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記録ID: 786064
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

甲斐駒ヶ岳 - 黒戸尾根から冬季日帰り初挑戦 -

2015年12月28日(月) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
13:54
距離
21.1km
登り
2,603m
下り
2,593m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
12:00
休憩
1:54
合計
13:54
距離 21.1km 登り 2,603m 下り 2,610m
3:41
3:49
120
5:49
5:53
88
7:21
7:24
18
7:42
7:46
67
8:53
8:57
2
8:59
9:04
43
9:47
10:00
57
10:57
11:11
60
12:11
12:30
34
13:04
13:06
20
13:26
13:44
33
14:17
14:20
1
14:21
14:37
43
15:20
13
15:33
53
16:26
59
17:25
17:26
4
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
竹宇駒ケ岳神社手前の、尾白渓谷駐車場利用
コース状況/
危険箇所等
標高1500mまでは無雪、2000mまでは雪は少ないが凍結箇所あり、その先山頂までほぼ雪道だが全てトレースはあった。七丈小屋より上はトレース上も足場が固まらない雪質。鎖場の鎖は全て出ていて使えた。
予約できる山小屋
七丈小屋
駐車場から登山路への入口にある、夜は特に不気味と言われているモニュメント。
2015年12月28日 03:30撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
12/28 3:30
駐車場から登山路への入口にある、夜は特に不気味と言われているモニュメント。
八丁登りで日の出を迎える。
2015年12月28日 06:55撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 6:55
八丁登りで日の出を迎える。
前屏風の頭を過ぎて鳳凰三山が見えた。
2015年12月28日 07:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 7:12
前屏風の頭を過ぎて鳳凰三山が見えた。
刃渡りは、登りはノーアイゼンで、下りはアイゼンで通過。
2015年12月28日 07:29撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 7:29
刃渡りは、登りはノーアイゼンで、下りはアイゼンで通過。
刀利天狗手前の桟道。
2015年12月28日 07:48撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/28 7:48
刀利天狗手前の桟道。
八ヶ岳は雪少ないな。
2015年12月28日 07:53撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/28 7:53
八ヶ岳は雪少ないな。
刀利天狗。ここでアイゼン装着。
2015年12月28日 07:59撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/28 7:59
刀利天狗。ここでアイゼン装着。
黒戸山を過ぎての下りで甲斐駒がついに見えた。
2015年12月28日 08:51撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 8:51
黒戸山を過ぎての下りで甲斐駒がついに見えた。
五合目小屋跡にはテントが数張り。
2015年12月28日 08:55撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 8:55
五合目小屋跡にはテントが数張り。
五合目から下り終わって、祠の裏から梯子・鎖の連続となる。
2015年12月28日 08:58撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/28 8:58
五合目から下り終わって、祠の裏から梯子・鎖の連続となる。
七丈小屋
2015年12月28日 09:50撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 9:50
七丈小屋
2015年12月28日 10:33撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/28 10:33
八合目御來迎場
2015年12月28日 10:54撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 10:54
八合目御來迎場
二本剱の大岩、ここが九合目?
2015年12月28日 11:33撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 11:33
二本剱の大岩、ここが九合目?
小窪地からあと少し。
2015年12月28日 11:41撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 11:41
小窪地からあと少し。
駒ケ岳神社奥社から目の前に山頂。一人着こうとしている。
2015年12月28日 12:03撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 12:03
駒ケ岳神社奥社から目の前に山頂。一人着こうとしている。
山頂に着いたぞ。
2015年12月28日 12:08撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 12:08
山頂に着いたぞ。
千丈岳は美しい。
2015年12月28日 12:09撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 12:09
千丈岳は美しい。
北岳、間ノ岳、荒川、塩見岳と見える。
2015年12月28日 12:09撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 12:09
北岳、間ノ岳、荒川、塩見岳と見える。
鳳凰三山の上に富士山。
2015年12月28日 12:10撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 12:10
鳳凰三山の上に富士山。
富士山アップ。
2015年12月28日 12:10撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 12:10
富士山アップ。
中ア方面
2015年12月28日 12:11撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 12:11
中ア方面
山頂にいた2人の片方に撮ってもらった。その人は北沢峠から往復。
2015年12月28日 12:13撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 12:13
山頂にいた2人の片方に撮ってもらった。その人は北沢峠から往復。
八ッ
2015年12月28日 12:27撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 12:27
八ッ
槍穂
2015年12月28日 12:27撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 12:27
槍穂
乗鞍岳
2015年12月28日 12:27撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 12:27
乗鞍岳
鎖場の下りは緊張する。
2015年12月28日 12:59撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 12:59
鎖場の下りは緊張する。
標高2000mを割ると雪は少ないが、路面凍結注意。
2015年12月28日 15:40撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/28 15:40
標高2000mを割ると雪は少ないが、路面凍結注意。
横手への道を分ける笹平分岐。登りは暗くて認識しなかった。
2015年12月28日 16:24撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/28 16:24
横手への道を分ける笹平分岐。登りは暗くて認識しなかった。

感想

 暮れに東京の家族宅に戻る途中、立ち寄る山として黒戸尾根からの甲斐駒ヶ岳を考えた。黒戸尾根を登ったのは2度目で、1度目は30年以上前の多分9月、その時は七丈小屋に泊まって北沢峠に抜けたので、日帰りは初めて。それも冬期では結構骨なのは目に見えているが、挑戦してみることにした。

 未明の尾白渓谷駐車場に到着。キャンプ利用者場、渓谷見学者が使える広大な駐車場で、駐車率としては少ないが専ら登山者が停めているにしては台数が多い様な気がする。入山届を提出し、一般車進入禁止の砂利道を歩いて駒ヶ岳神社へ。神社周りの道案内が不親切でしばし彷徨ったが、神社に向って左手に適当に行けば良かった。吊り橋を渡って登山路となる。

 登り始めは全く雪はなく、積もった落葉を掻き分けて歩く。剱岳早月尾根が取り付きから胸突き八丁なのに比べると、傾斜は緩く楽である。少なくとも初めの内は。標高1500mを越えて周りに雪が見られ、道には凍結箇所が出て来る。刃渡りを過ぎ、標高2049mの刀利天狗から先で本格的な雪道となり、ここでアイゼンを着けた。

 黒戸山の巻き道をだらだらと進んで、一旦下って五合目小屋後。テントが数張あった。さらに下って木の橋を渡ると、梯子、鎖の連続の急登となる。雪に埋まってはいないので、夏に比べて特に大変ではない。これをこなして普通に歩けるようになって七丈小屋に着く。

 七丈小屋は管理人が駐在して営業中だが、食事の提供は止めて素泊まりだけ。でもこの時期に泊り客は少なくないようだ。ここからストックをピッケルに持ち替えてこれからの急登に備える。

 七丈小屋から上は雪も増えるがトレースはしっかりついている。ラッセルにはならないが、気温が低くて固まらない雪質で、足場が定まらなくて三歩に一度くらいずり下がる。このせいでペースは上がらず1時間当たり標高差200mかそこらと、結構なラッセルの時と変わらない。午前中には登り切れると思っていたのが、正午を少し過ぎてやっと山頂に着いた。心配していた強風も殆どなく、何と言っても眺望が最高に素晴らしい。

 まだまだ居たい頂上だが、下りの時間を考えるとのんびりしてはいられない。滑落してはいけない場所では慎重になりつつも、急げるところは急いで下りる。七丈小屋では一服し、鎖場・梯子の羅列をこなす。五合目小屋後前後の登り返しが帰路一番の頑張りどころ、この間にストックに戻し、黒戸山のトラバースを駆け抜ける。

 刀利天狗、刃渡りを過ぎて八丁登りを下って行くと雪はどんどん少なくなるが、凍結スリップ箇所は残っている。朝と同じく標高1500mで完全に雪が無くなり、凍結の心配もなくなる。落葉の道の途中でついにヘッ電の出番となり、すっかり暗くなって吊り橋を渡り、駐車場に戻って来た。この間長くは感じたが足の筋肉痛で辛くなるには至らず、上部は雪道でショックが少なかったこと、下部は早月尾根よりは坂が緩かったことが幸いしたと思う。

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コメント

あれ〜?山登らないはずじゃ?(笑)
Nishidenさん、年末年始は大人しくしてるみたいなこと言ってたような気がしますが気のせいですか?

一応厳冬期なのにサクっと登りましたね。さすがです。
いつもなら年末年始は5合目より上は激ラッセルになるところが、今年はやっぱり少ないようですね。

北陸もようやく冬空になり、早くもそちらの晴れ間が恋しくなってきました。
2015/12/29 20:13
Re: あれ〜?山登らないはずじゃ?(笑)
あ、そうですよ。年末年始東京の家族宅にいる間は泊りがけで山行ったりはせずに、大人しくしますよ。その行き帰りの行程中はそうじゃないだけで。だって、信州富士見に寄ってどこか行きたいかられのんには行かないと、書いたよね。
2015/12/29 22:42
30年以上前の・・・
このくだりは、もう、思わずニッとせずにいられません(^m^;)

今年最後のロング&素晴らしい眺望の山行、お疲れ様でした。

来年もよろしくお願いします!
まずは山頂新年会、ですかね〜♪
2015/12/29 23:31
Re: 30年以上前の・・・
若い頃東京起点で盛んに山登ってたのが30〜36年前なんだ。その後ブランクが長く、富山でまた登り出したので 、北陸以外で登ったことのある山って大概「30年以上前」になっちゃうんですよ。
冬の甲斐駒も30ウン年前の正月、北沢峠ベースで仙丈岳と続けての冬山スタンダードコースでした。
2015/12/30 16:54
はじめまして
Nishidenさん はじめまして
28日は快晴で最高でしたね。
私は、10時着で北沢峠から登りましたが、締めくくりに絶景を見られて、良い1年になりましたね。
2015/12/30 11:33
Re: はじめまして
yossya-さん、こちらもはじめまして
本当に、天気の良い日を当てられて幸せでした。前の日は強風で大変だったようですね。

yossya-さんは僕よりちょっとだけご先輩なんですね、人生では。
この歳でこれだけ登れるんだ、とこれからも言い続けられるよう頑張って行きましょう、お互いに。
2015/12/30 22:19
プロフィール画像
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