女峰山 東照宮からシーズン初ワカンでガッツリ雪堪能
- GPS
- 29:26
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 1,985m
- 下り
- 1,966m
コースタイム
- 山行
- 8:43
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 9:12
天候 | 6日:曇時々小雪、夕方は晴れ(時折ガスガス) 7日:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
日光東照宮の有料駐車場を利用(510円) ※当初は滝尾神社の駐車スペース利用予定でしたが、そのアプローチ道でノーマルタイヤの車がスタックしていたために入れず、次善策として。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●参考資料:山と高原地図「日光」その他レコの記録ありがたく使わせていただきました。 ●東照宮〜行者堂 東照宮、二荒山神社の裏からは階段上の登り。凍結しています。下山時にはチェーンスパイクを装着で快適におりました。行者堂の階段を上がって左側から女峰山に向けて登っていきます。登山ポストあり。 ●行者堂〜八風〜黒岩〜遥拝石 今回は先行者がいたためトレースありました。ただし雪がサラサラで踏み跡固まっていないためワカン装着。八風手前の尾根に出るまでは樹林帯のだらだら登り。赤テープは少ない。 八風からは黒岩を経由しないで遥拝石までは写真の通りガレた斜面をトラバース気味に歩きます。雪少な目だったので岩に足を取られないように注意。風通り抜けるため比較的強め。 遥拝石付近は平らなで風はあると思いますがテント張れそうです。 ●遥拝石〜箱石金剛〜唐沢避難小屋 遥拝石から登り始め急登です。雪がサラサラで足場が流れやすく登りづらい。その後緩やかですがトレースなしでひざ下位のラッセル。 箱石金剛付近は樹林帯ながら平でテントが張れそうなスペースあり。更に避難小屋まではトラバースするような感じで歩きます。ところどころマークがあるので、ルートわかりづらいですが何とか大丈夫でしょう。避難小屋が見えてからが結構長かったです。遥拝石から1時間30分の倍と考えて行程考えていましたが甘かったです。 ◎唐沢避難小屋 2階建てで積雪が多い場合は2階から入ります(今回は1階から)。 テーブル2つを挟んで左右にスペース(2階建て)。それぞれ1スペースで6人くらい横になれ結構広いです。トイレがないのが難点。 布団、銀マットがありました。日記見たら1/4以降記載なし。 ●唐沢避難小屋〜女峰山 登りはワカン&アイゼンのダブル装着。避難小屋前からは枝越しに男体山、富士山が見えました。今回は先行パーティ(アイゼンのみ装着)に続き、山頂への登りは雪のついた岩稜帯を行けるところまで直登し、左手の樹林帯に入りました。ただし雪が薄く、かなり急斜面のため一歩一歩慎重に登りました。最後までは上がらず頃合いを見て左の樹林帯へ入り登りました。 山頂には祠があり、一番高いところに女峰山の道標があります。360度の大展望ですが、北からの寒風が強く長いは出来ませんでした。霧降高原や志津方面からのトレースもなし。 下りは正規ルートの樹林帯を通り、下の方は若干ガレ気味の下降です。ラッセルして登ると今回の直登以上に時間がかかったでしょう。 登り1時間30分、下りは30分。雪山にしては早かった方でしょうか。 |
その他周辺情報 | ●温泉 日光の「やしおの湯」にて汗を流しました。510円也。 100円返却式鍵付ロッカー、シャンプー、ボディーソープ、露天風呂、サウナ、ドライヤーあります。 また休憩施設、自販機、土産物売り場、マッサージあり。 その他に食事場所もあります。 http://www.kousha.or.jp/spa_yashio.php |
写真
装備
共同装備 |
ロープ
スコップ
調理用食材
調味料
調理器具
ツェルト
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感想
YAMA555さんとの久々の山行。
これまでの雪山行とは比べ物にならないくらいの超ハードな山行でした。
まずスタート前に計算外の事態。
滝尾神社へ入る道にスタックしていたノーマルタイヤの車。居合わせたメンバーで雪に嵌っていたところを押し出すも、それ以上どうすることも出来ないため、滝尾神社スタートを諦め、日光東照宮の有料駐車場からの時間的にも距離的にも予定よりも難しい条件となって、最初から少し焦り気味でもスタートとなりました。
午後1時までに黒岩にたどり着けない場合はそこで撤退と予定していたので、二人で少々ペースを上げ気味に。途中でワカン装着し、なだらかな雪原&疎林、黒岩近くからは岩稜帯、避難小屋を目指すために黒岩トラバースルートで予定前に遥拝石に到着。
ここで休憩&装備変更(ワカンからアイゼンへ)していると、ルートの先から大勢の声がどんどん近づいて来ます。降りてきた6人組のおじさんと話をすると、この先トレースが無いので、2000m地点まで登って次回山行用に食料をデポして撤退するとのこと。ここまではトレースがあって、順調に登ってこれたけど、いよいよここでルート開拓の覚悟を決めて2000m地点までの急登に取付くも、サラサラで足場にならない雪に、ワカン&アイゼン装備に替えて挑むも、これがなかなかシンドイ。
今年は雪が少ないとはいえ、やはりノートレースを突き進むのは、通常のコースタイムとは全然違うということを改めて認識できました。遥拝石から唐沢避難小屋まで、夏だと1時間半のところに4時間近く。何とか日没前に唐沢避難小屋にたどり着けて良かったです。
こういう山行はソロではとてもとても、YAMA555さんと一緒に、そして偶然同じルートで避難小屋を目指していた若者カップルさん、特にナイスガイなお兄ちゃんのスーパーな健脚ラッセルぶりがあってこそ、本当にこのお兄ちゃんには感謝感謝でした。
小屋では、YAMA555さんの料理とお酒に舌鼓をうち、4人でいろいろ談笑。暖房の無い冷え込む小屋ではありましたが、とても楽しい時間を過ごせました。
翌日はキンキンに冷えた晴天。
先に出た若者カップルが山頂までのルート開拓しているところに追いつき、健脚お兄ちゃんを先頭に4人で山頂への急斜面直登でルートを取り、最後は左の樹林帯から巻いて朝8時前に無事登頂して4人でお祝い。
それにしても風もあって極寒な山頂。取り出したiphone6は3秒ともたずに終わってしまい、いつも撮る山頂からの360度シリーズは撮れずじまいでした。
登ってしまえば、下りは順調そのもの。
晴天で気分ウキウキ、無事に女峰山にも登れた嬉しさもあって、快調に避難小屋に戻って、荷物を片づけ、前日4時間かかったところも下り基調というのもあるけど1時間半で下れ、遥拝石からはハッキリつけられたルートをズンズン下って、12時半には行者堂へ。
前日と同じ、二荒山神社、日光東照宮、日光輪王寺の横を抜けて、1泊2日の雪山は無事に終了となりました。
改めて、ソロでは絶対挑戦できないような今回の山行。
歩けるYAMA555さんのおかげで、大満足な2日間となりました。
昨シーズン西吾妻、磐梯山で初めてレコ友のkazさんと約1年ぶりに山を一緒に歩きました。場所は日光でも歯ごたえがある女峰山。足が合うのでチャレンジ山行です。
この山、雪があると唐沢小屋まではかなり厳しいルートになると、13:00に黒岩にたどり着けなければ、諦めて下山を考えて挑みます。
いきなりのアクシデントは最初から。当初予定していた滝尾神社からのスタートだったが、大通りから細い坂道をしばらく登っていくと2台前で車が斜めっている。様子を見ていても一向に動かないので見に行ったら、なんとノーマルタイヤではないか!おそらく先にある雲龍渓谷を目当てなんだろうが、この時期の日光に平気でノーマルタイヤで来る神経がわからん。一度車を立て直す為に手を貸したが、復帰したからと言って戻れるわけもなく、ジャフが車で通行止めと早々に判断して事前の東照宮からのスタートに踏み切った。こちらからだと40分余計に歩くことになるが、しゃーない。
戻って装備準備して出発は1時間10分押し。それでもトレースがついていたため結構深い雪でワカンを早々に装着したが、kazさんとは足もあい何とか黒岩に13:00到着できた。少し休んでいると降りてきた6人パーティ。トレースあると安堵していたら、すぐそこに荷物をデポしに来たらしい。
ということで登り始めると少し登ったところで踏み跡はなくなった。ここからラッセルしながらとなるが、重装備で足がなかなか前に出ずにのろのろと進む。展望の開けた箇所で少し休憩していると若手2人組み男女ペアが颯爽と登場。あっという間に追い抜き、一度追い越したがその後はひたすら若手男性がガッツリとラッセルして進んでくれた。交代交代と考えたがとてもじゃないが追いつかないので、ありがたく後ろをついていくことにした。ちょうど17時近くに避難小屋に到着。若手パーティーがいなければおそらく日の入り後2時間は歩くハメになっていただろうと思うと本当に運が良かった。通常コースタイムの2倍で見積もっていた自分の目論見の甘さが反省点となった。
結局小屋は2パーティ4人。話を聞くと21歳で某山道具店のスタッフさん。体からあふれ出るパワーにただただ驚嘆だった。翌日も先行した若手パーティ。通常ルートの右よりの直登でコースタイムを縮めていく。やはり若いって凄い。
山頂に着くと晴れ渡った青空に日光の峰々。富士山も意外に大きく見えた。風が冷たく、久々の重装備ワカンに厳しいルートを登ってきた充実感、そしてレコ友と一緒にたった山頂は格別のものだった。
冬山の下山はあっという間で13時には観光客でにぎわっている日光東照宮に到着。
やはり足の合う人と歩けると満足感が違います。今シーズンはレコ友と歩ける機会をもっと増やしていければと思います。kazさんありがとう!
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