳、氷ノ山、これから登りたい蘇武岳もよく見えます。天気が下山するまで持ってくれたのも幸運。

 下山してくると観光客の姿がちらほら。外国の人も目につきます。希望通り出石そばの店を探して昼食。そばは皿単位で追加ができ、15枚とか20枚とか完食すると記念の札が貰えます。1皿の量が判らなかったので普通に5皿で註文したのですが思ったより小さく、ざるそばなら1回箸で掴んで麺つゆにつけるよりちょっと多い程度の分量なのでこれなら結構食べられそう。温かいつけ汁が冷めちゃうしと思って追加はしませんでしたが、今度来たら別メニューで挑戦してみましょうか。

 観光センターでお土産を選んでバッジを貰うと丁度バスの時間になったので江原駅へ。帰りのバスは私1人でした。当初そのまま電車で帰るつもりだったのですが、待ち時間が結構あり少し迷った末、駅の西側にある植村直己冒険館へ。もともと出石と並んで行きたい場所ではあったのですが今回予定していなかったのに急にそのつもりになったのは…蘇武岳を見たせいでしょうか。まあ屋内なので雨の日に訪れるのはちょうどいいです。出石よりは近かったので歩きましたが、バスもあります。

 植村直己冒険館は全体を撮るのはいいけど個別の展示品は撮影NGとのことだったので、展示品のビジュアルは紹介できないのですがよかったですよ。実際に使われた装備品とか、明治大学山岳部の部室の扉 (実物) とか。思ったより現代的な装備でした。(そりゃ加藤文太郎の頃と較べたら) あとはエスキモー犬の剥製があったのですが「でかっ!」という感想。橇を引くにはこれくらいの体格が必要なんですね。体格と言えば植村直己さんは身長162cmと小柄でよく25kgもの装備を背負ってエベレストに立てたなあと。25kgのザックを体感してみようというコーナーがあって試したのですが重心が後ろに引かれて歩くのがやっと。まあ25kgと言わないまでもザックの重いテント泊は日帰り登山とは別物だな、と感じました。
 あとは2023年度の植村直己冒険賞を受賞された4人の展示がありました。このうち高野秀行さんと大西良治さんは私でも名前を知っているのでおおっと思いました。活動内容を結構詳細に紹介している一方映像もあって、セティ・ゴルジュのキャニオニングの様子は迫力がありました。タイムリーな話題としては他に、映画「植村直己物語」で主役を演じた故・西田敏行さんの展示が。2016年の受賞者、平出和也さんの展示もそのうち企画してくれないかしら。

 じっくり見たりカフェでおやつを頼んだりしていると意外と時間が経つのが速く、折よく本数の少ない帰りのバスの時刻になったので、帰りはバスで。雨は本降りになっていました。バス停の名前は植村冒険館前ですが、施設の前の国道の交叉点を曲がった先にあるのであまり前じゃないです。乗客はまた私1人。じきにやって来た山陰線の電車に乗って帰りました。早めに帰って通勤通学ラッシュを回避するはずでしたが結局学生さんと一緒に。学生さんは和田山で大勢が降りました。

 というわけで氷ノ山のおまけのつもりの、出石と植村直己冒険館でしたが大変楽しかったです。昨シーズンまでの青春18きっぷ仕様なら、夏冬春で日帰りしていたかもしれませんが、1泊してクールダウン兼観光もよいものでした。氷ノ山ブン廻しコースと蘇武岳であと2回はこの辺りに来るのでまた訪問したいですね。

 ヤマレコでも今回の青春18きっぷの仕様変更に対しては悲鳴が上がっていますね。私も山行に活用していたので今回の変更にはがっかりです。ただ私は18きっぷを使うようになってから、「この山はJRで往復○円を超えるから18きっぷのシーズンにしよう」などと、その時行きたい山に行く発想の制限になっている面もあった気がします。夏と冬が適期ではない山は多いですし。ユーザーからの不評は当然予想されますし、JRの収入的にも多少なりマイナスがあるとは思うのですが、JR各社が協議して至った決定でしょうしそうそう覆ることはないでしょう。18きっぷがあるから普段行かないところに行こうという行動もありそれはそれで楽しかったのですが、今後は行きたい時に行ったり、安い宿に泊まったりして自由に山を楽しもうと思います。

 とにかく出石と植村直己冒険館はオススメです。但馬の山の続きにぜひどうぞ。

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