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Yamareco

記録ID: 7645146
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

[登り納めの北アルプス] 燕岳

2024年12月29日(日) ~ 2024年12月30日(月)
 - 拍手
体力度
9
2~3泊以上が適当
GPS
18:19
距離
39.4km
登り
3,219m
下り
3,286m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:44
休憩
1:51
合計
9:35
距離 18.1km 登り 2,410m 下り 502m
2:56
4
有明山神社登山者駐車場
3:09
3:12
36
4:57
40
6:45
18
7:03
7:05
1
7:06
7:59
31
8:30
8:37
23
9:00
9:10
36
9:46
9:52
25
10:17
10:23
28
10:51
11:14
17
11:31
11:32
59
12:31
2日目
山行
6:02
休憩
2:29
合計
8:31
距離 21.4km 登り 809m 下り 2,785m
8:10
6
8:16
24
8:40
7
8:47
9:07
4
9:11
11
9:22
9:23
7
9:30
10:36
30
11:06
8
11:14
11:25
13
11:38
11:45
9
11:54
11:55
14
12:09
12:13
7
12:20
12:43
15
12:58
13:11
2
13:13
11
13:24
49
14:13
14:14
41
14:55
62
16:21
16:22
5
16:41
有明山神社登山者駐車場
天候 1日目:曇り〜雪、2日目:快晴
過去天気図(気象庁) 2024年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
安曇野IC ー 有明神社登山者用駐車場 車、約30分
コース状況/
危険箇所等
指導標は多く、トレースもしっかりあり、迷う場所はありませんでした。
登山道に、特に危険な場所はありません。
有明神社から中房温泉までの道も凍結は比較的少ないです。
※早朝の往路の登りより、午後の復路の下りの方が滑りやすいです。
 それでも、車道ではアイゼン不要でした。
その他周辺情報 登山後の食事は、やはりお肉。近くの「やきにく食堂 ふーさん」に寄りました。
温泉は「しゃくなげの湯」に寄りました。サウナ付きで600円/人。コスパ高いです。
有明神社から出発。冬季は槍ヶ岳矢村線のゲートが閉じられるため、登山口(中房温泉)まで約12kmを歩きます。
2024年12月29日 03:06撮影 by  E-PL9, OLYMPUS CORPORATION
12/29 3:06
有明神社から出発。冬季は槍ヶ岳矢村線のゲートが閉じられるため、登山口(中房温泉)まで約12kmを歩きます。
随所に中房温泉までの残り距離が表示されていて、進み具合が確認できます。2時間で中間地点の6kmまで来ました。
2024年12月29日 05:11撮影 by  E-PL9 , OLYMPUS CORPORATION
12/29 5:11
随所に中房温泉までの残り距離が表示されていて、進み具合が確認できます。2時間で中間地点の6kmまで来ました。
途中で中房温泉のブルドーザーが来てくれました。道を均した所は歩きやすくて助かります。
2024年12月29日 05:47撮影 by  E-PL9, OLYMPUS CORPORATION
12/29 5:47
途中で中房温泉のブルドーザーが来てくれました。道を均した所は歩きやすくて助かります。
4時間で中房温泉の登山口に到着。お手軽なラーメン朝食にしました。温かさが身に沁みます。
2024年12月29日 07:20撮影 by  E-PL9 , OLYMPUS CORPORATION
12/29 7:20
4時間で中房温泉の登山口に到着。お手軽なラーメン朝食にしました。温かさが身に沁みます。
北アルプス三大急登の登山道に入ります。定期的にベンチポイントなどあり、ペースが確認できます。
2024年12月29日 08:36撮影 by  E-PL9 , OLYMPUS CORPORATION
12/29 8:36
北アルプス三大急登の登山道に入ります。定期的にベンチポイントなどあり、ペースが確認できます。
合戦小屋。ここまでは穏やかな雪山でした。
残念ながら、今日はスイカ販売していないようです。
2024年12月29日 11:00撮影 by  E-PL9 , OLYMPUS CORPORATION
12/29 11:00
合戦小屋。ここまでは穏やかな雪山でした。
残念ながら、今日はスイカ販売していないようです。
合戦小屋から燕山荘までの稜線は、風速20m/s以上の予報通り、突風が入る強風でした。小屋までの写真が無いのはご察しください…。
2024年12月29日 13:35撮影 by  E-PL9, OLYMPUS CORPORATION
12/29 13:35
合戦小屋から燕山荘までの稜線は、風速20m/s以上の予報通り、突風が入る強風でした。小屋までの写真が無いのはご察しください…。
燕山荘のランチと言えばビーフカレーとケーキセット。外の吹雪とは対照的な、穏やかなお昼になりました。
2024年12月29日 13:39撮影 by  E-PL9 , OLYMPUS CORPORATION
1
12/29 13:39
燕山荘のランチと言えばビーフカレーとケーキセット。外の吹雪とは対照的な、穏やかなお昼になりました。
燕山荘は噂にたがわず最高でした。お手洗いの水ですら温かい!
2024年12月29日 14:33撮影 by  E-PL9 , OLYMPUS CORPORATION
1
12/29 14:33
燕山荘は噂にたがわず最高でした。お手洗いの水ですら温かい!
2段ベッドは3人づつのボックスになっています。今日は3人分スペースを2人で広々使うことができました。ありがたい。
2024年12月29日 15:00撮影 by  E-PL9, OLYMPUS CORPORATION
12/29 15:00
2段ベッドは3人づつのボックスになっています。今日は3人分スペースを2人で広々使うことができました。ありがたい。
雪山でこんな夕食を頂けることに感謝しかありません。燕山荘グループ代表の赤沼さんのお話も聞けました。明日は晴れ予報とのこと!
2024年12月29日 17:07撮影 by  E-PL9, OLYMPUS CORPORATION
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12/29 17:07
雪山でこんな夕食を頂けることに感謝しかありません。燕山荘グループ代表の赤沼さんのお話も聞けました。明日は晴れ予報とのこと!
2時過ぎに起きて星空撮影へ。前日は吹雪いて見えなかった燕岳を撮影できました。
北の空が薄っすら色づいているのは、オーロラ…では無いよな?
2024年12月30日 02:23撮影 by  E-PL9 , OLYMPUS CORPORATION
3
12/30 2:23
2時過ぎに起きて星空撮影へ。前日は吹雪いて見えなかった燕岳を撮影できました。
北の空が薄っすら色づいているのは、オーロラ…では無いよな?
燕山荘と安曇野の夜景。
2024年12月30日 02:27撮影 by  E-PL9, OLYMPUS CORPORATION
12/30 2:27
燕山荘と安曇野の夜景。
撮影時は気づかなかったですが、左端に槍ヶ岳も撮影できました。今回から広角レンズで星空撮影したおかげだ。
2024年12月30日 02:33撮影 by  E-PL9, OLYMPUS CORPORATION
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12/30 2:33
撮影時は気づかなかったですが、左端に槍ヶ岳も撮影できました。今回から広角レンズで星空撮影したおかげだ。
6時に朝ごはん。今日は行動時間が長いので多めにおかわりしました。朝食後に日の出を見に小屋外へ。
2024年12月30日 06:02撮影 by  E-PL9, OLYMPUS CORPORATION
12/30 6:02
6時に朝ごはん。今日は行動時間が長いので多めにおかわりしました。朝食後に日の出を見に小屋外へ。
南に富士山のシルエットが見えます。予報通りの良い天気です。
2024年12月30日 06:21撮影 by  E-PL9, OLYMPUS CORPORATION
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12/30 6:21
南に富士山のシルエットが見えます。予報通りの良い天気です。
北には燕岳。ほんのり赤くなってきました。
2024年12月30日 06:23撮影 by  E-PL9, OLYMPUS CORPORATION
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12/30 6:23
北には燕岳。ほんのり赤くなってきました。
西には裏銀座の黒部五郎、鷲羽、水晶。
2024年12月30日 06:23撮影 by  E-PL9, OLYMPUS CORPORATION
12/30 6:23
西には裏銀座の黒部五郎、鷲羽、水晶。
南西に、槍ヶ岳。一通り撮影した後は、極寒の稜線で太陽待ちです。
2024年12月30日 06:25撮影 by  E-PL9, OLYMPUS CORPORATION
12/30 6:25
南西に、槍ヶ岳。一通り撮影した後は、極寒の稜線で太陽待ちです。
そして、ご来光。日射の暖かさに感謝・・・。
2024年12月30日 06:55撮影 by  E-PL9, OLYMPUS CORPORATION
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12/30 6:55
そして、ご来光。日射の暖かさに感謝・・・。
黒いシルエットだった富士山も赤く。
2024年12月30日 06:55撮影 by  E-PL9, OLYMPUS CORPORATION
12/30 6:55
黒いシルエットだった富士山も赤く。
槍ヶ岳のモルゲンロート。
2024年12月30日 06:58撮影 by  E-PL9, OLYMPUS CORPORATION
12/30 6:58
槍ヶ岳のモルゲンロート。
目の前の燕岳がダントツで赤かった!
まったりしたかったですが、稜線は寒すぎて10分程で小屋に戻りました。
2024年12月30日 07:00撮影 by  E-PL9, OLYMPUS CORPORATION
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12/30 7:00
目の前の燕岳がダントツで赤かった!
まったりしたかったですが、稜線は寒すぎて10分程で小屋に戻りました。
小屋でお湯を沸かしたり少しゆっくりした後に燕岳に向かいました。イルカ岩に着きましたが・・・雲が増えてきてしまったなぁ。
2024年12月30日 08:16撮影 by  E-PL9 , OLYMPUS CORPORATION
12/30 8:16
小屋でお湯を沸かしたり少しゆっくりした後に燕岳に向かいました。イルカ岩に着きましたが・・・雲が増えてきてしまったなぁ。
が、少し歩いていると、雲が抜けていき・・・、
2024年12月30日 08:23撮影 by  E-PL9 , OLYMPUS CORPORATION
12/30 8:23
が、少し歩いていると、雲が抜けていき・・・、
槍ヶ岳、再び。
テンション上がりまくりです!
2024年12月30日 08:37撮影 by  E-PL9 , OLYMPUS CORPORATION
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12/30 8:37
槍ヶ岳、再び。
テンション上がりまくりです!
燕岳も快晴になりました。山頂まであと少し。
2024年12月30日 08:37撮影 by  E-PL9 , OLYMPUS CORPORATION
12/30 8:37
燕岳も快晴になりました。山頂まであと少し。
そして燕岳に登頂!山頂にはもう1パーティおり、写真を撮りあったりして燕岳を堪能しました。
2024年12月30日 09:00撮影 by  E-PL9 , OLYMPUS CORPORATION
12/30 9:00
そして燕岳に登頂!山頂にはもう1パーティおり、写真を撮りあったりして燕岳を堪能しました。
イルカ岩に戻ると、帰りは槍ヶ岳とのツーショットも撮れました。やった。
2024年12月30日 09:22撮影 by  E-PL9 , OLYMPUS CORPORATION
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12/30 9:22
イルカ岩に戻ると、帰りは槍ヶ岳とのツーショットも撮れました。やった。
小屋に戻って、再びまったり。そして10:30に出発しました。
2024年12月30日 10:31撮影 by  E-PL9 , OLYMPUS CORPORATION
12/30 10:31
小屋に戻って、再びまったり。そして10:30に出発しました。
昨日は吹雪いていた稜線。今日は快適ですね。
2024年12月30日 10:49撮影 by  E-PL9 , OLYMPUS CORPORATION
12/30 10:49
昨日は吹雪いていた稜線。今日は快適ですね。
雲の流れが速いなか、最後に槍ヶ岳も見納めできました。
2024年12月30日 10:49撮影 by  E-PL9 , OLYMPUS CORPORATION
12/30 10:49
雲の流れが速いなか、最後に槍ヶ岳も見納めできました。
合戦小屋。この先は樹林帯に入ります。
2024年12月30日 11:14撮影 by  E-PL9 , OLYMPUS CORPORATION
12/30 11:14
合戦小屋。この先は樹林帯に入ります。
樹林帯のトレースはしっかりで、下りでも迷う場所は全くありません。
2024年12月30日 12:08撮影 by  E-PL9 , OLYMPUS CORPORATION
12/30 12:08
樹林帯のトレースはしっかりで、下りでも迷う場所は全くありません。
第1ベンチで昼ご飯のラーメン。美味しい。
2024年12月30日 12:29撮影 by  E-PL9 , OLYMPUS CORPORATION
12/30 12:29
第1ベンチで昼ご飯のラーメン。美味しい。
中房温泉に到着。あとは林道ですね。
2024年12月30日 13:03撮影 by  E-PL9 , OLYMPUS CORPORATION
12/30 13:03
中房温泉に到着。あとは林道ですね。
この子は昨晩のブルかな? お仕事ありがとう!
2024年12月30日 15:41撮影 by  E-PL9 , OLYMPUS CORPORATION
12/30 15:41
この子は昨晩のブルかな? お仕事ありがとう!
そして、有明神社に到着。お疲れさま〜!
2024年12月30日 16:37撮影 by  E-PL9, OLYMPUS CORPORATION
12/30 16:37
そして、有明神社に到着。お疲れさま〜!
撮影機器:

感想

9年ぶりに燕岳に登ってみました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-685135.html
前回は大天荘に泊まったため燕山荘はお昼休憩で通過になりましたが、今回は初の燕山荘泊です。

初日は予報通りの強風だったため燕山は見合わせて、お昼に燕山荘に到着したあとは小屋でケーキセットを頂いて、まったり過ごしました。
ランチ後はストーブでほっこりしたり、明日の準備をしたり。
そして、夕食を食べてゆったりとした時間を過ごせました。

その分、2日目は行事がてんこ盛りです。
深夜の星空撮影に始まり、ご来光、ピークハント。
前日と打って変わっての快晴で、最高の燕岳を堪能できました。

宿泊した燕山荘は、もう素晴らしいの一言です。
厳冬期に標高2,700mの稜線で宿を提供するために、どれほどの人の尽力があったのか。
この宿が無ければ、今回の景色に出会うこともできなかったです。
感謝しかありません。

心残りとしては、夕日を見ることができなかったこと。
いつかまた、夕日を求めて雪の燕山荘に来てみたいです。

燕山荘の年末年始営業は噂で知っていましたが、まさか自分が行けるとは思っていませんでしたが…とうとう行ってしまいました!!登山の1週間前からは、行けるのか?無事に帰ってこれるのか?と緊張で胃が痛くなるほどでした。寒さ対策はどうするか…、行動食でどうやってカロリーを補うか…ばかり考えていました。こんなに緊張した登山は本当に久々です。いや、初めてかも??

結果としては、1日目の登りは景色には恵まれませんでしたが、周りが見えない分、ながーい林道やアルプス3大急登が気にならないくらいに目の前の一歩に集中できましたし、素晴らしい燕山荘のおもてなしと、北アルプスの荘厳な景色を堪能できた大満足の登山となりました。
燕山荘の夕食の時間には、オーナーの赤沼さんの貴重なお話を聞くことができ、この厳冬期の2700mの高地で過ごせることがどんなに幸せで、特別なことか、を改めて感じました。燕山荘の運営スタッフの方々には本当に感謝しかありません。2回目の燕山荘泊でしたが、まだ夕日を見れていないので、次回は夕日をぜひ堪能しに伺いたいです。

それにしても、両足のかかとが靴擦れしてしまったことは次回の登山への反省点です。冬靴がなかなか足に馴染まないことはわかっていたんですが、靴下を厚めにしたから大丈夫かな、と思ったことが油断になりました。次回までに履き慣らしておかなければ。

ただ、靴擦れの反省を差し引いても、実りある、自信につながる最高の登山でした。冬山って本当に楽しい!!

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