日本コバ【宮坂峠〜大山谷林道、そして南尾根で永源寺ダムまでプチ縦走】
- GPS
- 08:38
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,022m
- 下り
- 1,161m
コースタイム
- 山行
- 6:52
- 休憩
- 1:48
- 合計
- 8:40
天候 | 曇り 時々晴れ間 【気温】8℃前後 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
永源寺ダム林道の下山口に置き車し、乗り合って君ヶ畑町の天狗堂登山者 駐車場に移動。 |
その他周辺情報 | 【惟喬親王御陵】 https://yossy.main.jp/post-21950-21950.html 【木地師やまの子の家】 https://ja.wikipedia.org/wiki/すめら学園 【気になった石垣群】 「鈴鹿10座ビジターセンター」に問い合わせると、 九居瀬(くいぜ)城の跡ではなく、永源寺ダムの水没集落の一つ、 九居瀬村の集落跡ではないかとの情報。 |
写真
感想
今回は分散駐車ができないと歩けないプチ縦走の計画だ。
天狗堂から県道43号の筒井峠を挟んで日本コバに連なる稜線で
鈴鹿10座の2座縦走が可能になるが、長距離になるので宮坂峠登山口
から出発する。
天狗堂登山口となる大皇器地祖神社の境内を奥に進んだ登山口を入る。
陽の射さないうす暗い植林帯をジグザグと登る味気ない道から、古道の
雰囲気が漂う尾根下に絡んだ道に変わるとまもなく宮坂峠で主尾根に
乗り分岐となる。右折で天狗堂だが、我々は左折して筒井峠へ向かう。
尾根下には林道が並行して延びる緩やかな尾根を西へ向かい、
黒谷の頭、692ピークを通過する頃から要所要所に設けられた東近江市の
道標は全く見られなくなるが、この辺りの標高から見頃の紅葉がチラホラ
と現れる。晴れ間に恵まれると「陽だまりの紅葉ハイク」にやって来た
ような雰囲気で須柱谷の頭を過ぎると整備の手が入った
下りとなり「木地師やまの子の家」の敷地を下ると県道43号に着地だ。
緩やかな尾根を辿った後は舗装された県道歩きだ。いつもの形態と異なり
ここまでゆるゆる山行だが、たまにはいいだろう。
西の筒井峠へ向かってゆるく登って行くと道の脇に突然鳥居が現れ
「惟喬親王御陵」の表示が目に留まる。立派な座像が祀られた前を
簡易舗装の道が伸び、祭礼が行われる施設や「千軒址」の石柱が立つ広場
が現れるが目指す尾根の入口がはっきりしない。ヤマレコのか細い軌跡が
示す場所を探すと簡易舗装が尽きた右奥の繁みにリボンが揺れ、
小さな尾根に乗ると所々に「鈴鹿10座」テープが巻かれていた。
次第に明確な尾根形状が消え曖昧に広がると下から上がってくる道が
樹間に見え大山谷林道に飛び出すとまたしばらくは林道歩きだ。
広いしっかりした林道をだらだらと登って行くと「盤石の丘」分岐に出て
戻るように踏み跡を追うと、西から北東にかけて好展望が得られる
大きな石が集まる丘が広がっていた。
冷えた空気は眺望をクリアーにしてくれる。切り開かれた小高い丘に
立って琵琶湖、霊仙山〜御池岳〜竜ヶ岳〜釈迦ヶ岳などの山座同定を
楽しんだり食事をしたりまったりとした時を過ごすが、次々と人が
訪れる人気の高さが意外だった。
丘を下るとしばらくして林道終点で日本コバの登山口となり、衣掛山まで
僅かな距離だがほぼ直登する間、下りの人とすれ違いが多くなる。
挨拶を交わす殆どの人は「盤石の丘」をピストンして政所へ下るコース
だと言う。道の駅を基点として日本コバを登る定番のコースなんだろうか
と考えながら歩いていると山頂周回コース分岐に到着するが「日本コバ」
ビギナーの私としては「岩屋」にも興味があったので今回は「岩屋」を
往復して日本コバの山頂に向かうと、もう誰と出逢うこともなかった。
宮坂峠を出てから日本コバ山頂までほぼ整備された道を歩いてきたが
下山はマイナールートになるため気を引き締めて進もう。
山頂から突っ切るように南東向きの尾根へ入り、笠松尾根や岩屋谷の
左岸尾根の分岐を確認しながら東尾根(仮称)を進む。
所々で現れるテープや梱包紐の目印と進行方向を確認しながら進むと
やがて広場のような平坦地に出る。標高838mを確認し岩が集まる場所
から永源寺ダムを目指し南尾根(仮称)へ踏み込む。
散乱する間伐材、堆積した枯れ枝などで歩きやすい尾根とは言えないが
方向を失うことはなさそうだ。概ね傾斜はきついが標高的に色付いた
紅葉に恵まれた尾根に関電の鉄塔が現れるとそろそろ終盤だ。
うす暗く感じるような樹林の濃い尾根筋から山腹に絡んで下り、
鉄塔巡視路の埋もれたプラスチック階段に案内されて深い谷に出会うと
鉄橋が現れる。
微かな踏み跡が続く左岸を下れば車が待つ永源寺ダムの林道に出るが
右岸に現れる何かの遺構のようなスケールの大きな石垣群に立ち寄って
みるが、支柱の外れそうな古い橋を渡るのはちょっと怖かった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する