【霧降高原】大山〜霧降牧場〜戊辰の道
- GPS
- 04:06
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 733m
- 下り
- 729m
コースタイム
天候 | くもり時々はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場から戊辰の道分岐までは草刈りがされているようですが、木段などはかなり傷んでいます。分岐から合柄橋までの間にロープの張られた崩壊地があり通行注意。牧場跡地の手前、開けた場所は森の中で踏み後が錯綜しているので霧や降雪直後などには現在地の確認に注意。大山周辺は開けていて視界が良いです。戊辰の道はかなり笹藪が濃くなっています。腰くらいの位置まであるところも。泥濘になっている場所もある他、徒渉点の丸木橋は流失したのかなくなっていました |
写真
感想
たまの休みに雨の日が続いて、秋山らしい秋山に登れぬまま11月になってしまいました。夕方からヤボ用のある日ですが、日中はいい天気のようだったので霧降高原へ行ってきました。霧降高原駐車場からのお手軽ハイキングといえば丸山か大山ですが、今回は大山に向かいました。最近はヤマビル出没の報告も多い大山ハイキングコースですが、駐車場の時点で10℃を切る気温だったので、まあ大丈夫だろうという判断です。幸い、ヒルの被害にはあいませんでした。また、今回は長靴登山を実施しましたが、後半の戊辰の道での徒渉点や泥濘状態の場所で大いに役立ちました。
【霧降高原P〜戊辰の道分岐〜大山】
キスゲ平園地の近くにある霧降高原駐車場から登山開始です。登山者は第3駐車場を利用しましょう。はじめは笹原の中の緩やかな下りの道ですが、徐々に傾斜のきつい急下降になります。戊辰の道分岐までは笹の刈り払いがなされていますが、積もった落ち葉が湿っていて滑りやすいです。木段も整備されていますが、腐食していてほとんど用をなしていません。戊辰の道分岐で左に進路を取ると、まもなくロープの張られた崩壊地の脇を通ります。そこまで危険ではありませんが、注意して進みましょう。その先にある涸れ沢の横断地点が合柄橋ですが、橋はありません。しばらく踏み跡に従って進むと、まばらに木の生えた平坦地に出ます。この辺りは踏み後が錯綜しているので、濃霧の中や降雪直後などには現在地に注意して進みましょう。やがて牧場のゲートを通過すると、草原状の開けた場所に出るので、後はピークに向って斜面を登りつめれば大山の山頂です。
【大山山頂〜霧降牧場〜マックラ滝】
当初は山頂で休憩がてらランチをしてから往路を引き返すつもりだったのですが、1時間程度の歩行ではたいして空腹も感じなかったので、ピストンを止めて周回登山にすることにしました。山頂の東側から南に延びる尾根を通って猫ノ平に下るのが正規の登山道ですが、そちらは以前歩いたことがあったので、今回は霧降牧場の西側を通っている実線の道(軽車道)を歩いてみることにしました。数百メートル西に進むと、一度車道が途絶えますが、少し斜面を下ると別の車道に復帰します。とはいえ、地形図では軽車道になっているところにはアスファルトはなく、未舗装路のようです。かろうじて道の形はありますが、草木が生い茂りクルマの通行は不可能になっています。多少歩きにくいですが、徒歩なら問題ありません。道なりに進み、下の方に舗装路が見えてきたところで、ちょっとしたハプニングがありました。どこかでスマホを落としてしまったようです。数分前に写真を撮っていたので、距離にしたら数十メートルの区間のどこかですが、現場はヒザくらいまでヤブの道。這いつくばって草を掻き分けること30分、なんとかスマホを発見することができました。
思わぬことに時間を喰ってしまったので、さっさと進むことにします。しばらくは牧場内の舗装路を黙々と歩きました。途中、アスファルトが下の地面ごと流出している崩壊箇所が3〜4箇所はありました。牧場の施設も、長いこと使われていない雰囲気です。やがてマックラ滝の分岐の近くまで来たところで、進行方向に施錠されたゲートが出現しました。徒歩なら脇から抜けられるようなので、通過してからふり返ると正面に「牧場内、関係者以外立ち入り禁止」の表示がありました。……ごめんなさい、知らずに通過してしまいました。しかし言い訳を口にすることが許されるなら、大山の山頂方面から進む分には、通行禁止の表示も鉄柵もなにも無かったのです。地形図にはいまだに「霧降牧場」の表示がありますが、もう何年も放牧してないんじゃないかなぁ……
【戊辰の道〜霧降高原駐車場】
マックラ滝の近くで、戊辰の道に入ります。戊辰戦争の際に、日光東照宮での籠城戦を断念した大鳥圭介率いる幕府歩兵隊が、会津方面に脱出する際に使用したという由緒(?)ある古道です。ここも数年前に歩いたことがあるのですが、以前より荒れている印象でした。途中の徒渉点には橋が無く(以前は丸木橋があったような?)、笹藪が濃いところでは腰の高さまで伸びているくらいでした。道を見失うほどではありませんでしたが、ここもGPSなどで現在地の把握には注意した方がいいところだと思います。帰路はひたすら登りが続くのでそれなりに堪えますが、戊辰の道分岐まで戻れば一安心です。あとは最後の登り坂を頑張れば、駐車場に到着です。
途中、思わぬハプニングもありましたが、紅葉を愛でながら秋らしいハイキングを楽しむことができました。
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