つくば道(日本の道百選)から【筑波山】

2024年11月19日(火) [日帰り]

• GPS: 06:15
• 距離: 11.7km
• 登り: 967m
• 下り: 768m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:59
• 休憩: 1:17
• 合計: 6:16

距離 11.7km 登り 967m 下り 768m

8:42 筑波交流センター
8:53 8:54 つくば道道標
9:29 0:00 神郡十字路
9:52 9:54 筑波山神社一の鳥居
10:22 10:31 筑波山神社
10:35 10:36 宮脇駅
11:04 11:11 中ノ茶屋跡四阿
11:26 11:30 男女川解説板
11:47 11:50 御幸ヶ原
12:00 12:15 筑波男体山
12:19 12:22 御幸ヶ原
12:25 筑波山頂駅
12:44 御幸ヶ原
13:03 せきれい茶屋
13:13 13:32 筑波山
13:47 14:00 弁慶茶屋跡
14:41 迎場分岐
14:48 白雲橋登山口
14:56 つくば市市営第三駐車場
14:58 ゴール地点

天候

快晴/ 気温低い

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

■行き
つくば駅(つくばセンター) 7:50 "つくバス(北部シャトル)" ⇒ 筑波交流センター: 8:30
※北条には土浦駅からもバス停あり。また、つくば道の田井、神郡、臼井にはバス停(つくばね号)あり

■帰り
筑波山神社入口 15:10 "筑波山シャトルバス"　⇒　つくば駅 15:50

コース状況／危険箇所等

■つくば道: ほぼ一本道で道標も多数あります
■筑波山山道: 石と木の根が多いです。濡れているときのスリップに注意してください

その他周辺情報

■コンビニ: 筑波交流センターの東側交差点にセブンイレブン
■トイレ: 観光協力の家 (つくば道に4,5軒)、筑波山神社、御幸ヶ原
■有名店: 桜井菓子店(ドーナツ/ 田井)、そば心 ゐ田(そば/ 一ノ鳥居手前)など
※靴洗い場: 筑波山神社入口バス停前

写真

11/19 8:34

つくば駅から「つくバス」で約40分。立派な市民ホールも併設されている「筑波交流センター」からスタート！
山頂が遠くに見えます(笑)

【北条の町へ】
つくば霞ヶ浦リンリンロード(旧筑波鉄道線路跡)を横断して、裏堀(桜川からの農業用水)を渡ると商店街はすぐです

【北条商店街】筑波山の参拝の門前町。趣のある店や蔵や土蔵が所々にありました。2012年の竜巻で大きな被害を受けたところです。　　下:北条ふれあい館(旧田村呉服店)

11/19 8:54

【つくば道道標】道標は寛政10年(1798年)に再建されたもの
つくば道は徳川家光が中禅寺（現筑波山神社)の一新工事のための資材運搬道路として開発。のちに参拝道となる。

11/19 8:53

【つくば道入口】さあ、出発。筑波山が遠くに見えます。山麓の筑波山神社まで約一里(4km)の道のり

"多気城跡"の山裾を巻いていくように緩やかに上ってゆきます。
「庚申塔」や「二十三夜供養塔」などの石碑を見ながら…

11/19 9:10

【田井】ここから男体山が見えるとは(驚)。右折して神郡(かんごおり)へ向かいます

11/19 9:17

【筑波山全景】大鳥居も見えています。神社の門前街とそのすぐ下のつくば道の街並みもよくわかります

11/19 9:15

【普門寺】鎌倉時代末期の創建。
江戸末期の元治元年（1864）に天狗党(水戸藩内外の尊王攘夷派の志士)が筑波山に挙兵したときに駐屯したお寺です

11/19 9:18

これは…　茨城県を代表する庭石「筑波石」かな?

11/19 9:20

【神郡の道標(石柱)】昭和天皇即位行事(大典)として昭和3年に建立。

11/19 9:23

【神郡(かんごおり)】歴史を感じる店蔵のある街並みでした

【神郡(かんごおり)】立派な門構えや板塀の街並みを通ってゆくと、 大谷石造りの米倉が建っていました

11/19 9:29

【神郡十字路の道標】昭和天皇即位記念として昭和3年建立。
「つくば道」のちょうど真ん中あたりです。遠くに男体山が見えています。

11/19 9:33

「神郡」を過ぎるとのどかな田畑の中を通るようになります。
筑波山がだいぶ近づいてきました！　大鳥居もチラッと見えています

11/19 9:49

【一の鳥居(六丁目の鳥居)】1759（宝暦9）年建立

11/19 9:55

神域に入ります。ここから急坂になります

11/19 9:57

このあたり、土産物屋菜とが立ち並んでいたようです。お城のような立派な石積みもありました

11/19 10:01

【二股】ここで六丁通り(つくば道)(右)と西山通り(左)に分かれます。ここは右に。

11/19 10:02

このあたりから上のメイン道路(笠間つくば線)までの間には旅籠が7件ほどあったとか

11/19 10:03

【小林一茶 句碑】
「水仙や垣に結ひこむ筑波山」句碑の周囲にはもちろん水仙

11/19 10:07

【大越邸(昔の旅籠)】

11/19 10:08

振り返ると…。随分登ってきたことがわかります

11/19 10:08

さすがにここの石段は舗装されなかったようです

11/19 10:09

【旧筑波山郵便局】昭和14年に造られた板張りの洋風建築。鬼瓦をよーく見ると…　〒印がありますね。公開されることもあるようです

11/19 10:10

振り返ると…

11/19 10:11

昔の面影が感じられますね

11/19 10:13

【対宝館】水戸天狗党幹部が宿泊した旅館。明治に再建された建物も今はありません

11/19 10:15

【筑波神社】お参りしてから御幸ヶ原へ向かいます

11/19 10:17

【筑波山神社・神橋】

【筑波山神社】随神門と本殿
ここでお参りを済ませてから…

【御幸ヶ原コース】ケーブルカー沿いに登ってゆきます

【御幸ヶ原コース】階段と木の根の多い道でした。男女川源流やハート石を見ながら…

11/19 11:41

今日初めて紅葉らしい紅葉を見ました

11/19 11:48

【御幸ヶ原からのパノラマ】北方面
日光連山～那須連山～八溝山が良く見えています

11/19 11:56

御幸ヶ原から男体山へ向かいます。頂上直下は急な石の道

11/19 12:00

【筑波山(男体山/ 871m)頂上】

11/19 12:01

素晴らしい眺めを堪能しました。
まずは東京湾方面。光る海の向こうに房総半島の山並み

11/19 12:03

【男体山からのパノラマ】南西方面
伊豆～富士山～八ヶ岳。霞んでいますが富士山も見えています

11/19 12:06

【男体山からのパノラマ】北西方面
浅間山～赤城山～日光連山が見えています

11/19 12:09

南側に目をやると…
今日歩いてきた「つくば道」が一本の筋のようにこちらへ向かっているのがわかります

11/19 12:11

筑波神社奥宮

11/19 12:20

今日一番の "オレンジ"

11/19 12:22

【御幸ヶ原】昼食を摂ってから女体山(877m)へ向かいます

11/19 12:56

振り返ると…　男体山

11/19 12:57

11/19 12:59

このあたりは自然林の森ですね

11/19 13:04

【せきれい石とせきれい茶屋】

11/19 13:12

頂上の神社の裏の山頂へ向かいます

11/19 13:13

【筑波山(女体山/ 877m)頂上】
狭い山頂なので少しだけ順番待ちをしました。もちろんこちらからの展望も素晴らしい!!

11/19 13:15

まずは振り返って筑波山(男体山) 。

11/19 13:16

南側に目をやると…
今日歩いてきた「つくば道」が一本の筋のようにこちらへ向かっているのがわかります

11/19 13:17

南東側は…
足元にロープウェイ「つつじヶ丘」駅。奥に大きな霞ヶ浦。

11/19 13:32

白雲橋コースで下山します。振り返ると…　
「こんな鋭峰だったんだ！」女体山

11/19 13:41

素敵な山道

11/19 13:43

色づきは少ない感じでしたが、そろそろ奇岩・怪石エリアに入ります

【筑波山の奇岩・怪石　1】
「弁慶の七戻り」(右下)には驚きました！

【筑波山の奇岩・怪石 2】
立派な東屋(右下)。"BENKEI HUT"というネーミングも素敵

筑波山神社に戻ってくると…
銀杏が午後の光に輝いていました

撮影機器：

Canon PowerShot G5 X Canon

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 帽子 ネックウォーマー 手袋 防寒着 雨具 傘 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 水 テルモス 保温コップ レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル カメラ

感想

山ボーイ

初めての筑波山。折角なので、アプローチは昔の参詣道「つくば道」を歩くことにしました。

かつては商業地として栄えた「北条」の街の海抜は約30m、そこから877mの筑波山に登ってゆきます。石碑や風情ある集落が所々にあり、だんだん筑波山が近づいてきます。一ノ鳥居を過ぎ、旅籠や土産物屋が立ち並んでいた石段を上り詰めると筑波神社の門前に到着。

山頂からの展望は大変素晴らしいものがありました。今日歩いてきた「つくば道」も一筋の糸のように眼下に延びています。また、筑波山は奇岩・怪石の山で想像以上に歩きごたえがありました。

この秋一番の冷え込みでしたが、天候にも恵まれ充実した「山旅」を味わえた一日になりました。