【初/雪山テン泊】は厳冬期?の北アルプスデビュー!「西穂独標」
- GPS
- 06:02
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 635m
- 下り
- 649m
コースタイム
天候 | 1/16(土)天候:小雪のち曇り 気温: 登山口-10℃ 西穂山荘-12℃ 1/17(日)天候:快晴のち曇り 気温:西穂山荘-10℃ 山頂-12℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
鍋平駐車場は冬季閉鎖のため、新穂高温泉駅の利用となります。 登山者の場合、第二駐車場の駐車となります。 ≪カーナビで設定するなら以下参照≫ 【名称】新穂高ロープウェイ 【住所】岐阜県高山市奥飛騨温泉郷新穂高 【電話】0578-89-2252 【料金】無料 【始発】 9:00(運転間隔30分毎。混雑時は臨時便あり) 【終発】16:15(西穂高口駅) 【料金】往復で2900円。6Kg以上の荷物で往復で400円かかります。 【割引】事前にコンビニで予約券を購入すると500円引き。 JAF会員だと100円引きになります。 【URL】http://shinhotaka-ropeway.jp/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
▼道路状況 凍結してる所もあり、駐車場は雪のためスタッドレスやチェーンが必要です。 ▼登山ポスト 西穂高口駅の構内にあります。 ▼電波 接続率ドコモ 100.0% |
その他周辺情報 | ▼西穂山荘 オフィシャルページでその日の気象情報が掲載されています。 【URL】http://www.nishiho.com/ 【料金】テン泊の場合、1泊につき1人1,000円 【備考】テン場は立地的に強風になり辛く、設営と撤去作業がやりやすいようです。 【注意】雪ブロックで風よけを作るのはOKだが、整地して帰るようにとのこと。 【食事】テン泊でも、宿泊者用食堂での夕食・朝食の受付も承っているようです。 【幕営】山荘東の指定地となります。トイレは山荘南側に外トイレになります。 【水場】冬季は有料販売となるので、事前に購入していくことをオススメします。 ▼温泉 口コミで人気の「ひらゆの森」を利用。 【店名】ひらゆの森 【住所】岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯763-1 【電話】0578-89-3338 【料金】500円 【時間】10:00〜21:00 【URL】http://www.hirayunomori.co.jp/ 【備考】駐車場から約40分 【感想】泉質も良く、露天風呂も広く、お値段も安くとてもオススメです。 |
写真
感想
今回は初めてとなる雪山テン泊!
荷物も重いし、雪山ということで不安もあるので、
リフトで上がれて、テン場まで1.5時間と距離が短く、山小屋も通年営業をしている
西穂独標に行くことにした。
今までは各自で装備を準備し、テン泊してきたのだが、
今回は雪山ということで、この日のために仲間の一人が立派なテントを購入してくれた。
夕飯は鍋にしようということもあって、デカイ鍋も共同で購入。
いつもの仲間と共同装備を揃えていくもの悪くないものだ。
前夜に仲間の家に集まり、食材を購入し、それぞれの装備をチェック。
重さが均等になるように調整した結果、25kgぐらいになった。
翌朝の天気は良好!
ただ西穂高方面に近づくと、想定していた通り山には雲がかかっている。
そして高速を降りて山に入っていくと、雪道&凍結路。
普段は僕の車を出動するのだが、二駆となるため雪道に不安がある。
そんな時は、これまたもう一人の仲間が雪山に行くために買ってくれたジムニーが出動し、
安心してロープウェイ乗り場に到着することができた。
西穂高口駅を出ると「雪の回廊」が出現する。
時期によっては4m以上になることもあるようだが、今年は暖冬のため背丈弱ほどの高さであった。
回廊を抜けると、登山道があり、山荘まではひたすら登っていく。
以前に何度か同じ重さのザックを担いだこともあったが、
雪道のせいかだいぶ体力を消耗し、山荘までの1.5時間が非常に長く感じた。
山行時間の長い冬山テン泊に向けてはまだまだ修行が必要そうだ…。
いつもならテン場に着くなり、プシュリと持ってきたビールを開けるとこだが、
今回はテントの設営もあり、いつもよりも時間もかかるため我慢。
とりあえず小腹がすいたので、山小屋でラーメンを1つ注文し、仲間3人で分けて食べた。
山で食べる温かいご飯は本当にありがたいし、美味いもんである。
すでにテン場は8張りほどあり、整地してある場所はあいてなかったので、
腰まで新雪が乗っている場所を一から整地となった。
テントも大きく整地面積も広くなり、初めてということもあり、これがなかなか大変。
おじさん3人で同じ場所を行ったり来たり踏み固める。なかなかシュールな絵である。
山域によっては防風ブロックを積み上げたりしなくてはならないと思うと、
悪天候の中では絶対にやりたくない作業である。
テント設営後は、キムチ鍋を作り、以前からやってみたかった米を炊き、
また食べてみたかった高級かき氷のシロップでかき氷を作り、と充実したご飯となった。
寝ていても、何度も物凄い強風にテントが煽られ、目が覚めた。
ふと天井を見上げると霜でびっしり。
体験談で、テント内に雪が降ると聞いていたが本当のようだ。
なんか凄いとこで寝てるなと、改めて実感した。
翌朝目が覚めるとテント内にある全てのものが凍っていた。
まぁ-10℃の冷凍庫で寝ているようなものだから、そりゃ当り前のことだろう。
前夜の鍋を火にかけ雑炊を作りながら、別でお湯を沸かした。
これまた想像以上に時間がかかる。
気づくとテン場の登山客の出発は僕たちが最後だった。
色々と改善する必要がありそうだ。
てんきとくらすだと翌日は曇りとのことだったが、良い具合にハズれてくれて快晴!
360度の絶景がが広がっていた。これだから雪山はやめられない。
独標手前につくと、仲間が山岳会で学んだピッケルの使い方を教えてくれた。
焦らず確実に、ゆっくり、慎重に登り、登頂!
目前には西穂高の美しい山脈が広がる。
仲間とお互いをねぎらい感動を共有。
次回は技術をもっと学んでから西穂高まで目指そうと約束した。
先ほどまで青空だった空に雲がかかりだしたので、下山を開始。
ロープを出し安全確保をしながら降りてくる人もいたが、僕らはノーロープ。
そのため雪面を向き、アイゼンを蹴り込み、足場を慎重に確認しクライムダウンしていく。
こういう時、普段からボルダリングをやっていて良かったと強く感じる。
そして帰路は尻セードを楽しみながら40分かからずのと下山となった。
今回の初めての雪山テン泊山行で、
共同装備の準備、テン場の整地などさまざまなことを経験することができた。
今後も少しづつ経験を重ね、行ける山域を増やしていきたい。
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