トヨニ岳（南峰→東峰）

2016年01月11日(月) [日帰り]

• GPS: 08:18
• 距離: 9.1km
• 登り: 1,088m
• 下り: 1,096m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:45
• 休憩: 0:33
• 合計: 8:18

距離 9.1km 登り 1,091m 下り 1,096m

5:57 スタート地点
11:13 11:42 トヨニ岳南峰
13:40 13:44 トヨニ川左股上二股
14:15 ゴール地点

稜線に出るまで2時間程度

天候

晴れ→曇り→晴れ
稜線上は烈風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

札幌の自宅から約200km、4時間弱

コース状況／危険箇所等

ラッセル：南峰側の稜線に出るまで踝〜スネ程度。東峰からの帰路は先行者の方のトレースを利用させていただきました。ありがとうございます。

スノーブリッジ：まだ小さいが何とか渡れる。数箇所踏み抜いてしまった。

雪庇：まだあまり発達していない。危険箇所のナイフリッジもそれほど問題なく通過できた。

その他周辺情報

風呂：新冠レコードの湯
食事：千歳カレーの力

写真

1/11 5:46

夜に向かって雪が降り積もると
悲しみがそっと胸にこみ上げる

1/11 7:02

燃える朝の陽ざしを全部俺にくれ

1/11 8:06

我々を待ち受けていたのは「漆黒の乳白色」ただそれだけであった

1/11 8:54

闇を裂いて溢れ出した光り掴み掲げろ

1/11 9:17

落ちても下に木あるから死ぬことはないしょ（震え声）

1/11 9:18

ここでアイゼンにフォルムチェンジ

1/11 10:42

後輩「あれが憧れのピークかぁ」
僕「憧れは理解から最も遠い感情だよ」

1/11 10:43

例のナイフリッジ
雪庇がそれほど発達していないので、さほど恐怖感はなかったが
命を刈り取る、形をしている…

1/11 10:59

恐ることは　ただ一つ
恐れを知らぬ　戦士と為ること

1/11 10:50

僕「アイゼン外れてしまい待たせて申し訳ない」
僕「いや、山頂へ行く楽しみをより長く味わえたからいいよ」
仲間「おせぇぞお前」

1/11 11:03

まだキレイなままの雪の絨毯に
五人で刻む足跡の平行線

1/11 11:04

写真機は要らないわ
五感を持ってお出で
（一眼レフ構えながら）

1/11 11:06

南峰へ
寒さで感覚が麻痺してきて疲労感すらシャットアウトしている気がする

1/11 11:12

この稜線を歩けるなんて…
この上ない至高!!極上の喜び!!

1/11 11:12

硫酸銅のような鮮やかな青
小さな雪の粒の乱反射から成る白

1/11 11:14

達成感と充足感と征服感が織り交ざったこの感情をどう表現すればいいのか僕の辞書には載っていない

1/11 11:26

ちょこん

1/11 11:39

東峰(Toho)へ徒歩(Toho)で行く
30点

1/11 11:45

先行者の方々のトレースに感謝感激雨霰

1/11 11:56

ピリカヌプリ
僕は恍惚とした表情でその名をつぶやいた

1/11 12:08

さらば南日高
小生はまた相見える日を待ち望んでいるぞ

撮影機器：

COOLPIX AW110 NIKON

PENTAX K-50 PENTAX

TG-860 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

longvalley

初めてそれが視界に入ったとき　僕の瞳孔の表面積は2.25倍になった

王冠のような　漢字の「山」の由来となったかのような　その雄々しくも品のある姿

南日高に鎮座するその芸術は　大陸プレートの衝突速度・進行方向が

奇跡的な条件を満たしたことによって　形成されたのだろう

母なる大地よ　ああ　頌えよ大地を　ああああ

コメント

yah

無事でなによりです！
みなさん、こんにちは。

この日僕らは野塚岳に登ったんですが、
駐車場に着いたときにヘッ電点けて登っていく皆さんがみえました。

稜線上は強風、極低温。
しかも暗雲立ち込めている。

無事にたどり着けるだろうかと心配してました。
でも「この人たちはしっかりした人たちだ」
とも思っておりました。

無事にピークを踏み下山されておめでとうございます。
今シーズン、僕らもこのコースで歩けたらなぁと思っております。

longvalley

Re: 無事でなによりです！
yahさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

僕らもyahさんたちの車が駐車場に来ていたのは確認していました。野塚岳も好天だったようでよかったです。トレースが無い中お二人での登頂、おめでとうございます！

今回登頂できたのは、5人パーティーでラッセルの負担がほとんど無い、雪の状態が良かった、雪庇がほとんど発達していないといった条件が重なったので、運による部分も大きいと思います。体がまだ厳冬期の冬山の寒さに適応しきれていないので、寒気には閉口しましたが（笑）

yahさん達のリベンジのレコを、楽しみに待っています。

tsuririn

格好良いですね♪
はじめまして(*^^*)

なんて素敵な稜線でしょう~
憧れます。
相当な訓練や装備が必要なんでしょう。
私には、まだまだですわ(笑)

写真を拝見させて貰い、物凄く行ってみたくなりました。

longvalley

Re: 格好良いですね♪
tsuririnさん、こんにちは、はじめまして。コメントありがとうございます。

体力もそれなりに必要ですが、危険判断能力が一番求められると感じました。その日の雪の状態によって、特にナイフリッジ付近の危険度がガラッと変わってくるはずです。また、山頂手前のピークの斜面は結構急なので、凍結しているとより危ないです。装備は、滑落に備えてロープはあったほうがいいと思いました。

偉そうに書きましたが、自分も登山暦はそんなに長くないので、これからも安全第一で登山を続けていこうと思います。

tsuririnさんの挑戦報告を、楽しみにしています。