快晴の武奈ヶ岳 イン谷口から坊村へ
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- GPS
- --:--
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,079m
- 下り
- 1,020m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰りは坊村から江若バスで堅田に出て湖西線。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
青ガレは落石が多いので避けた方がいいという看板がありました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
コンロ
コッヘル
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感想
8日にお墓参りのために京都に行った。
大阪の娘のところに泊まった翌日、比良山系の最高峰武奈ヶ岳に行くことにした。
10年前の春に比良山系を息子と1泊で縦走したときはあまり展望もよくなく、印象が薄かった。
今日はお天気が良さそで、初冬の今なら展望も期待できそうだ。
娘の家を5時前に出る。
新大阪から京都に出て湖西線と乗り継いで比良駅に着く。ここは無人駅のようだ。
駅の前では二人の年配の男性が黄色い旗を振って通学生の安全を守っていた。
「武奈ヶ岳に行きたいんですが、イン谷口へはこの道を行けばいいんですか?」
私は町中では方向音痴だ。
「比良山に行くんかね。だったら送って行ってあげるよ。ちょっとこの人を比良山の登山口まで送って行くから。10分ほどで戻るわ。」
もう一人の人にそう声をかけて私を車に乗せてくれた。
イン谷口までは車道を1時間歩くことになっていた。11月までの土日ならバスがあるようだが、今は通っていない。それを車で送ってもらえるなんてありがたい。
イン谷口のバス停の先で下ろしてくれた。
この先もしばらくは車道歩きのようだ。10分ほど歩くと車道が途切れた。地図とは違う。
おかしいと思って、ちょうど止まっていた関電の車から降りた男性に聞くと、イン谷口のバス停から少し戻った道を右に行かないといけないらしい。この道は釈迦ヶ岳に行く道だった。
イン谷口に戻る。20分のロスだったが、駅から歩くことを思えば楽だ。関電の方は工事のために山に入るとのことだった。出会っていなかったら、車道で遭難するところだった。ありがたい。
気を取り直してイン谷口に向かう。地図では車道のようだったが、今は四駆の車でも通れないだろう。
大山口で青ガレへの道から分かれてダケ道の登山道に入る。青ガレの道は落石が多く、避けるようにと看板が立っていた。とは言え最近の記録でもここを通る人は多いようだ。
単独行で初めてなので安全なダケ道を選んだ。
山の木はすっかり落葉していた。葉が落ちて明るくなった落ち葉の道を登っていく。
傾斜は緩やかで歩きやすい。
明るい開けた場所に出る。北比良峠だ。
昔はここまでロープウエイが通じていたらしい。 琵琶湖がよく見えた。
八雲ヶ原に着く。近畿では珍しい高層湿原だ。 10年前に息子と初めてのテント泊をした思い出の場所だ。
イブルキノコバを過ぎ、なだらかな道を登っていくと、武奈ヶ岳の山頂が近づいてきた。 笹原の道を登ると、武奈ヶ岳の山頂に着いた。
山頂からは真っな山が見えた。白山だ!
その右のほうにも遠く雪をかぶった山が見えた。 山頂にいた人とどこの山だろうねと話す。
よく知った人が「あれが御嶽山だ。」と教えてくれる。
琵琶湖の向こうに伊吹山が正面に見える。その左に御嶽山、右に中央アルプスが細長く見える。
御嶽山の左の山は乗鞍岳だろうか。
「以前来たとき、あべのハルカスが見えるって教えてもらったんです。」
そばにいた女性が言う。
よく見ると大阪方面に高い建物が見える。あれがあべのハルカスのようだ。
「あのあたりは台高山脈の高見山から三峰山だと思いますよ。あっちが鈴鹿山脈。」
目を転じれば白山の左のほうの海は日本海だ。若狭湾だ。
山頂には1本の木もなく笹原の武奈ヶ岳山頂からは360度の展望が望まれた。
写真を撮るが、自分のデジイチが修理中で借りてきたコンデジの使い方がイマイチわからず遠くの山はみんなピンボケになってしまって残念だった。
下りは反対側の坊村に下る計画だ。コースタイムでは2時間足らずだが何があるかわからない。
3時40分過ぎのバスを逃したらもう後がない。余裕を持って12時半に下ることにした。
山頂で話をした単独の年配の男性のKさん、女性のMさんと3人で一緒に下る。
このお二人は以前荒島岳で会って一緒に歩いたことがあるそうで偶然の再会に驚いていたのだ。
登りは一人で黙々と歩いたが、3人だと話が弾む。いろいろな山の話に花が咲く。
あっという間に登山口に着いた。
車で来た二人と別れてバス停に向かう。バスまで1時間以上あった。
登山口にあった明王院と地主神社を見て時間をつぶす。
バス停に来た年配の女性と話す。明王院にお参りに来たそうだ。
バスと電車を乗り継いで娘の家に戻る。
今日はいろんな人と話をした。これも単独行ならではの楽しみだ。
車に乗せてもらえたのも、おばさん一人だったからかも知れない。
快晴の武奈ヶ岳、こんなに周りの山がはっきりと見えるのは珍しいだろう。
充分満足したのでもう武奈ヶ岳には登らなくていいと思ったが、またデジイチを持って来たいなと思ったのでした。
本当に残念!!!
mayutsuboさん、こんばんは。
素晴らしいお天気に武奈にようこそ!
ここでこんなお天気と眺望に恵まれるのは
本当にラッキーでしたね〜♪
私は何度も行ってますが、白山がキレイに
見えたのは1度しかありません!
山はもちろん、素敵な出会いもあったようで
遠くからお越しいただいた甲斐がありましたね!
dolceさん、コメントありがとうございます。
山頂で出会った人たちもこんなに良く見えるのは珍しいと言っていました。
2回目の武奈ヶ岳ですが、前は4月末で霞んでいて琵琶湖がかろうじて見える程度でした。
こんなに展望がいい山とは思ってもいませんでした。
本当に楽しい山歩きになり、すべてにおいてラッキーでした。
前日に京都で母のお墓参りをしたのですが、そのおかげかな。
京都に行くとファイスに書いていたが、ついでにどの山に登るのかと思っていました。武奈ヶ岳は見晴らしのいい山で坊村の方からとイン谷口から2回登りました。親切な方もおるのですね、車道歩き少なくてよかったですね。大川口辺までは多分谷の防砂堰堤工事用の道路跡かと思いました。
sskamosikaさん、コメントありがとうございます。
大阪から電車やバスで行かれて展望のいい山を考えたら、武奈ヶ岳になりました。
電車だったので、登山口と下山口を変えられたのもよかったです。
想像以上に展望がよく大満足の山でした。
武奈ヶ岳は幾通りも登山コースがあって、次々と制覇したくなるところですね。
西南稜から山頂を望む景観と、八雲ヶ原湿原はのびのびとしていて素晴らしい。
山頂からは文字通り真っ白な白山と御嶽山、乗鞍岳を展望できるとはよほど空気が澄んでいたんでしょうね。
車で行けば達成できない縦走コース、うまく行かれました。さすがです。
お疲れさまでした
次はまた違ったコースでの挑戦を期待しています。
s_fujiwaraさん、コメントありがとうございます。
私は武奈ヶ岳は2回目です。1回目は10年前の息子との初テント泊の縦走でした。
テントをもらったので夏休みに北アルプス縦走を計画し、その予行演習でした。
バスを使って平から登り蛇谷ヶ岳からてんくう温泉に下山しました。
その時は八雲ヶ原でテント泊しました。
縦走で次々と山に登ったせいか、武奈ヶ岳の印象は強くありませんでした。
今回はじっくりと武奈ヶ岳と向き合えた気がしました。
この山は交通の便がいいですね。
また大阪の娘の所に行ったら登りたいと思います。
こんにちは。
関東にも京都にも登山拠点があってイイですね(笑)。
武奈ヶ岳、二度目ですか。
私は昨日、大菩薩嶺歩いたのですが、午前中は売りの好展望が見えず、ちょっと残念。
また歩きたくなります。
それにしても冬の山は気持ちイイですね。
tomhigさん、コメントありがとうございます。
ふっふっふっ!!!
3か所あるんですよ!!!
大阪、埼玉の川口、そうしてもう1か所はなんと松本です!!!
北アルプスの行きや帰りに寄れるので助かります。
この時期にしては珍しいくらい温かいですね。
この日も初冬というよりは秋って感じでした。
例年なら雪があってもおかしくない山にも雪はなさそうだし・・・
大菩薩嶺は大昔行ったことがあります。
富士山が良く見えました。
また記録を楽しみにしていますね。
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