吾国山,前山
- GPS
- 09:03
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 974m
- 下り
- 969m
コースタイム
- 山行
- 8:09
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 9:01
天候 | 小雪 後曇り 後快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
地元茨城での山行を色々と考えたが,天気状況からして北の地域は往路での道路凍結が気になったので,先週に引き続き吾国山を別ルートから登ることにした。前回は見られなかった日光方面の山を眺めること,それに前回は見つけられなかった前山の山名標を見ることを目標とした。福原駅出発で6時間足らずの行程のはずだったが,迷走に次ぐ迷走で8時間半の山行となった。
自宅を3時46分に出発。この時,3℃だった気温が5時10分に駅の駐車場に着いた時には0℃となり,途中から降り始めた小雪はまだ完全には止んでいなかった。ただ,空には月も顔を見せていたので,その内に止むだろうとは思えた。駐車場に置いてあった封筒に料金の500円を入れて,ポストに投入し,5時半過ぎに出発する。未だ,雪がちらついているので,雨具の上を着込む。
歩き始めて10分ほどしたころに,南に進むはずが西に向かっているので,GPS地図で確認するが,周囲は未だ暗闇で判然としない。取敢えず,どこかで北関東自動車道と交差するはずだと思い,南進することにする。3,40分した所で,高速道路下のトンネルの明かりでじっくりとGPSを確認し,とんでもない間違いを見つける。出発地点が計画していた福原駅ではなく,羽黒駅だったことが判明。道理で地形図と実際とが合わないわけだ。多分,車のナビに目的地を登録した際に一駅間違えたのだろう。間抜けな話。今更戻るのも馬鹿らしいので,このまま高速道路沿いの車道を進むことにする。
ほぼ舗装された車道が続いたが,JGM笠間ゴルフクラブの北側付近は,暗い林の中にある踏み跡を辿る必要があった。また,GOLF5カントリー かさまフォレストの北側でも,10m程だったが,猛烈な藪漕ぎがあって,種だらけになってしまった。ということで,「吾国山ハイキングコース分岐」に辿り着いたのは,予定よりも1時間半遅れだった。本来の登りを始める前に随分と時間を使ってしまった。しかし,ここからは,道標もしっかりとした歩き易い道が続いた。途中からは路に雪が残っていて今シーズン初めての雪上歩き。気温は低かったので山頂では長居できないと思い,手前の福原分岐にあるベンチで,3時間行動後の初めての休憩。
この少し手前で,吾国山からの下りに使おうと思っていた沢筋の登山路を探したが,カタクリ保護のためだろうか,ロープが張ってあり使用できなそうだった。その代わりに少し先に行った処の尾根筋に踏み跡がありそうだったので,「みんなの足跡」で利用されていることを確認しておいた。
朝食のおにぎりを食べた後,吾国山へ登ると先週は雲で見えなかった日光や那須の山並みが遠望でき,目的の一つが果たせた。やはり風が冷たいので早々と下りにかかり,先ほど見つけた尾根の踏み跡を辿る。最初は結構,急な所もあり,落ち葉も積もっていて滑り易かった。どちらかというと登りに使ったほうが良かった。途中から路は沢筋に沿うようになり,地形図と一致していた。30分ほどで山頂から林道今泉吾国線まで降りることができた。
ここから前山までは先週歩いたルートを逆に歩くだけと,気楽に考えていたのが気の緩みだろう。前山への縦走路への入り口を通り過ぎてしまい,何とかなるだろうと,それらしい尾根筋を降り始める。始めのうちは踏み跡があったが,次第に藪が濃くなり,沢に行き着く頃には進むのに結構時間がかかるようになっていた。ここは,一旦,林道まで戻ることに,20分ほどかけて林道まで登り返す。
降り口を求めて林道を少し戻り,地形図とコンパスで方角を確認した後,再び,下降を始めた。しかし,北へ進むところを途中で東に転じてしまっていたようだ。先ほど引返した沢の地点に辿り着いてしまった。ここで,また引返すのも癪だし,後300m位で林道にも出られそうだったので,沢に沿って下り続けた。10分ほどで左手に林道と人家らしきものが見えたので,最後につるが絡まりあった藪を強引に突破して舗装された林道に出た。
林道は直ぐに未舗装となり,草が生えた路となるが10分ほどで前山に至るコルに出た。本来は20分ほどの距離に2時間近くかかったことになる。ここからは,踏み跡通りに進めば問題ないことは前回経験済みである。前山の三角点は,登山路から数メートル離れた位置にあったので,その気になって探さないと見つからないだろう。兎も角,これで2つ目の目標もクリアーできた。この時点で予定よりも3時間遅れだったので,この後に予定していた富士山への継続をやめて,下の路を通って福原駅に戻ることにした。
前山から林道への下りは踏み跡も不明瞭なので,北西方向の尾根を外さないようにだけして適当に歩く。一部でやや藪があったが,それほど酷いものはなく,20分足らずで林道に着く。このまま林道を高速道路まで降りて車道を歩けば,1時間足らずで福原駅に到着すると思われた。しかし,ずっと車道を歩くのも面白くないので,地形図を睨んで仕事路がありそうな地形を探した。すると林道から直線距離で300m程で徒歩道に出られそうな所がある。注意しながら歩いていると実際に踏み跡らしきものが斜上しているので,小さな尾根に取り付き,登り始める。最初は歩き易かったが,次第に崩れやすい地面になりトラバースし辛かったので,真っすぐに尾根を登ることにする。10分ほどで地形図の道に出られると予想していたが,実際には30分かかった。GPSで確認すると,出た位置も想定から100m程離れていた。この時点でスマホ電源は3%しか残っておらず,当てにはできない。平坦な尾根の上なので方向を見定めるのが難しく,踏み跡もはっきりしない。時折,コンパスを見ながら樹木の薄そうなところを狙って進むが,肝心なポイントで方向を間違えたようだ。藪密度が高く,崩れそうな沢筋を200m程下ると平坦な所に出た。直ぐに人家と道路が見え,現在地の確認ができた。後は,車道を淡々と歩くだけ。昼前頃から空はすっかり快晴となっており,車も少ないので,快適な車道歩きだった。
福原駅に14時34分に到着し,駅の時刻表を見るとなんと14時39分に電車が来る。1時間待ちぐらいは覚悟していたのに,ラッキー。直ぐにやってきた電車に飛び乗り,5分で羽黒駅に到着した。未だ,帰宅時間帯にはかかっていなかったので1時間半ほどの運転で,16時半には帰宅できた。
今回は,スマホの充電口のトラブルで電池切れ寸前となり,GPS使用を極力抑えた。そのためもあって,迷走を続ける羽目になったが,色々と経験値も上がったと思う。今後の山行に生かしたい。
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