袈裟丸山
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- GPS
- 08:19
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,223m
- 下り
- 1,226m
コースタイム
- 山行
- 7:31
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 8:17
天候 | 晴れ 冷たい北風 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
石祠までは楽勝ハイキング 後袈裟丸山までは急登と平坦が交互に続く 中袈裟丸山、奥袈裟丸山をへて袈裟丸山までは ほとんど道があるのでルートファインディングは難しくはないが、足元を覆う薮、倒木、シャクナゲなどの枝で歩きにくい。 南斜面は融けた霜柱、北斜面は凍結した土で滑りやすい。また、笹の茎も滑りやすく、稜線の東側はずっと急崖なので気をつけたい。 |
その他周辺情報 | 国道122号線沿いの「道の駅くろほね・やまびこ」は、山間部にも関わらず、コンビニが隣接しているので、車中泊での前泊に最適です |
写真
装備
個人装備 |
登山靴、アウター上下、防寒着、毛手袋、オーバー手袋、帽子、チェーンスパイク、ストック、ロングスパッツ、サングラス、タオル、ヘッドランプ、予備電池、巻紙、地形図、スマホ、予備バッテリー、テルモス、水筒、ツェルト、ストーブ、ガス缶、ミニコッヘル、ライター、エマージェンシーキット、ココヘリ発信機
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感想
ピークハントで困惑するのは、山頂がどれなのか判断が難しい場合である。例えば双耳峰の池口岳では最高地点の北峰を山頂とすることに異論はないが、三角点は南峰にあるので両方とも登らないとどこかスッキリしない。
今回の袈裟丸山も小袈裟、前袈裟丸山、後袈裟丸山、中袈裟丸山、奥袈裟丸山と名前があるピークだけでも5つあり、さらに別に1,961mの最高峰がある。国土地理院の2万5千分の1地形図ではこれらのピークをまとめて袈裟丸山と記している。
『日本三百名山 ー 山歩きガイド』2017 JTBパブリッシングでは「一等三角点のある前袈裟丸山を袈裟丸山と呼ぶのが一般的なようだ。」とあるし、『日本300名山ガイド 東日本編』平成6年 新ハイキング社には「袈裟丸山は奥袈裟、中袈裟、前袈裟のピークを連ね、袈裟丸連峰と呼ばれているが、一般に袈裟丸山と呼ばれているのは1等三角点標石が置かれている前袈裟(1878.2m)のことである。」とある。
実際に一番目立つのは前袈裟丸山で、手前にあるので高く大きく見えるし、独立峰のようにも見える。かつてはこの前袈裟丸山と奥袈裟丸山を周回すればスッキリできたのだろうが、現在では間を隔てる八反張のコルが崩壊により通行止めになってしまった。こうなると、いかにも前袈裟丸山だけ登ったのでは片手落ちの感が否めない。
奥袈裟丸山も大きな尾根を張った立派な峰で前袈裟より標高は高い。ところが最高峰は別にあり三角点も前袈裟となるとやはり物足りない。
そこでピークハンターとしてはアリバイを求めて薮を掻き分けて中袈裟、奥袈裟を越えて最高地点を目指すのだろう。『山の便利帳 2024』山と渓谷1月号付録の三百名山リストには袈裟丸山1,961mとあることだし。
結局、今回は前袈裟丸山を諦めて1,961m峰を目指したのだが、1,958mの三角点ピークには奥袈裟丸の標識が、1,961mピークに袈裟丸山の標識があった。ただし、そこには顕著な尾根の張り出しはなく、主稜線に連なる凹凸の中の1つに過ぎないように思えた。
再訪する際にはぜひとも前袈裟丸山へ、できればツツジやシャクナゲが咲き乱れる初夏に登ってみよう。
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