鹿俣山(上州武尊)
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 386m
- 下り
- 369m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
スキー慣らしと雪中飲酒を目的に出かけた。前夜は某所で雪上無銭幕営。寒くないので今一つ気分が出ない。
当日、6時過ぎにたんばらスキー場の駐車場を出発。積雪は10センチほどしかなく、森の中は歩けないので、やむなくペンション街の上から登山道に入る。時々木の根を踏むが、何とかシールで歩ける。つぼ足のトレースがあるが、練習も兼ねてなるべく脇を踏んでいく。間もなくブナの森に朝日が差し込み美しい。武尊は雲をかぶっている。久々の雪の感触を楽しみながら歩くが、南面は土が出ていてスキーをかつぐところもあった。
一旦ゲレンデに出て、10メートルほど先で標識に従い右の斜面に入る。数10メートルゲレンデと並走したところで、道は右後方に折り返し、笹ヤブの中をジグザグに登っていく。雪が少ないときは、この折り返しを見逃さないように注意。(笹が埋まればどこでも歩ける。)再び稜線に出て、笹の切り開きを進む。ブナが大きくなり、ゲレンデの音楽も遠くなるので山らしい雰囲気が少しだけ味わえる。尾根が痩せて「シャクナゲ群生地」なる標柱を見ると、道は左下方を巻くようにトラバースし、鞍部に下り立つ。右に樹間から剣が峰山の稜線が高く望め、気分の良い場所だ。ここからは最短距離でゲレンデにエスケープできる。いよいよ頂上に向けた登りだ。最初はブナ林の中を快適に登る。頭上に露岩がかぶさってくると笹ヤブ地帯となり、道は意味のない右往左往を繰り返す。足元の段差が大きくなり、仕方なくスキーをかつぐ。しばしの苦労で、山頂への分岐に出た。さらに5分ほど登り鹿俣山の山頂に飛び出した。
ほぼ快晴の下、赤城から奥秩父の方が遠く青い。小さく富士山も頭を出している。白い浅間から草津、志賀への山並みが続き、さらにさすがに白い上越国境の山脈が険しい山肌を見せている。ひとしきり展望を楽しみ、分岐に戻ってスキーを履く。玉原湿原方面への尾根は緩やかで、束の間の快適なシール漫歩だ。すぐに左にゲレンデトップが見える。鹿俣山に登るだけなら、こちらからは30分もかからないだろう。シールをはずし、リフト職員に何か言われないようつぼ足でゲレンデに出る。今シーズン初のスキー滑降だ。3時間かけて登った標高差を一気に下る。全体に斜度は緩く、面白いスキー場ではない。所用もあり、ゲレンデで遊ぶことはせず帰途につく。川場温泉の「いこいの湯」に立ち寄る。公共施設ではなく営業温泉だったが、料金は安く中々良かった。
終始ゲレンデの音楽が聞こえてくるのは残念だが、小さな積雪期ハイクには手頃なコースだった。
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