天狗ヶ城・中岳(くじゅう) - 娘らの初遠征
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 641m
- 下り
- 641m
コースタイム
- 山行
- 5:38
- 休憩
- 1:48
- 合計
- 7:26
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | ・牧ノ戸峠から筋湯温泉へと降りる道の先の『ホテル大高原』は500円(小人400円)で色んな種類のお風呂に入れるそうです。 それぞれ貸切になるので家族風呂としても使えるとのこと。 ・なお、今回は玖珠町まで45分ほど戻って『野田温泉』の家族風呂を利用しました。 |
写真
感想
今回はかなりの長文です(゜Д゜)ノ
以前から計画にあった、娘らの九重登山。
行けるかな、どうかなと疑問符が付いていたんだけど、最近、久住山の6歳前後の子連れ登山レコを幾つか目にすることがあり、実行に移すことにしました。
まぁ、子供用の登山靴やウェアは買ってないのですが。
前日20時半頃に牧ノ戸峠の駐車場に到着。
駐車率は10%未満。
登山口に一番近い端っこに駐車し、早速車中泊の準備。
シートを倒して敷布団を広げると娘らはおおはしゃぎ。
路肩の気温計を確認するのを忘れてましたが、玖珠&九重の麓で14℃を示していたので、11℃くらいでしょうか。
そして、21時半には就寝。
フルフラットとはいっても、シート形状等で完全な平坦とはならないため、寝心地はお世辞にも良いとはいえません。
が、娘たちは身長も低いので、その点では影響なさそうでした。
深夜、時間は判りませんが、車が駐車場に入る音や登山者の足音が聞こえてきます。
御来光を拝む人たちかなぁなどと目を瞑ったまま思いを馳せます。
結局、浅く短い眠りを繰り返して6時半に起床。
外を見ると駐車場は満車。
気温はかなり低く感じましたが、5〜7℃くらいでしょうか。
07:35、出発。
直後の急なコンクリ舗装は毎度のことですが、キツイですね。
10分後、最初の展望台で早速の休憩。
ここで車や家?の付いた鍵の落とし物を見付ける。
子供を連れてレストハウスまで戻って登るのは厳しいし、まだレストハウスも開いてないだろうから暫く持って登って、もし降りて来る人がいれば声を掛けてみることに。
そのうち、下山してきた方が「私が持って降りて預けておきましょう」と仰ってくれたので任務交代。
その後も引き続き、それっぽい方(アクセサリー等で20〜40代女性と判断)には確認を続けました。
(※結果、星生崎の下ですれ違った女性が持ち主と判明、レストハウスに預けてあることを伝えましたが、無事に受け取ることが出来たでしょうか?)
さて、我々は順調に沓掛山、扇ヶ鼻分岐、星生山分岐を通過。
擦れ違う方々、追い越される方々が口々に「まぁ、カワイイ」「いくつ?」「スゴイなぁ」と声を掛けて下さるので、娘らも自信満々で応えます。
「がんばってね」「アリガトウゴザイマス、ガンバリマス」
このやりとりがあるだけで、子供らにとってどれだけ大きな力になったことか。
応援というのは本当にありがたいものです。
で、久住山と天狗&中岳の分岐。
当初は久住山に登る計画でしたが、天狗ヶ城と中岳へ変更。
天狗への急登をもろともせず登ります。
次女は登りが得意なのか好きなのか、ぐんぐん進んで行くので長女に「待って!」と制止されるほど。
しかも、自然と三点支持が出来ていて驚き。
天狗ヶ城に登頂して記念写真を撮っていると、またまた声を掛けられ「ご褒美をあげよう」と60代くらいの男性からみかんを頂きました。
色々と良くしてもらって、オマエたち幸せ者だなー。
で、少し早めのお昼を食べたら、九州本土最高峰の中岳を目指します。
お腹が一杯になって少し疲れが出て来たのか、長女のテンションが僅かに↓
心配するほどでは無さそうなので、おやつを小出しに与えます(笑
そして眼下に見える『坊がつる』に咲くテントの花を指さして、「あれが全部テントだよ」「大きくなったらお父さんと一緒にあそこでテント張ろう」と言うと、張り切る娘。
テンションが上がったのか、中岳の岩場も慎重かつ大胆に攻めて行き、登頂成功。
ここでも「お歳はいくつ?」「がんばったねー」と声援を頂きご満悦な娘ら。
でも、ここ中岳を折り返し地点とする帰路が本当の踏ん張りどころ。
これまで歩いた距離を再び歩かなければならない。
さて、持ち堪えることが出来るか...
と、心配をしていると、突然、次女テンションだだ下げキタ━(゜∀゜)━!!
お姉ちゃんが繰り返し口遊んでいた歌が気に食わないと泣き叫び始めた。
しかも、御池周辺に...
あ、未だにオイケなのかミイケなのか、出ているサイトによって言うことがまちまちで判らないから、いっそのこと、ギョイケ・ゴイケも付け加えてやろうかいな(笑
閑話休題
で、御池を中心とした四方八方に次女の鳴き声がコダマするっ!
「オネエチャンキライー!」「イヤダー!」「ウワァァァーン!!」
えーっと、どうすればいいんですか...(´・ω・`) ショボーン
もし見回していれば、おそらく天狗ヶ城、中岳、池の小屋周辺から人々がこっちを見つめていることに私は気付いたであろう。
多くの視線を集める親子3人...ハズカシー!(/ω\)ヤメテー!
なので、下だけを見つめて、静かに次女に話し掛けていました。
そうした中、御池の畔を歩いていると天狗ヶ城のほうから「ヤッホー」という声。
しばらく断続的に続いたその声に徐々に興味を惹かれる姉妹。
そのうち、ヤッホーに応え始めた。
次女の機嫌もすっかり戻った(;'∀')タスカッター
その後、久住分れの手前でその声の主に後ろから
「追いついた〜」「ヤッホー」「頑張ってー」と声を掛けて頂いた。
「ほら、ヤッホーの人だよ!」と挨拶をして、久住分れで「バイバーイ」
あのヤッホーは本当に助かりました。
避難小屋広場で休憩をして、西千里ヶ浜を歩いている時に中岳の山頂で一緒になったご婦人に追いついた。
どこかで泣き叫ぶ次女を見ていたのだろう、ご婦人は優しい声を掛けて次女を抱きしめ頭を撫でてくれた。
次女と同じくらいのお孫さんがいるらしく、他人の子に思えなかったのだろうか。
親として考えさせられた温かい交流でした。
で、このご婦人(ご主人も一緒)とは、その後も下山するまで休憩を挟むことによる、抜きつ抜かれつでチョコレートを頂いたりしました(^^ゞ
扇ヶ鼻分岐を過ぎて、沓掛山が近付いてきた頃に次女が「おしっこ!」と大胆発言。
長女も「私も出そう」と言う。
「おしっこ?」と聞くとまさかの「うんこ」(゜Д゜)エッ!?...
人目に付かない脇道へ退避して、携帯トイレ「プルプルレディ」をセット。
次女はスッキリ。
長女はどうしたものかと思案していると、人目に付かないとはいえ、すぐ近くの登山道を通る人の存在に恥ずかしく感じるらしく「我慢できそう」と態度を軟化。
やはり、女の子でした(^^ゞ
「じゃあ駐車場まで、あともう少しだから我慢しよう」
ところが、一難去ってまた一難。
今度は次女が「足がイタイー」と言い始めます。
「足のどこが痛いの?」と聞くと爪先だという。
下り坂で爪先に負担が掛かったようで、登山靴ではなく普通のスニーカーの限界を感じるとともに、やっぱり歩く距離が長すぎたのかなぁと反省。
ゆっくり歩いて行こうとなだめつつ、なんとか沓掛山まで戻るとアスレチックのようなハシゴにテンションが回復。
が、その先のコンクリ道になると再び「足イタイ」
出来ればおぶってやりたかったけど、最後まで歩けるという想いも本人にはあるようで、愚痴をこぼしつつ頑張るスタンス。
お姉ちゃんも手を繋いで降りるなどしてサポート。
無事に15:01に下山することが出来ました。
下山したらトイレに直行。
危機を回避したらご褒美に約束していたソフトクリーム。
長女はブルーベリー&ヨーグルト、次女と私はミルク。
初めて食べたけど、ミルクが濃くて美味しい!
次女もソフトクリームで全てを忘れたのか、足がイタイとは言わなくなりました。
さぁ、次はもう一つの約束。
下山後の温泉です。
どこに行こうか悩んだのですが、結果、少し時間を掛けて玖珠町まで戻って『野田温泉』へ入ることに。
ここは家族風呂のみで、趣向の異なるお風呂が10数種類ほど楽しめます。
ちょっと利用時間に厳しいところがあるそうですが、まぁ、時間は守って当然ですからね。
私のお気に入りは大きな石をくりぬいた『殿湯』ですが、今回もタイミング良く?殿湯が空いていたので、ここを選択。
汗を流してゆったりと湯に浸かって疲れを癒します。
次女の足も靴擦れ、うっ血等の異常はなく、疲れからくる愚痴りがメインだったようで安心しました。
その後、いつもの『竹やぶ』で鶏刺し等を買って、家路を急ぎます。
既に夕方17時を過ぎているので、耶馬渓を越えて椎田町で夕食。
カツ丼が食べたい長女、うどん大好物の次女。
合致した店は『ウエスト』
私はモツ鍋にうどん玉を入れて食べました。
美味しかった〜。
ということで、娘らの「初遠征-くじゅう編」は本人たちの頑張りと、多くのハイカーの方々の声掛けや優しさによって大成功を収めることが出来ました。
課題としては、登山靴やウェアの購入もありますが、今の段階で身体面、精神面はほとんどクリアしているのではないかと、親馬鹿かもしれませんが感じました。
娘らにとってキツイ山行だったとは思いますが、一日経った今聞いてみても「疲れたけど楽しかった」「また行きたい!」と言ってるので胸を撫で下ろしています。
Hans-R1さん、こんにちは。
娘さん達の初くじゅう、楽しめたようでよかったですね!
色々なハプニングも可愛らしくて笑ってしまいました(*^^*)
私は今年はくじゅうの「いくら丼」を見ることなく終わってしまいそうですが。。。レコで楽しませて頂きました★
ありがとうございます。
本人たちも想像していた感じと違ったようで、広がる景色を見ては「わーキレイ〜!」と感嘆の声を上げて喜んでいました。
長女も既に今回登らなかった久住山や星生山にも登りたいと言ってますので、今後が楽しみです。
次女も、もう少し体力が付けば愚図ることもなくなるだろうし、もっと楽しみ方が増えそうです。
あとは、トイレをしっかり済ませること、出なくても絞り出すことを会得してもらえたら(笑
色々と小ハプニングのあった初遠征でしたが、100点満点を付けたい山行でした。
今年のくじゅう、私も今回限りで大船山のほうには行けそうにないのですが、
gachapinaさんに少しでも、今年のくじゅうの紅葉が伝わったようで良かったです。
また来年に楽しみを取っておきましょう
これに勝る褒め言葉はありませんね。親父冥利につきます(T^T)
ホントよく頑張りましたよね〜お嬢二人。
ちっちゃな山ガールの誕生です。
次はピンクの山を見せないと!
それまでによい靴が必要ですか!?子供用のレンタルがあるといいね。
ホント!最高の名誉!?ですね(笑
普段からちょこちょこ東鳳翩山やら近所の山に登ってた甲斐がありました。
きっと本人たちも自信になったことだと思います。
ピンクの山を見せるためには登山靴&レインウェア必須ですねぇ。
どうしよう、財布の中身が...(;´Д`)
さぁて、大人は次はどこに行きましょうかね!
右田ヶ岳からの縦走をそろそろ片付けにいきますか!?
それとも、山呑み?
娘さん頑張ったですね!
小さい子が一生懸命登るの見かけると声かけたくなります。
パパと一緒に登った真っ赤なお山の思い出
ずっと覚えててほしいな。
車中泊って子供喜びますよね!
子供が小さい頃はワゴンに乗ったからフラットにして旅行に行ってました。
これからも娘さんと一緒に楽しんでくださいね。
おはようございます!
自分でもキツイのに、小さな娘らが頑張る姿に色々と考えさせられました
また、多くの人にも声を掛けて頂いて、本人たちも楽しかったようです。
来年の初秋は坊がつるで親子テン泊!?
車中泊もよっぽど楽しかったのか、寝付かせるのに苦労しました(笑
もう少し床部の改良をすればしっかり平らになりそうなので、ちょっと知恵を絞ります。
kururinさんとこでも車中泊、お子さんに大好評だったでしょうね。
くじゅうには距離もあって、「ちょっと行こうか!」という感じでは行けないですが、
初くじゅうの思い出を忘れないためにも近場の山で引き続き、親子で楽しみたいです
娘さん達楽しまれましたよね。。
で
ぎょいけ、ごいけ
僕も使わせてもらいます
おはようございます。
普段登ってる山では、山々を見渡せることはないので
木の生えていない山の連なりが新鮮だったみたいです。
で、ぎょいけ&ごいけ、使って下さい(笑
ただし、責任は持ちません
うらやましい山行きです!
いつもの様に写真鮮やか(^_^)
アイドルお二人さん(*^^*)(*^^*)
とっても楽しく拝見させていただいとりま~す♪
113
おはようございます。
いつものように青空で気持ち良かったです。
ちょっと紫外線がきつかったですが(笑
大船山の紅葉はピークを過ぎたらしいですが、
紅葉への未練が断ち切れないので、明後日辺り、
無理を押して三俣山へ向かうかもしれません。
もちろん、私単独ですが
うっひょ〜
きれいな紅葉で〜 ありがとうございます!
もHansさんも ウキウキ撮影でしたね〜
かわいい山ガール!頑張り屋さんだわぁ〜(*^▽^*)
しっかり歩かれましたねぇ すごい!
楽しい秋の親子登山 なんだか幸せな気分になりましたぁ〜
ありがとうございましたぁ
いつも元気いっぱいのレコ楽しく拝見してます。
一生懸命な姿には、やはり心打たれますね。
ということで、心打たれた私は再び「くじゅう」を目指します
子供に負けない様にしっかり歩きます!
目指すは三俣山!大!鍋小鍋!
鮮やかな紅葉が残っていることを願って(笑
ありがとうございました
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