有子山と出石観光と植村直己冒険館
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- GPS
- 03:13
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 467m
- 下り
- 467m
コースタイム
天候 | 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
行き) 江原駅-出石 7:16-7:38 全但バス[16]江原出石線 570円 帰り) 出石-江原駅 11:03-11:25 全但バス[16]江原出石線 570円 江原駅→植村直己冒険館は徒歩移動 植村冒険館前-江原駅 16:05-16:18 全但バス[11]神鍋高原線 280円 江原-福知山 16:32-17:31 JR山陰線 福知山-宝塚 18:11-19:55 JR丹波路快速 2310円 発車40分前から電車がホームに停まっていたのでびっくり。もう乗車可能。JR西日本はユーザーに優しいですね。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし。 出石城跡から有子山は急登。あとクマ出没注意。 |
その他周辺情報 | 出石は観光地なので見どころ、お土産物屋など色々あります。食べ物は出石そばが名物。ただし定休は金曜が多い。植村直己冒険館内にカフェがあります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
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感想
前日は氷ノ山に登って江原駅近くの宿に泊まりました。今日も但馬の山に…登れたらよかったのですが、午後から大雨の予報なので山はやめて観光に。日帰りしてもよかったのですがいくつか周囲に見て廻りたいところがあったので。
朝イチのバスで江原駅から出石へ。私以外の乗客は全員学生さんでした。すみません、おじさん有休取って遊んでます。高校や中学があるんですね。出石はわたし的には桂小五郎の潜伏地で、鉄道路線から外れた小さな町というイメージだったので意外。
まず名物の辰鼓楼を見て、その桂小五郎再生之地の石碑を訪れるともうすることがありません。昼は名物の出石そばでと思っていたので。史料館的な施設はまだ開いていませんし、観光客の姿も全然見ませんね。出石城跡に行くと途中千本鳥居の小規模なのがありました。京都に集まっている観光客も少しはこちらに流れ込んで来たらいいと思います。城崎温泉はインバウンドで賑わっていましたしね。
さて出石城跡の後ろに有子山城跡というのがあると知ったので登ることにしました。これは出石の町が一望でき、周囲の山も眺め渡せて思わぬ拾いものでした。今まで登った来日岳、氷ノ山、これから登りたい蘇武岳もよく見えます。天気が下山するまで持ってくれたのも幸運。
下山してくると観光客の姿がちらほら。外国の人も目につきます。希望通り出石そばの店を探して昼食。そばは皿単位で追加ができ、15枚とか20枚とか完食すると記念の札が貰えます。1皿の量が判らなかったので普通に5皿で註文したのですが思ったより小さく、ざるそばなら1回箸で掴んで麺つゆにつけるよりちょっと多い程度の分量なのでこれなら結構食べられそう。温かいつけ汁が冷めちゃうしと思って追加はしませんでしたが、今度来たら別メニューで挑戦してみましょうか。
観光センターでお土産を選んでバッジを貰うと丁度バスの時間になったので江原駅へ。帰りのバスは私1人でした。当初そのまま電車で帰るつもりだったのですが、待ち時間が結構あり少し迷った末、駅の西側にある植村直己冒険館へ。もともと出石と並んで行きたい場所ではあったのですが今回予定していなかったのに急にそのつもりになったのは…蘇武岳を見たせいでしょうか。まあ屋内なので雨の日に訪れるのはちょうどいいです。出石よりは近かったので歩きましたが、バスもあります。
植村直己冒険館は全体を撮るのはいいけど個別の展示品は撮影NGとのことだったので、展示品のビジュアルは紹介できないのですがよかったですよ。実際に使われた装備品とか、明治大学山岳部の部室の扉 (実物) とか。思ったより現代的な装備でした。(そりゃ加藤文太郎の頃と較べたら) あとはエスキモー犬の剥製があったのですが「でかっ!」という感想。橇を引くにはこれくらいの体格が必要なんですね。体格と言えば植村直己さんは身長162cmと小柄でよく25kgもの装備を背負ってエベレストに立てたなあと。25kgのザックを体感してみようというコーナーがあって試したのですが重心が後ろに引かれて歩くのがやっと。まあ25kgと言わないまでもザックの重いテント泊は日帰り登山とは別物だな、と感じました。
あとは2023年度の植村直己冒険賞を受賞された4人の展示がありました。このうち高野秀行さんと大西良治さんは私でも名前を知っているのでおおっと思いました。活動内容を結構詳細に紹介している一方映像もあって、セティ・ゴルジュのキャニオニングの様子は迫力がありました。タイムリーな話題としては他に、映画「植村直己物語」で主役を演じた故・西田敏行さんの展示が。2016年の受賞者、平出和也さんの展示もそのうち企画してくれないかしら。
じっくり見たりカフェでおやつを頼んだりしていると意外と時間が経つのが速く、折よく本数の少ない帰りのバスの時刻になったので、帰りはバスで。雨は本降りになっていました。バス停の名前は植村冒険館前ですが、施設の前の国道の交叉点を曲がった先にあるのであまり前じゃないです。乗客はまた私1人。じきにやって来た山陰線の電車に乗って帰りました。早めに帰って通勤通学ラッシュを回避するはずでしたが結局学生さんと一緒に。学生さんは和田山で大勢が降りました。
というわけで氷ノ山のおまけのつもりの、出石と植村直己冒険館でしたが大変楽しかったです。昨シーズンまでの青春18きっぷ仕様なら、夏冬春で日帰りしていたかもしれませんが、1泊してクールダウン兼観光もよいものでした。氷ノ山ブン廻しコースと蘇武岳であと2回はこの辺りに来るのでまた訪問したいですね。
ヤマレコでも今回の青春18きっぷの仕様変更に対しては悲鳴が上がっていますね。私も山行に活用していたので今回の変更にはがっかりです。ただ私は18きっぷを使うようになってから、「この山はJRで往復○円を超えるから18きっぷのシーズンにしよう」などと、その時行きたい山に行く発想の制限になっている面もあった気がします。夏と冬が適期ではない山は多いですし。ユーザーからの不評は当然予想されますし、JRの収入的にも多少なりマイナスがあるとは思うのですが、JR各社が協議して至った決定でしょうしそうそう覆ることはないでしょう。18きっぷがあるから普段行かないところに行こうという行動もありそれはそれで楽しかったのですが、今後は行きたい時に行ったり、安い宿に泊まったりして自由に山を楽しもうと思います。
とにかく出石と植村直己冒険館はオススメです。但馬の山の続きにぜひどうぞ。
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