大快晴の冬期赤岳〜横岳・硫黄岳縦走
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- GPS
- 11:26
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 1,884m
- 下り
- 1,873m
コースタイム
- 山行
- 8:54
- 休憩
- 2:29
- 合計
- 11:23
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・駐車場は1日500円。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<気温> 5:28 △4℃ (やまのこ村手前) 6:17 △8℃ (美濃戸山荘通過後) 7:16 △10℃(南沢中間点付近) 7:53 △13℃ (行者小屋付近) 12:21 △8℃ (横岳) <コース状況> ●美濃戸口〜行者小屋 ・南沢の途中までは積雪なし。時々滑りやすい箇所があります。 ●行者小屋〜赤岳 ・この日は風も弱く登りやすかったです。 ・積雪は少ないですが締まっているので積雪箇所は12本アイゼンはよく効きました。但し岩の露出箇所はアイゼンワーク注意。 ・鎖は全て露出。 ●赤岳〜横岳 ・天望荘までは締まった雪にアイゼンを利かせて歩きやすい状況。 ・日ノ岳ルンゼも雪は締まっていてアイゼンとピッケルで特に問題なく通過。その直後の西側トラバースも鎖も露出しており、アイゼンをよく効かせて通過。 ・奥ノ院手前の岩場の東側トラバースも積雪箇所は締まっており、岩の露出箇所は気をつけて通過。 ●横岳〜硫黄岳〜赤岳鉱泉〜美濃戸口 ・横岳奥の院直後の梯子も全て露出しており、アイゼンをひっかけないよう注意して通過。 ・北沢も積雪はないが凍結箇所が多く、何度か滑りました。特に下りで使用する場合は軽アイゼンはあったほうがよいです。 |
写真
感想
厳冬期の赤岳〜横岳・硫黄岳の縦走が今シーズンの目標でした。
年末年始は白樺高原国際スキー場近くのYHでFutaroさんご家族と過ごしているのですが、その初日に私一人わがままをさせていただき、日帰り縦走にトライしてきました。(Futaroさん、前日のレクチャーありがとうございました)
当日は5:00過ぎに美濃戸口を出発。しばらく雪はなく南沢後半になってようやくしっかりと積雪。行者小屋手前で横岳周辺、そして阿弥陀岳の光り輝く稜線が見えてきてテンションも上がります。
本日は風も弱く、赤岳山頂直下もゴーグルは不要でした。阿弥陀岳、中岳の素晴らしい山容を眺めながら中岳のコルに到着し、赤岳への最後の急登を進みます。やはり岩が露出している箇所もありますが、この日は雪は凍結しておらず雪のある箇所はアイゼンがよく効いて歩きやすいです。但し、岩が露出している箇所はアイゼンワークが十分でないと厳しいかもしれません。
赤岳山頂からの360度の絶景を楽しんだ後はいよいよ横岳、硫黄岳への稜線に向かいます。横岳周辺は雪の状況によって非常に厳しいコースになるらしいので緊張していましたが、岩と雪のミックスであることに注意して進めば、今回は特に危険を感じることなく横岳山頂に立つことができました。本当の厳冬期・積雪期とは全く異なる状況だったろうと思います。
その後は硫黄岳への地味にきつい登り返しを通過し、硫黄岳山頂に。振り返って、自分が歩いてきた赤岳、横岳、硫黄岳の白い縦走路を眺めるのは本当に幸せな時間でした。
下山するのはもったいないくらいで、青空と光り輝く稜線を何度も写真に収め、後ろ髪を引かれながら帰路につきます。赤岳鉱泉では残念ながらutaotoさん、noruさんとは会えず。スタッフにメモを託して北沢経由で下り、16:40に無事下山完了しました。
今回は厳冬期とはいえ、異例の暖かさと雪の少なさでした。また、次の機会を見つけて雪の深い縦走路に挑戦したいと思います。
<備忘録>
・1年振りの冬靴はやはりつま先が痛くなり歩行速度が鈍った。また12本アイゼンの調整も微妙に合っておらず(3シーズン用の靴に合わせたままになっていた)、余計に痛くなった。やはり本格山行の前に冬靴とアイゼンの調整に慣れておく必要がある。
あけましておめでとうございます。
私は実は八ヶ岳がどういう山を指すのかよく分からずにいたのですがこの前少し調べてなんとな〜く理解しました。
ですから余計に興味深く読ませてもらいました。
やっぱりあちらも雪は少ないのでしょうがそれでも素晴らしい景色に緊張感のあるルートと楽しめたことでしょうね。
〆の山行として最高でしたね。
今年も夫婦ともどもよろしくお願いします
karioraさん
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。年末は全国的に天気がよくて山納めにはぴったりでしたね。厳冬期は難しいコースですが雪の付き方を見ると平年の11月末くらいらしいので、自分にはよい下見になった気がします。雪の八ヶ岳は北から南まで色々な難易度のコースがありますが、どこも絶景を楽しめるので、お二人も機会あれば是非。
荷物に辟易して、予定を色々変更してました。
つばたろーさんが美濃戸口に下山頃、ようやく赤岳鉱泉に戻ってます
それにしても素晴らしい天気でしたね。
その後の二日間も好天が続きました
のるさんと、うちらも周回すれば良かったね、なんて話をしてました。
それほど素晴らしいコンディションの山行でした。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
utaotoさん、明けましておめでとうございます。素晴らしい天気に恵まれた山行でしたね。しかし、その荷物の重量でよく天狗まで縦走されましたね〜。相変わらず素晴らしい。またこちらこそ、よろしくお願いします。
昨年に続いて今年も見事な晴天に恵まれて縦走お疲れ様でした。周回すると山の雄大さを感じる事が出来て本当に良いですよね。とても羨ましい景色の連続で、自分も行きたくなってきました・・・次は阿弥陀岳でしょうか?またレポート楽しみにしています。本年も何卒宜しくお願い致します
nagisukeさん、ありがとうございます。年末の山行は幸運にも天気に恵まれ安全に下山でき、かつ素晴らしい景色を堪能しています。まだまだ強不足の点も多々あり、皆さんに教えてもらいながら今年も少しづつステップアップしていきたいと思います。今年もよろしくお願い致します。
こんばんは!!
核心部もあまり雪がついておらず、楽しんで進まれたみたいですね!
下から稜線を見上げ、今どの辺りかな?と思っていました。
今年は比良の中央稜、行きましょうね!ただ、雪が心配ですが・・・(笑)
noruさん、こんにちは
厳冬期の周回は初めてだったので雪が少なくて丁度よかったのかも知れません。今週末の縦走はどんなルートでしょう、レコ楽しみにしています。
比良の中央稜などお誘いお待ちしています。今年もよろしくお願いします。
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