長者ヶ岳・天子ヶ岳から田貫湖を周回―雪の薄い富士山
- GPS
- 05:10
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 919m
- 下り
- 921m
コースタイム
天候 | 晴ときどき曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
天子山地の中でも南部にあり交通アクセスの悪い長者ヶ岳と天子ヶ岳。
富士宮駅方面から田貫湖(休暇村富士)へのバスはあるが、帰り白糸の滝から河口湖駅方面のバスに乗ろうとすると、どうしても富士宮駅付近に前泊しないと無理そうで、何度も行こうと思ってそのままになってしまっていた。
先週に引き続き、友人が車を出してくれるというので、チャンスとばかりにこの長者ヶ岳と天子ヶ岳を提案した。
天子ヶ岳という名称から天子山地の代表的な山な気がするが、調べてみると展望はないようだ。
でもせっかくなので長者ヶ岳と天子ヶ岳を周回することにした。
河口湖ICから青木ヶ原樹海を突っ切る山梨県道71号線に入っていくと、所々舗装が白く凍っているようだ。
やはりこの時季にこの標高の場所に来るならスタットレスは不可欠だし、凍結した路面の運転にも慣れている必要があるだろう。
この時季にスタットレス&4WD(滑りにくいらしい。)の車を出してくれる友人に感謝である。
車の車外気温は-6℃位を示していてかなり寒い。
到着した田貫湖畔からは既に富士山がきれいに見えている。
西側に来ているので朝は少し逆光気味だ。
最初は田貫湖側は植林地帯だったが、植林地帯を抜けると樹々越しに富士山の姿を楽しみながら登ることができる。
ただ、長者ヶ岳山頂に到着すると、富士山に雲がかかってしまっていた。
明日天気が崩れるとの予報だったが、早めに南側から雲が流れてきているのかもしれない。
40分ほど山頂にいると、雲の切れ間から何回か富士山が頭を出す時間もあり、大満足。
西側の南アルプス方面は良く晴れていて、聖岳、赤石岳、荒川三山、塩見岳、白峰三山とほぼすべての姿を見ることができた。
山頂には温度計があり、だいたい-2℃位。
標高を上げたのに気温も上がっているということは、下の気温も上がってきているのだろう。
展望を堪能したので次は天子ヶ岳に向かって出発。
長者ヶ岳だけをピストンする人が多いのか急に人が少なくなる。
途中「上佐野」方面への分岐があり、この道が「東海自然歩道」らしいのだが、登山道は落葉に埋もれていて、あまり歩かれていないようだ。
「東海自然歩道」はけっこうマニアックなコースが多いような気がする。
天子ヶ岳に向かって、樹々の間からは間近に富士山が見えているのだが、枝が邪魔にならない場所はなく、天子ヶ岳の山頂も調べた通り展望は開けない。
スギの植林があったのでこの部分を伐採してしまえば富士山が見えるのにと思う。
展望が良くなればいきなり人気の山になりそうなポテンシャルがある。
天子ヶ岳から少し下ると、登山地図にはない「芝川」方面に下る標識があったが、ここも歩かれている形跡はほどんどない。
天子ヶ岳からの下りはけっこう急で、どんどん高度を下げていく。
ただ富士山に向かって下りていくので、時折樹々の間から真正面に富士山を眺めることができて楽しい。
そういえば、この時季にしては富士山の冠雪が少ない気がする。
すぐ頭上をパラグライダーが飛んでいく。
下りきったところにある林道を田貫湖方面に向かって歩いていくと、パラグライダー発着場なのか数人パラグライダーをたたんでいる人たちに遭遇。
友人が声を掛けると、本当はもっと先のところまで飛んでいく予定だったが、ここに降りてしまったとのこと。
やむなく降りるための場所だったようだ。
田貫湖畔までの林道歩きも、気温も上がって来ていて快適だった。
田貫湖畔の休暇村富士はとても豪華な建物で、リゾート地のような雰囲気。
田貫湖畔には、最近流行りの立体ローマ字のモニュメントまである。
公共交通機関での便が悪いからか今のところそんなに外国人観光客の波が押し寄せている雰囲気はなかったが、ここもその内大混雑になってしまうのだろうか。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する