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Yamareco

記録ID: 7474031
全員に公開
雪山ハイキング
妙高・戸隠・雨飾

西岳

2024年11月09日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
12:21
距離
12.6km
登り
1,393m
下り
1,394m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:14
休憩
2:41
合計
12:55
距離 12.6km 登り 1,393m 下り 1,394m
5:00
3
5:45
5:45
32
6:17
6:17
51
7:08
7:10
27
7:37
7:45
50
8:35
8:59
17
9:16
9:40
5
9:45
9:51
23
10:14
10:17
41
10:58
11:33
47
12:20
12:25
78
13:44
13:44
69
14:53
15:07
9
15:16
15:34
35
16:09
16:10
5
16:14
16:20
39
16:59
17:07
18
17:25
17:25
23
17:49
17:49
9
17:58
17:58
4
18:02
18:03
1
18:03
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2024年11月の天気図
アクセス
寒い。
気温は-4度。
2024年11月09日 06:10撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/9 6:10
寒い。
気温は-4度。
あそこに登るのか。
ヤバそう
2024年11月09日 07:05撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/9 7:05
あそこに登るのか。
ヤバそう
標高1500mを超えると雪が。
チェーンスパイクを付けるか迷うが、超絶な鎖場やハシゴが続くので、我慢(?)。
2024年11月09日 08:34撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/9 8:34
標高1500mを超えると雪が。
チェーンスパイクを付けるか迷うが、超絶な鎖場やハシゴが続くので、我慢(?)。
予定よりちょっと早く登頂。
しかしここからが核心だった。
2024年11月09日 10:59撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/9 10:59
予定よりちょっと早く登頂。
しかしここからが核心だった。
下りは流石に怖いのでチェーンスパイクを装着。
2024年11月09日 10:23撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/9 10:23
下りは流石に怖いのでチェーンスパイクを装着。
西岳は上級者向けと言われているが、雪が付いている西岳は超上級者向けに感じた。
2024年11月09日 12:21撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/9 12:21
西岳は上級者向けと言われているが、雪が付いている西岳は超上級者向けに感じた。
ようやく戸隠山の下りルートに到着。
しかしここで水が切れてしまう。
雪に足を取られ時間をオーバーしてしまったのが理由。
2024年11月09日 14:54撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/9 14:54
ようやく戸隠山の下りルートに到着。
しかしここで水が切れてしまう。
雪に足を取られ時間をオーバーしてしまったのが理由。

感想

個人的には日帰り最難関と思われる戸隠西岳に挑戦。
結果から言うと、雪の付いた西岳は自分のレベルでは早すぎた。
よく生きて帰ってこられたなあ。
と言うのが素直な感想。
こんな怖い思いしたのは初めてだった。
単に自分の実力不足、体力不足が原因で、健脚の実力者ならなんなく行ける山でも、自分には無謀であった。
西岳に登ろうと思ったのは、ある程度の訓練を積み、登れる自信が付いたからではなく、今までの経験から撤退ポイントを理解できると思ったからだった。
難しい山だとは聞いていて、ダメなら引き返す事も、もちろん視野に入れていたが、実はポイントオブノーリターンを過ぎてしまってから、撤退を考える場所に出会ってしまった。
行くも地獄戻るも地獄の狭間で、激ヤバな下りの凍った鎖に必死で掴まりながら、進むことを選択せざるを得なかったわけだ。
そう言えば途中でピストンの登山者さんに会って「周回ですか?」とちょっとびっくりした様子でたずねられた。  
自分は「このコースで周回以外のルートなんてあるのか?」と疑問に思ったが、確かに西岳山頂から少し行ったところにその核心は有り、そこを下り始めてしまって、手を滑らせたり、足を踏み外したら確実に死ぬな。
と簡単に思えるルートであった(あくまでも私の実力において)。
凍った鎖を素手で必死に掴み、慎重に突起に爪先をかけて、垂直に近い壁をなんとか下ることはできたが、まぐれで降りられた。
と言った方が私的にはしっくりくる。
途中の登山者さんが言っていたのは、これらの難所を本当に行くんですか?と言う暗の忠告だったんだな。と思ったが後の祭り。
現在は長野のグレーディング表には載っていない西岳だが、以前は載っていて、そのグレードはEレベルだったらしい。
夏場でEレベルと言うことは、雪の付いた今はFかGレベルと思われる。
その後もヤバそうな幾多の試練を超えて、ようやく八方睨へ。
最後の難関、蟻の塔渡りの下りを通過。
今までのが怖すぎて、これくらいならなんでもない自分に驚く。
今回走破できたが、これで自信がついたと言う気持ちは全くなく、山は怖い。
と勉強させてもらった山であった。
おそらくもう2度と来ないであろう。
いや、それでも来てしまうかもしれないのが山の魅力なのかもしれない。

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