記録ID: 7625830
全員に公開
アルパインクライミング
赤城・榛名・荒船
裏妙義木戸壁右カンテ、そして木戸の頭
2024年12月26日(木) [日帰り]
群馬県
TtmDeriv
その他1人
体力度
1
日帰りが可能
- GPS
- 07:08
- 距離
- 1.8km
- 登り
- 160m
- 下り
- 362m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 7:08
距離 1.8km
登り 160m
下り 362m
天候 | 晴れ、木戸の頭では風強め |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
https://www.youtube.com/playlist?list=PLNdyNlVYCXFWAYf8cdLOWQ-aAfkmi0TGZ 木戸壁右カンテは手・足ともホールド豊富。但し、ホールドがポロっと取れる可能性があり、そこだけ注意して登った。若干のハングがあるが、フットホールドにちゃんと荷重していけばイージー。2P目と4P目が難しいと言われるが、2P目の方が少し難しいかも。全体的にかなり簡単ではある。 明日も榛名黒岩でフリーをするのと、最近クライミング続きで疲れていたので、今日は木戸壁右カンテだけで終わる予定だった。しかし、余りに簡単で時間が余っているので、悩んだ結果、ピッチを継続して木戸の頭まで行くことに。 木戸壁右カンテ終了点からのトラバースは短いが少し嫌らしい。トラバースを終え、超短くピッチを切ったが、途中の中間支点でスリングを1本使い、それでスリングがなくなってしまう。ちゃんと終了点で受け渡しをしなかった完全なるミス。トラバースの先の木の根っこにクイックドロー2本で無理やり支点を作り、かなり危なげなセカンドビレイをする羽目になってしまった。 継続2P目はピンの数が少なく、少し悪い。みんながステミングが有効と書いていたが、その通りだった。リードが悪魔の爪の手前の岩角で終了点を作ったが、風が強くなり、そこからの声が殆ど聞こえなかった。仕方がないので、ノーコールで勘を働かせて登る。これもトランシーバーがバッテリー切れになるというアクシデントのせいだった。 継続3P目は、悪魔の爪の一番右のクラックを登る。悪魔の爪は写真で見るより極端に規模が小さい。高度感は全く感じなかった。リングボルトがかなり多めに打たれているが、ホールド豊富でイージー。しかし、木戸の頭までの継続ピッチは3Pだとみんな書いていたのに、悪魔の爪を登ってすぐのピナクルにしっかりした終了点が出てきた。しかし、「木戸の頭」の看板が見当たらない。「おかしいな...」と思いながらも、これ以上ピッチを継続すると声が届かなさそうなので、ここでピッチを切った。 継続4P目はほぼ平坦だが、右が切れ落ちた痩せ尾根を行く。重心を落とし、手を尾根の岩に付けながら渡り切る。このピッチは木戸の頭の取付きまで。ここから木戸の頭までは、フリーで行けそうな単なる登りなので、ここでクライミングシューズからアプローチシューズに履き替えた。 木戸の頭までは、簡単な岩登り。登り切ると無事に「木戸の頭」の看板が出てきた。少し尾根を先まで歩くと、先のピナクルに懸垂支点が作られていた。木戸前ルンゼの方へ下りるためのものなのだろうか?木戸の頭ではかなり風が強く、ここまで暖かったのが嘘のように、年の瀬の寒さを味わう。 木戸の頭からの懸垂下降は4発。 1、2、3発目は50メートルダブル折り返しで届く。4発目は50メートルダブル2本を連結しないと届かない。 1発目が一番スッキリしていて気持ちいい。木戸の頭の看板の左手に長いロープスリングが用意されていて、カラビナが付けられていた。この長いロープスリングのお陰で、50メートルダブルロープ折り返しで下まで届いた。ここは木もなくスッキリしているので、普通にロープを下まで投げてなんの問題もなかった。 2発目は、1発目の終了点から少し歩きで下る。少し下るとロープが出てきて、それを使ってさらに下る。するとロープに輪っかを作っただけの懸垂支点が現れる(もしかしたらカラビナ付いていたかも)。枝が鬱陶しいぐだぐだのルンゼを下りる。 3発目が一番嫌らしい。支点はロープを輪っかにしただけのもの(カラビナはなし)。しかも、そこに唯一ある木の根元にくくりつけられているとは思うものの、土に埋まっていてどう結び付けられているか見えない。輪っかには摩擦痕があったので、みんなこれを使って懸垂しているもよう。しかも、この木はあまり太さがなく、揺すると動くのでかなり不安だった。ロープを直接この木に回して懸垂しようとも思ったが、引っ掛かりそうで、やはり元々あるロープの輪っかを使った。さらに、最初の出だしが切れ落ちていて足場がなく、かなり怖い。支点の木にしがみつきながら懸垂をスタートした。 4発目の支点は3発目のスタート地点から見えている。近くに行くと、新しいロープにカラビナが付いたしっかりした支点で安心感あり。ただ距離がかなり長いので50メートルダブル1本の折り返しでは届かず、ダブル2本を連結して懸垂下降。これで安全に歩いて下れるところまで下りることができる。 後は普通に登山道を歩き、木戸壁右カンテルートの取付き近くの石室まで行き、デポした荷物を回収。行きと同じ道で旧国民宿舎駐車場まで戻る。 |
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