富士見高原から編笠山と西岳周回
- GPS
- 07:31
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,472m
- 下り
- 1,470m
コースタイム
- 山行
- 6:28
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 7:27
天候 | 晴れ後曇り 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪は標高1800メートル付近をようやく出始めるが、2000メートルを超えるまで繋がらない。今日の雪質であれば12本爪のアイゼンよりもチェーンスパイクが適切と思う。 |
写真
感想
富士見高原の駐車場にはまだ暗い6時前に到着。気温は氷点下2度ほど。明るくなってから行動したかったが早めが吉と思うので、ヘッドライトを点灯して準備し6:17に行動開始。周囲に積雪は全くなし。雪道用の重い登山靴で歩く。最初はダートの林道を進み30分ほどして登山口のようなところに至る。この時点で明るくなりライトは不要。歩き始めは寒くて仕方なかったが、十分温まったので衣類の調整をする。とその時Zさんが水筒を忘れたことに気付く。一人で歩いて戻ると言うが、どこかで止まって待つのも寒いのでこちらも駐車場まで付いて行くことに。せっかく暗い時間から歩き出したのに。7時過ぎにようやく駐車場へ戻る。気持ちを切り替えて再スタートと言いたいが、簡単には切り替わらない。それでもなんとか7:10に行動再開。忘れ物は本当にやめて欲しい。再度同じ林道を歩いて先を急ぐ。こういう時に限って足元が重くペースが上がらない。急いでも仕方ないが気持ちは焦る。引き返した場所まで戻り、更に進む。とりあえず天候は良いので敗退はしたくない。とはいえ登山道に入っても積雪は全くなくて、いつになったら出てくるかも分からない。この時期のこのルートは何度か歩いているが、今年ほど積雪が少ないのは初めてだ。重い登山靴と重いアイゼンが全く不似合いだがこれしか道具はないので観念して進む。積雪は標高を上げても上げても出てこず、1800メートル付近でようやく少し見られるようになってきた。しかしこの時点では雪はまだまばらで、繋がるようになったのは2000メートルを超えてからだった。そしてきれいな雪の上を歩けるようになったのは更にもっと上だった。天気は良いのだが尾根通しの登山道は寒く、休憩を最小限にして歩いていても手の先がジンジンするほどだった。たまらずアウターグローブも重ねて保温したが、それでもまだ手先の感覚はしばらく戻らなかった。この尾根歩きの間はとにかく寒く、着込んで歩いても寒いくらいだった。更に標高を上げると樹間が広くなり日がさすようになってきた。こうなると風が多少あっても暖かく感じる。森林限界を超える手前で防寒装備を整える。結局ここまでアイゼンなしで、この先も積雪は少なそうだったのでアイゼンは付けずに進むことに。森林の外に出ると寒風に晒されるかと思ったが意外に暖かく、ジャケットはあってもなくても問題ない程度だった。山頂直下の岩場は雪がやはり少なく、アイゼンよりもつぼ足のほうが歩きやすかった。ここまで上がると展望がよく、遠くに富士山や近くには南アルプスがよく見えた。中央アルプスも見えたが北アルプスは雲に覆われていて見えなかった。岩場のこなしつつ標高を上げ、10:29に編笠山の山頂に到着。ここも風が弱くて凌げる気候だった。風があったら即下るつもりだったが、天気良く風弱く、展望が良かったのでしばらく座って休憩することに。八ヶ岳の主峰がよく見えた。出がけに色々トラブルもあったが、とりあえずここまで上がってきてよかった。
山頂で休憩後は西岳方面を目指す。編笠山から一旦大きく下って青年小屋を目指す。ここは積雪が豊富でしかも雪質も良く、歩いていて楽しかった。正面に見える権現岳とギボシも立派だ。青年小屋に降り切る手前には岩場があって慎重に通過した。ここも雪が少ない。小屋周辺で言えばテント場は地面が露出していて、この時期とは思えなかった。青年小屋まで降り切ったらその後は西岳まで樹林帯を歩く。ここも積雪豊富で歩いていて快適だった。しかしZさんは登りの足がもう残っていないようで、ペースダウンしていた。緩い登りと緩い下りを繰り返して西岳には11:55に到着。編笠山から見て積雪のない地面が露出していたところが西岳のピークだった。この時間になると雲が出てきたが風はほぼないので寒さはあまり感じなかった。岩の上に腰掛けて休憩する。少し飲み食いしたら下山開始。が、この下山が少し厄介だった。下り始めの雪が豊富な箇所は良いのだが、標高が下り積雪が少なくなると雪と岩のミックスが出始め歩きにくくなった。12本爪のアイゼンは持参しているが、ここでこれを使ってもペースはあまり変わらないと思われ、チェーンスパイクの利用が最も適当と思われたが、今日は持参しなかったのでつぼ足で下るしかなかった。滑りやすい箇所多数なのでとにかく慎重に進む。下りも何度か林道と交わりながら距離を伸ばす。下りもやはり1800メートル付近で雪が消えて、それ以降はもう普通の登山道となった。下り切ると水場があり、例年この時期は凍結しているのだが、今日は水場としてまだ機能していた。気温が高いのが要因だろう。ここまで来れば安全圏。滑るところもなく安全に歩ける。みたび登山道の入り口に至り、後は消化試合的に駐車場まで進む。クルマには13:44に到着。駐車場付近は風が抜けて寒かった。クルマの台数はまだ多く、ハイカーが多数山中にいることが想定された。
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