高滝山 → 鷲峰山 【岡山県百名山達成の旅・2日目】

2024年12月18日(水) [日帰り]

• GPS: 04:18
• 距離: 15.8km
• 登り: 1,170m
• 下り: 1,086m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:55
• 休憩: 0:37
• 合計: 5:32

距離 15.8km 登り 1,170m 下り 1,086m

8:19 スタート地点
8:22 8:23 高滝山木野山登山口
9:08 9:26 高滝山
10:14 10:16 高滝山木野山登山口
12:42 12:58 鷲峰山
13:51 ゴール地点

岡山南部の山は総じて土壌が乾いていると崩れやすくて滑りやすい。この時期はさらに落ち葉のせいで滑りやすさはピカイチ(悪い意味で）。マジで歩きたくないレベル。

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・高滝山…高滝山登山者用駐車場（要100円）
・鷲峰山…吉備真備公園駐車場

コース状況／危険箇所等

・高滝山…よく整備されている登山道。ただ落ち葉でめちゃくちゃ滑りやすくなってます。1回派手に転びました。
・鷲峰山…序盤の坂が落ち葉のせいで滑って危険。妹山へのルートが「らくルート」から分からず行くのを断念。

その他周辺情報

鷲峰山の麓にうどん屋の「館址亭」があります。500円あればいろんなうどんが楽しめます。手打ちうどんとは書いてあります。14時までの営業なので下山に間に合えば、ぜひ。

写真

12/18 8:20

【1座目：高滝山】美袋（みなぎ）の290.3m峰かな？
寒いですが、今日も晴れてくれて何より。

12/18 8:20

駐車料金。しっかり払います。

12/18 8:20

綺麗なトイレも完備。

12/18 8:20

高滝山トレイルランニング大会が翌3月にあるとのこと。

12/18 8:21

お参り。

12/18 8:21

出発。

12/18 8:24

槻簡易水道配水池。簡易水道とは「給水人口が101人以上5,000人以下の水道事業を指す」とのこと。

12/18 8:25

木野山神社。

12/18 9:10

あっという間に高滝山山頂へ。
登山道は特に迷う箇所はなく、ただゆっくり上がっていく感じ。ただし落ち葉のせいで滑りやすい。

12/18 9:10

高滝山は三等三角点。

12/18 9:11

お地蔵様。

12/18 9:14

不動明王立像。

12/18 9:15

何か見えてきました。

（実は、この写真の岩の左側に「磨崖仏」のようなものが見えてますね...当日は全く気づきませんでした😭）

12/18 9:15

こちらが「役の行者像」でしょうか。それでは、磨崖仏や「かどまろうさま」はどこ…？💦

12/18 9:17

太郎岩。そんなに大きくないな。

12/18 9:18

西側の眺望。

12/18 9:19

東側の眺望

12/18 9:23

こちらも東側。際立った山はありませんが、見通しはよくて綺麗。
「快晴なら伯耆大山も見えます」と案内がありましたが、木々の枝が邪魔して絶対見えませんw

12/18 9:44

下山しましょう。滑りやすすぎてとてもストレス。登山靴も新品なので安定しません。タイミング悪すぎる😭
それ以外は、普通で楽しい登山ができます。余力と時間があれば往路を戻るのではなく、ぐるりと周るのも良いですね。

12/18 11:25

【二座目：鷲峰山】5月に登る予定でしたが、タイムマネジメントができておらず、グダグダで近くの「高山」だけの登山となりました。こちらは忠魂碑。

12/18 11:25

吉備大臣宮。

12/18 11:28

囲碁発祥の地。吉備真備公が唐で囲碁名人に勝利したことが伝わったからのようです。

12/18 11:29

猿掛山（かな？）を眺める吉備真備公。

12/18 11:29

凛々しい吉備真備公。

12/18 11:30

囲碁。

12/18 11:30

日時計。

12/18 11:32

ここの空間は何かと疑問に思いましたが、四神かな。

12/18 11:32

四神の1つ…玄武。

12/18 11:35

筆塚。「奈良時代の学者吉備真備をしのんで、地元出身の書家 田中塊堂が、全国に呼びかけて昭和38年に建立（引用）」したとのこと。
【引用】https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20240420/4020020113.html

12/18 11:46

観光も軽く済んだことで、登山へ。やっぱりこの辺りが滑りやすくてキツイです。このあとは快適。

12/18 11:51

鉄塔と展望。

12/18 11:59

明るくて歩きやすい。

12/18 12:06

このあたりから「妹山」へ行ける道があるはずなのですが、藪化しているようで取りつきが見つかりませんでした。断念。

12/18 12:18

鉄塔ぐらいしか撮るものがないな。

12/18 12:18

こういう風景もいいですね。

12/18 12:26

捧澤寺仁王門への道、どなたも通られていないようで笹薮ゾーンになってます。短いからOK。

12/18 12:27

捧澤寺への道は草刈りしてあります。

12/18 12:29

阿育王塔。阿育王はインドで仏教を保護し広めた王様。
多重塔は個人・集団の願いをこの塔にこめたもの。

12/18 12:30

お参り。

12/18 12:32

石垣が見えました。

12/18 12:32

捧澤寺の石門。

12/18 12:32

花崗岩で作られているのだそうな。

12/18 12:33

空海の「秘蔵宝鑰（ひぞうほうやく）」にある「阿遮一睨すれば業壽ノ風定まり、多隷三喝すれば無明の波涸れぬ」が彫られているとのこと。意味は「不動明王が右の一眼をもって睨めば煩悩の業たる輪廻の風が静まり、降三世明王が三度吽字を誦すれば無明の波は自然と涸れるのである（引用）」
【引用】https://www.musubidaishi.jp/message/detail.php?seq=68

12/18 12:33

太子堂。高野山真言宗の別格本山だった捧澤寺も今では廃寺。
この太子堂は最近綺麗になったようです。

12/18 12:34

捧澤寺の本堂（だったもの）。草を分け入って中を伺うのは止めました。

12/18 12:34

お参り。

12/18 12:35

石造捧澤寺宝篋印塔。鎌倉時代のものと推定。上部が破壊されてしまっている模様。

12/18 12:43

棒澤寺と書くこともあるそうです。

12/18 12:49

鷲峰山の三角点は三等三角点。

12/18 12:47

三角点から眺めは何か惜しい。

12/18 12:57

鷲峰山山頂は別にあります。

12/18 13:01

いい岩あるなぁ。もしかしてこの裏に「鷲峰山毘沙門天浮彫」があったりする…？そうだとしたら惜しいことしたなぁ😿

12/18 13:17

ここの風景がいいなと思っただけですw

12/18 13:40

さて、下山。ここ下りるの怖い。

12/18 13:42

運悪いと滑落しちゃうかも（滑り落ちるという意味で）。

12/18 13:54

14時を目標に下山を目指しました。なぜ14時か。

12/18 13:54

うどん屋の館址亭さんの閉店時刻が14時ではないかと察したためです。

12/18 13:58

きつねうどん（中）480円。だいたい1.5玉ぐらいかな。極力節約（貧乏生活）している自分の冬の車中泊の難点は温かいものが食べられないこと。汁まで飲み干して満足。このあとNHKの人が来るとかお店の人が話していたなぁ。

12/18 14:09

途中小雨か霙（みぞれ）が少々降りましたが、今は晴天。12月の天気は本当に読めませんね。このあと総社市の市街地へ移動して晩御飯などの調達をしました。

撮影機器：

OPPO A79 5G OPPO

装備

備考

【反省】鷲峰山の磨崖仏を見るの忘れてた。

感想

ゆっくり

　2日目です。高滝山を登ったあと、正木山に向かう予定でしたが余裕をもってこの旅を遂行したくなったので鷲峰山に行くことにしました。
　結果的にこの日を一言で表わすと「めっちゃ滑るやん」。右の腰を痛めることになりました💦　コースタイムにも書いてますが、岡山南部の山の土壌、脆くて滑りやすいですよね。
　滑りやすい山と思い浮かぶのは、岡山県の笠岡市の「沙美アルプス(備南アルプス)」です。ここもどこ歩いても滑って大変でした。5月下旬なのに蒸し暑いし、コースは長いし、水切れするし大変でした💦
【沙美アルプス(備南アルプス)の山行記録】https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6835573.html
　今は冬なので気になるのは不安定な天候のみ。
　どちらの山も登山道自体は整備されていて、（鷲峰山は序盤の超滑りやすい場所を除けば）楽しく登山できます。
　残念なのはどちらも見ておきたい文化財をスルーしてしまったこと。高滝山は「磨崖仏」、鷲峰山は「毘沙門天浮彫」。前者は写真には写っていたみたいですが、ちゃんとこの目に焼き付けておきたかったです😿

　高滝山はトレイルランニングの大会が開かれているみたいですね。ルートは複数あるので、全部周ろうとすればそれだけで1日を潰せそう。今回は目下「岡山県百名山」の踏破がしたかったので、メインの木野山登山ルートだけにしました。
　もしかして「らくルート」に高滝山と正木山が結ばれていましたが、トレランされてる方はこの2座を登ったりするんでしょうか。興味はありますが、美作市からここまで来るのが大変で遠慮します💦

　鷲峰山は吉備大臣宮の駐車場からスタート。文化財が多く歩き回るだけでも見ごたえあると思います。吉備真備公という偉人が祀られています。正直「吉備」と「真備」という地域があったのかと思ってましたが、1人の名前だったんですね💦
　鷲峰山は本来でしたらこの北にある「高山」とセットで登りたかったんですけど、タイムアップで断念。今回は高山まで行く気力はなく、あくまで登っていなかった鷲峰山だけに的を絞りました。だって、「高山」荒れていて行くの大変なんですもの…。セットで登る方はぜひ穴門山神社まで足を延ばしていただきたいです。こちらも人の手が入っているのか入っていないのか分からないぐらい廃れた神社が遺っています。
【高山の山行記録】https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6838548.html

　鷲峰山の近くに高妻山という山があるのですが、今回は行っても良かったのですが微妙な時間だったので行きませんでした。「改訂版 新ルート岡山の山百選」のさらにリニューアル版の『新・岡山の山100選』に入っている山です。山登りしかしていないと、街並みの散策の時間が足りないんですよね…。

　というわけで、岡山県百名山も残り1座となりました。