八甲田山周遊 草紅葉がキレイでした (東北4座2日目)

2010年09月24日(金) [日帰り]

• GPS: 06:20
• 距離: 12.5km
• 登り: 907m
• 下り: 909m

コースタイム

コースタイム:6時間20分
酸ヶ湯温泉6:30→仙人岱8:00→仙人岱ヒュッテ8:20→9:00大岳(八甲田山頂)9:15→9:35大岳麓避難小屋9:40→井戸岳9:55→赤倉岳10:05→田茂萢10:40→分岐11:05→上毛無岱11:30→下毛無岱12:05→酸ヶ湯温泉12:50

天候

概ね晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

前日に岩木山登頂後、弘前で観光をし夕食を食べた後、酸ヶ湯へ向かいました。
弘前市街から下道で約1時間程度です。

コース状況／危険箇所等

●テント泊
前日岩木山登頂から酸ヶ湯キャンプ場に到着。キャンプ受付は7時50分までのようですが、電話で確認したら事前に連絡があればそれ以後でも対応してくれそうでした。

キャンプ場は広く炊事場もしっかりしており、お手洗いもきれいです。ただ自販機はなかったように思えます。欲しければ酸ヶ湯温泉まで行くしかないでしょうか。歩いて10分はかかりません。

●酸ヶ湯〜大岳
酸ヶ湯温泉から仙人岱に向かいますが、1時間15分位は展望のない道を歩きます。道は雨の影響もありますがドロドロ状態でした(一部水が流れている場所も有り)。残り45分位は展望が開けています。南八甲田が望めます。

仙人岱ヒュッテは広く三段ベットになっているので収容人数は結構ありあそうです。ハンガーが沢山置いてありました。仙人岱には水場「八甲田清水」があります。ここのお水も美味。大岳の景色が素晴らしかった(なんとなく燧ケ岳をイメージする景色でした)

大岳へは結構急な斜面を登ります。途中鏡沼があったり、南八甲田、小岳、高田大竹の展望を見ながら頑張ってください。山頂からは360度の展望です。青森市街や津軽海峡、岩木山、南八甲田など素晴らしい展望です。気温は0℃切っていたと思われる寒さでした。

●大岳〜無毛パラダイスラインコースを経て毛無岱へ
大岳から一気に下ると下には避難小屋があります。ここの避難小屋も清潔で使いたくなる場所でした。次に井戸岳に登り上げ、田茂萢まで陵線歩きです。赤倉岳まではロープウェイからの登山客が結構登ってきました。
陵線から下を見ると草紅葉の毛無岱が広がっています。

田茂萢の展望台を周り毛無岱へ下ります。毛無岱は上と下に分かれていて、上から一気に50m位でしょうか下ると下毛無岱になります。この階段からの展望がまた素晴らしかったです。上と下に少し広い休憩箇所があるのでのんびりしたい所です。

下毛無岱からは再び樹林帯を下ります。
下山先の酸ヶ湯温泉には水場があり、タワシが置いてあるので靴の汚れを落としておきましょう。

●温泉・食事
今回は千人風呂で有名な酸ヶ湯温泉にて入力しました。男湯・女湯、仙人風呂(混浴)で券売機は分かれています。どちらかしか入れないと言うことですね。値段は600円です。
千人風呂は昔ながらの大浴場という感じで良い雰囲気でした。ただ、残念なことに真ん中にラインがあって、男女の入浴区間がありました。心無い人の行動がこういうことに繋がってしまったのでしょう。残念でなりません。
風呂には石鹸・シャンプーはありません。

●観光
酸ヶ湯から岩手山に向かうので、途中で「奥入瀬渓谷」「十和田湖」で観光しました。

写真

酸ヶ湯キャンプ場の受付です。
19:50まで受付しているようです。
サイト料、一人当たりの使用料のみ。
自販機はなかったです。

テントサイトは広い。

酸ヶ湯キャンプ場のお手洗いはとても清潔でよかったです。

酸ヶ湯温泉

仙人岱への登山口

南八甲田方面が展望できます。

硫黄のにおいが強くなった箇所がありました。

仙人岱から小岳。

仙人岱ヒュッテ。
20人位入れそうな広さでした。清潔です。お手洗い有り。

ヒュッテから小岳。

仙人岱にある八甲田清水。飲めます。

大岳

大岳登り中に振り返って硫黄岳と南八甲田。

大岳の登り途中補強されている箇所ありました。

鏡沼

若干紅葉が始まってきた感じでした。

八甲田山山頂。気温0℃以下。
青森市街が一望できました。

大岳下山中に見た井戸岳が立派でした。

大岳鞍部の避難小屋です。

避難小屋まだ新しいようでキレイでした。
お手洗い有り。

井戸岳から赤倉岳への稜線歩き。

赤倉岳から井戸岳、大岳を望みます。

稜線歩きは気持ちよかった。

赤倉岳

稜線から見た毛無岱。

ロープウェイ方面も草紅葉です。

田茂萢方面に下山します。

田茂萢の湿原はきれいでした。

毛無岱に到着。草紅葉と岩木山。

上毛無岱から振り返り、大岳、井戸岳、赤倉岳。

階段を一気に下って下毛無岱に降ります。

酸ヶ湯への下山口到着です。

酸ヶ湯温泉の前には靴を洗う箇所場所がありタワシも常備されています。

感想

YAMA555

東北山行2日目、4時半起床。早朝雲があったが徐々に青空が広がる。キャンプ場を後にしすぐ近くの酸ヶ湯温泉に駐車場へ移って出発。

八甲田山も十分満喫しようという気持ちと次の岩手山に行く時間を気にしながらで小岳への登りは諦めたが、井戸岳・赤倉岳・田茂萢と十分に満足できるコースを歩いた。

今回一番気持ちよかったコースは毛無岱の黄金に輝く草紅葉の木道歩き。まだ早いと思っていただけに感動も大きく、大岳・井戸岳・赤倉岳・田茂萢を眺めたり岩木山を眺めたりと飽きることのない場所だった。

湿原は数多くあるが、上毛無岱・下毛無岱ほどの落差のある湿原は初めてみた。下毛無岱に向かう階段の開けた景色は忘れられない感動があった。

もう少し年をとったら避難小屋使ったユックリ山行もしてみたい。避難小屋使えばご来光も見れる。

あとは新田次郎の小説にもなった「八甲田山雪中行軍」の資料館。足を運びたかったが、今回は時間がなくて行けなかったので次回来る時にはと思う。