便石山 熊野古道馬越峠周回
- GPS
- 04:32
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 757m
- 下り
- 751m
コースタイム
天候 | 曇り一時晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体を通して樹林帯であまり展望は無く、危険箇所無し。道はとても整備されている。雨上がりの日だったので、樹の根っこや石畳は滑りやすいので注意が必要。 ■馬越峠登り口〜馬越峠 世界遺産にも指定されている、熊野古道伊勢路の一部。石畳の歴史を感じられる道が馬越峠まで続く。途中何度か沢を渡る。雨上がりの日だったせいかもしれないが、プチ渡渉っぽくなっていた。ずっと登りだが、勾配は緩やかで急ではない。 一度林道と合流し、そこにベンチもあって展望が良い箇所がある。林道合流地点からも登り、馬越峠手前は平坦になる。馬越峠には休憩出来る建屋もたくさんあり、ベンチも一杯置いてある。樹々に若干囲まれているが、尾鷲市街も良く見える。 ■馬越峠〜便石山 折角登ったのに、便石山に向かうには100m下る。馬越峠〜便石山は基本勾配が全て階段と言っていい。登る階段の途中に3ヶ所くらいか、休憩できるベンチが整備されている。 100m下った後は、これから登る便石山も見える。この尾根を伝って行くんだな、というのが分かる。登り階段が始まると、ここからずっと階段が続くと思った方が良い。最後の方だけ石段の階段となる。 キャンプinn海山からの登山道と合流すればほぼゴール。ちょっと登ると尾鷲トレイルとの分岐がある。確か便石山とは書いてなかったので、尾鷲トレイルへ行ってしまうとそのまま尾鷲まで行ってしまいそうなので注意しましょう。 尾鷲トレイルとの分岐から少し行くと便石山頂標識がある。山頂は樹々に囲まれて展望は無し。三角点と色んなタイプの便石山の表示がたくさん飾られていた。それなりのスペースがあるので休止も出来そう。 ここに来る人は、山頂というより象の背が目的の人が多いと思う。山頂から少し下るが、ちょっと歩きにくいので気を付けて。象の背の手前に休止できるスペースがあるが4〜5人で一杯になるレベル。 象の背は、その名の通り象の背みたいな石になっており、その先まで行くと最高の眺めが待っている。熊野灘から尾鷲市街・海山市街を一望し、天狗倉山が目の前にある感じ。それなりの幅はあるが、脚を滑らせると岩下に滑落必須なので高所恐怖症の人は厳しいかな。出来れば先端まで行ってみましょう。方向転換は結構怖かったw ■便石山〜便石山登山口 1/3くらいまではひたすら階段。所々ステップが狭いので横向きに降りる等工夫が必要。階段が終わると普通の登山道っぽくなってくる。樹の根っこや石が多くなる。雨上がりの日だったので、濡れていたから気を遣って下ることになった。馬越峠への下りの方が、気を遣う箇所は少なくなりそう。その代わり、熊野古道の石畳下りが結構大変そうだけど。 便石林道へ合流する。しばらく林道歩きかと思ったが、案内に従うと登山道で下った。こちらも、普通の登山道みたいな感じ。沢の音が聞こえ始めると登山口は近い。登山口に降りると、舗装路の道となる。 ■便石山登山口〜馬越峠登り口 登山口からかなりの急勾配を下り分岐に出る。案内は出ており、麓はキャンプ場「キャンプinn海山」がある。キャンプ場の中を通過することになるが、案内が出てるので通っても良い。 キャンプ場と銚子川を横目に歩き、ゲート手前の分岐を進むと紀勢道を越えて吊橋を渡る。この吊橋がグレーチングになっていて下が丸見え。高所恐怖症の人は大変かも。 吊橋を渡ると種まき権兵衛の里に出て、便石山だけ登るならココにクルマを停めるのが一般的。トイレと自販機で補給出来る。ココから県道舗装路をひたすら歩く。歩道はちゃんとあるので安心。次の橋を渡って、踏切を越えるとショートカット出来る道がある。登りとなり最後なので頑張りましょう。足跡を頼りに行けば、案内もあるので分かりやすい。熊野古道の一部を通った。 国道まで登ると馬越峠登り口はすぐそこ。周回することが出来る。 |
その他周辺情報 | 登山後はすぐ近くの道の駅「海山」で昼食とソフトクリームを食べた。 きいながしま古里温泉で登山後の汗を流した。520円。内湯のみだが、ヌルスベのとても良い温泉。ストレッチをするスペースは無かった。 |
写真
感想
今回の山行は、久しぶりに100/200/300名山・100低山以外の山行となった。
毎年11月に友人達と、三重浦村牡蠣の食べ放題に行くのがここ数年の恒例行事になっている。今年2024年も友人達と調整した結果、この週末となった。残念ながら、あまり天気に恵まれない予報だったので、いつもはバイクで行くのだが今回はクルマで出掛けることにした。
直前で、土曜の午後から降るのは変わらないが、日曜の朝には止む予報に変わってくれた。それだったら山要素を取り入れようと、友人達に靴とザックだけは持ってくるように伝えておいた。
行こうと思った場所は、前々から気になっていた熊野古道。とりあえずどこでも良いから一ヶ所歩いてみたいと思っていた。それと、600m程度と低山だが、Youtuberがこぞって展望が良いと称賛していた便石山の象の背。ここにも行きたいと思った。
色々調べると、熊野古道馬越峠と便石山を併せて登ることが出来ることが分かった。標高差も800mいかないので、あまり慣れていない友人達でもひるがの大日ヶ岳に登れたので、何とかなるでしょう。
迎えた土曜日、7:00に出発し高速をひた走り予定通り浦村牡蠣をたらふくいただいた。これだけ食べると幸せ感半端ないw 食後は恒例になっている三重南部でキャンプだが、雨なので今回はログキャビンを利用することにした。外の屋根付きテラスにテーブル・イスも完備されているので素晴らしい。
予報通り雨がずっと降っていたが、何とかタープだけ立てて、夕飯におでんを食べながら焚き火を楽しめた。今年は2回友人とキャンプ場に来たが、両方天気に恵まれなくてテント泊は出来なかったな。北海道では1人の友人M氏とはしたが。
相変わらず前置きが長いが、迎えた当日。朝の時点で雨はあがり、空は雲が占めているものの明るい雰囲気で雨は大丈夫そうだ。予定通り山に向かうこと決めた。
熊野古道は、那智の滝周辺の大門坂を少し歩いたくらいだったけど、歴史のある石畳の道はとても味があると思った。いつかまた赤線繋ぎでもしたいな、と思った。大峯奥駈道は流石に厳しそうだけどw 中辺路や伊勢路は挑戦してみたい。
便石山に登った感想としては、勾配は急で階段地獄も多いけど、とても整備されていて危険箇所もほぼ無いので初心者にもオススメ出来る山だと思う。象の背は中々高度感満載で景色も良く最高だった。もう少し青空が広がっていたらよかったけど、こればっかりは仕方ないかな。雨予報が無くなっただけでもよかったと思うことにしよう。
私は登山も慣れてるし、高所大好きなので象の背は楽しかったけど、一緒に行った友人A氏はまぁまぁの高所恐怖症。なので象の背も1/3くらいしか行けなかった。友人M氏は半分くらいまで行ったけど、下を見た瞬間動けなくなったらしい。四つん這いで、とアドバイスして何とか後ろ向きのまま戻ってこれた。かなりのへっぴり腰でかなり心配だったが、戻ってくれば笑い話だね。私でも方向転換は中々怖かったなw
山もたまには皆と行くのも楽しい。最近行ってる山は、遠くか、近くても標高差が1,000mオーバーが当たり前の山ばかり行っているので、中々お誘いするのが難しいかな。また近くの手頃な山をお誘いしてみよう。
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