コウヤボウキ咲く藪の尾根道(初狩駅〜高川山〜むすび山〜大月駅)



- GPS
- --:--
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 620m
- 下り
- 721m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
高尾08:01(JR中央本線) 初狩08:52 復路: 大月13:13(JR中央本線) 高尾13:49 |
写真
感想
秋晴れの今週末はどこかに登ろうと思っていたが、夕方から予定が入っていたため近場で、歩く距離の短い山にしようと思った。
そこで思いついたのが高川山である。
初狩駅からすぐ登れるし、富士山も見える。
前に登ってから14年も経っているので、どんな感じだったか思い出しつつ登ってみたい気分になった。
その時は初狩駅から登り高川山を経て富士急行の田野倉駅まで歩いたのだが、高川山からむすび山へ至る尾根を歩くと大月駅まで歩けるようなので、今回はそのコースで歩いてみることにした。
高尾駅から最近おなじみになった211系の電車に乗る。
高尾駅のホームは登山客で溢れそうなほど混雑していたが、最近投入された211系はロングシートが多く、今回やってきた電車もロングシートだったので、ほとんどの人が座ることができた。
ボックスシートの場合詰めないで乗っている人も多かったので(確かに大人4人詰めて座ると膝がぶつかったりして狭いのだが。)ロングシートが増えると着席率が上がるので大歓迎だ。
大月駅で富士急行方面の人がそこそこ下りたが電車内はまだかなり人も多く、この時期は標高的に大菩薩辺りが人気なのだろう。
初狩駅から舗装路を上がっていき、未舗装になった辺りからすぐ横のあたりで作業車の音がかなりうるさくなってきた。
最初は木の伐採でもしているのかなと思っていたのだが、林間から少し見えた感じだとどうやら採石場のようだ。
後で調べてみたら高川山の北面は採石場になっていることが分かり、ここは中央道や甲州街道を通っている時に見かけるあの大規模な採石場ではないかと気がついた。
あの採石場が高川山の所だったとは知らなかった。
武甲山みたいに山頂まで削られてしまわないかちょっと心配だ。
山頂へ至ると、今日は南風が吹き込んでいるせいか全体的に霞んでいる。
富士山も2週間ほど前の初冠雪以降降雪していないのか、白い部分が減ってきているようにも感じる。
すぐ近くに三ッ峠山、本社ヶ丸、滝子山、ハマイバ、九鬼山、御正体山などなじみの山が見えているのだが、14年前に登った時は山に登り始めて数年だったためこれらの山はほとんど知らなかった。
山頂には山頂にすんでいたビッキーという名前の犬の祠(?)があり、扉が開けられるようになっていたので開けてみるとレジ袋に包まれている何かがあり、もしかしてお墓だったのかもしれないと慌てて閉じたのだが、後から調べたところここにはアルバムが収蔵されているとのことで、お墓はきちんと麓のお寺にあるらしい。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-374744.html
このビッキーは2001年の9月頃から2010年10月まですんでいたとのことだから、前に高川山に登った2001年の5月には会えなかったわけだ。
一度は会ってみたかったものだ。
ここからいよいよむすび山を経て大月駅へ至る尾根歩きが始まる。
初っ端から急斜面が続き、この時期はドングリも沢山落ちているのでかなり滑りやすい。
もうちょっと歩きやすい尾根を想像していて、靴も底がすり減ったものを履いてきてしまっていたため滑りやすく意外と疲れた。
しかも所々藪をかき分けていくような所もある。
今日はむすび山方面へ歩く人や歩いてくる人もそこそこいたが、夏場はほとんど人が歩かないのだろう。
天神峠で「花咲経由大月駅」と「むすび山経由大月駅」に分かれ、もうこの尾根道から下りてしまおうかなとちょっと思ったが、花咲地区経由だと車道歩きが長くなりそうなので計画どおりむすび山経由で行くことにした。
この先の尾根道では、岩殿山と菊花山に挟まれた大月市街地や、その向こうに仲良く並ぶ百蔵山と扇山、そしてその向こうに今年の春に歩いた東西に長い尾根を連ねる権現山などが見える場所があって、やはりこの尾根道を歩いてきてよかったなと思った。
今日は短い時間少し山歩きができればいいなと思って来たため意外と歩き辛い尾根道だった。
が、黄緑色に少し橙色が混じり始めた一番好きな色合いの紅葉が見られたのもよかった。
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