ピリカヌプリ 1泊2日
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- GPS
- 20:59
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 2,070m
- 下り
- 2,070m
コースタイム
- 山行
- 7:04
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 7:25
- 山行
- 12:55
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 13:16
天候 | 曇りのち快晴、無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
前日に浦河町の「ゲストハウスまさご」に宿泊する。浦河町には雪が全く無い。心配となり日暮れまで少し時間があったので野塚トンネル登山口まで行って見る。例年より少ないようだが沢も埋まっており、トレースも残っているので一安心して翌日に備える。
【1日目】駐車場には、昨日からの軽自動車1台あり。天候は、無風、曇りで山は見えない。トレースは暖気の時についた凸凹が今は固く歩きにくいので、逆にトレースの無い斜面で登る。
稜線上もほぼ無風。視程は100m位で期待していた快晴とは大違い。しばらく緩い稜線歩きで張り出した雪庇に近づかないように進む。標高1251m付近では、稜線も狭くなり岩場もありアイゼンに取り換えようか迷ったが足はスノーシューのままピッケルだけ持って一歩一歩確実に進む。ナイフリッジの連続、右も左も落ちたらどこまでも止まらない急斜面だ。更にアップダウンもあり、今までの山と全く違う世界に圧倒される。トヨニ岳山頂付近で天候が良くなり、トヨニ東峰への鋭い稜線、十勝平野、そしてピリカヌプリが綺麗に見えた。
テン場には既に1張りあり、もう少し先にテント設営する。風は弱い予報だが念のため50冂掘ったので設営に2時間かかった。15時を過ぎても隣のテントの方は帰ってこないので心配していたが、会うことも無く翌日無事に下山して行った。
【2日目】朝方に少し風でテントが揺れた程度で済んだ。寝袋等のパッキングは済ませ今日中の下山を目指しスタート。テン場から1勸未枠羈單広い稜線歩きで、唯一緊張の要らない区間か。しかし幌別岳(1512m)に近づくとまた緊張を強いられる。
幌別岳ピークを過ぎると一気に150m落とし、帰路の登り返しが心配。山頂手前の標高1350m位で初のアイゼン+ピッケルにする。ナイフリッジの鋭さも増す。斜度は50°もあるだろうか。場所によっては岩の垂直区間もあり、精神がおかしくなりそうだ。そんな50°もある様な斜面にウサギの足跡があって野生の強さに脱帽する。
快晴の中9:30登頂。全方向の山が見えるが、あり過ぎて山座同定できない。テン場までアイゼンのまま戻りタイムリミットの13時到着。水造り、エネルギー補給をしていたら下山開始が14:30とかなり遅くなる。ここからもアイゼンで行動する。下りは快調だが登りのペースが上がらない。稜線を離れる頃、太陽が沈む。夕日に染まる野塚岳は綺麗だったが、次第に暗くなる。サックを降ろし、荷物を出し入れしていると沢に荷物が二つ落ちていく。一瞬で何もできない。もしかして車のキーか??? 車のキーはあった。無くなったのは、行動食、バラクラバ、スキーベルトだった。もっと平らな所で休むべきだったが、疲れてくると不安行動をとってしまう。満月に照らされながらの下山となった。
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