西岳
- GPS
- 12:21
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,393m
- 下り
- 1,394m
コースタイム
- 山行
- 10:14
- 休憩
- 2:41
- 合計
- 12:55
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
個人的には日帰り最難関と思われる戸隠西岳に挑戦。
結果から言うと、雪の付いた西岳は自分のレベルでは早すぎた。
よく生きて帰ってこられたなあ。
と言うのが素直な感想。
こんな怖い思いしたのは初めてだった。
単に自分の実力不足、体力不足が原因で、健脚の実力者ならなんなく行ける山でも、自分には無謀であった。
西岳に登ろうと思ったのは、ある程度の訓練を積み、登れる自信が付いたからではなく、今までの経験から撤退ポイントを理解できると思ったからだった。
難しい山だとは聞いていて、ダメなら引き返す事も、もちろん視野に入れていたが、実はポイントオブノーリターンを過ぎてしまってから、撤退を考える場所に出会ってしまった。
行くも地獄戻るも地獄の狭間で、激ヤバな下りの凍った鎖に必死で掴まりながら、進むことを選択せざるを得なかったわけだ。
そう言えば途中でピストンの登山者さんに会って「周回ですか?」とちょっとびっくりした様子でたずねられた。
自分は「このコースで周回以外のルートなんてあるのか?」と疑問に思ったが、確かに西岳山頂から少し行ったところにその核心は有り、そこを下り始めてしまって、手を滑らせたり、足を踏み外したら確実に死ぬな。
と簡単に思えるルートであった(あくまでも私の実力において)。
凍った鎖を素手で必死に掴み、慎重に突起に爪先をかけて、垂直に近い壁をなんとか下ることはできたが、まぐれで降りられた。
と言った方が私的にはしっくりくる。
途中の登山者さんが言っていたのは、これらの難所を本当に行くんですか?と言う暗の忠告だったんだな。と思ったが後の祭り。
現在は長野のグレーディング表には載っていない西岳だが、以前は載っていて、そのグレードはEレベルだったらしい。
夏場でEレベルと言うことは、雪の付いた今はFかGレベルと思われる。
その後もヤバそうな幾多の試練を超えて、ようやく八方睨へ。
最後の難関、蟻の塔渡りの下りを通過。
今までのが怖すぎて、これくらいならなんでもない自分に驚く。
今回走破できたが、これで自信がついたと言う気持ちは全くなく、山は怖い。
と勉強させてもらった山であった。
おそらくもう2度と来ないであろう。
いや、それでも来てしまうかもしれないのが山の魅力なのかもしれない。
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