厳冬 僧ヶ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 1,540m
- 下り
- 1,539m
コースタイム
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 9:16
2.51 600m 宇奈月スキー場終点
3.20 670m 尾根取り付き
5.03 1043m 林道合流
9.11 1855m 僧ヶ岳山頂着
9.36 1855m 僧ヶ岳山頂発
10.34 670m 尾根取り付き
10.46 320m 宇奈月スキー場着
天候 | 快晴無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
宇奈月スキー場は雪不足閉鎖中 |
その他周辺情報 | 金太郎温泉 |
写真
感想
厳冬期の僧ヶ岳はどこから入山するにも標高200m程度、長大な尾根を厳しいラッセルが待ち受けとてもとても難儀である.しかし長大な尾根はスキー向けで延々と激パウが楽しめる.先日の人形山の経験から僧ヶ岳も楽しめるに違いないと出掛ける事にした。
今日も深夜0時過ぎに自宅を出て大魔人との待ち合わせ場所の宇奈月へ向かう.宇奈月スキー場深夜2時発の約束である.高速を飛ばして黒部インターを下りると雪は全く無し宇奈月に入ると路肩に少しある程度だった.宇奈月スキー場は雪不足でまだ開業してなかった.おかげで車はスキー場まで入れた。少し得した気分だ.
スキー場には既に大魔人号が着いていた.スキー場で積雪30cmくらいはあるだろうか?問題なくスキーで登れる.今日も30分早く出発.僕は179cmポンツッーン、大魔人は179cmヘルベント、最強のラッセルマシーンで挑む.
スキー場からラッセルが始まる.斜度がきついと潜って難儀するので忠実に林道を歩く事にする.登るにつれ宇奈月の夜景がきれいだ,高度が上がるにつれ雪はドンドン増えて行く.スキー場終点では60cmくらいあっただろうか.
林道を離れて670m尾根取付から登り上げるがラッセルがきつい,最強マシーンで来て良かった。ファットならかなり難儀しただろう.靴程度のラッセルが延々と続く.板は重いがラッセルは楽だ.夏道登山道を交代でガンガンラッセルする.1043mで林道に合流してしばらくでまた尾根に登り上げる.
1200mで積雪調査を行うと2mであった。確実に雪は増えている.嬉しい.この辺りから尾根は小さなポコの連続だが帰りの事を考えて全部右から巻いてトラバースラインを伸ばす.これで帰りは楽になる.
標高1500mを超えるともう雪は多くて薮はほとんど気にならなくなった.この辺りの細尾根を僕が先頭で歩いているといきなり足元が崩れて谷へ落ちた.雪庇だった.15m程滑落したがすぐに止まって事無きを得た.
標高1700mを超えるともう氷化して来てクトーが無いと歩けなかった.振り返ると富山湾が美しい、朝日岳も輝いている.今日は風も弱くて最高の山日和だった.今日行かないでいつ行こうか?
僧ヶ岳手前のピークは左から巻いて鞍部に出ると僧ヶ岳がガーーン、左手には駒ヶ岳が、素晴らしい景色である.もう少しだ.モンスターたちが出迎えてくれている.さあゴールだ.快晴無風、天国だ.いつまでもここでのんびりしていたい気分だ.正面には毛勝が北アルプスの峰々も美しい.今日も僕たちは最高の幸せ者である.
二人きりで酔いしれたらさあ激パウを頂きましょうか.苦労してラッセルしたんだ、激パウ楽しむぞ.日本海に向かってゴー、素晴らしい良く浮きます.ガンガン粉を巻き上げ尾根を滑って行く.尾根の左右パウダーのつまっている場所を選んで快適に落ちて行く.
あっという間に尾根取付までここからしばらくでスキー場へ貸し切りのスキー場だった.40−50cmの積雪があればスーパーファツトは沈まないから大丈夫だ.車が見えた.山頂からわずかに1時間,今日は完璧な一日だった.
YSHR先生、こんばんは。
僧ヶ岳も前回の人形山も素晴らしいですね。
先生の槍や白山の記録ももちろん良いのですが、個人的には北陸の里山の記録に心躍らされます。
レコを参考にさせていただきながら、タイミングを見計らってこの辺の山にもチャレンジしてみたいと思います。
メール有り難うございます.遠くの高い山へ行かなくても北陸には山スキーに適した良い山がたくさんあります.雪が少なければ少ないなりにアプローチや場所さえ考量すればそれほど薮は気になりません.ただし薮スキーではヘルメットを始めノーズガード、サングラス顔全体を被う装備でないと痛い目に会います.次回はどこへ行こうか、候補が多くて悩む毎日です.
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