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Yamareco

記録ID: 813117
全員に公開
山滑走
芦別・夕張

富良野西岳(十線川林道から)

2016年02月11日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:09
距離
11.8km
登り
1,108m
下り
1,114m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

07:35 スタートしたが道を間違って戻り,
07:50 再スタート
09:05 林道を離れて,北の谷に向かう
11:30 標高920mあたりで休憩
13:55 山頂
14:10 山頂から滑降開始
14:15 ビンディングのトラブル発生(標高1150m地点)
15:45 駐車地点に到着
天候 くもり〜雪
過去天気図(気象庁) 2016年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
十線川林道の最終除雪地点に駐車
コース状況/
危険箇所等
駐車場所からすぐに橋を渡って川の反対側(川の南側)の林道を西へ進みます
川で工事をやっており,うまくいけばもっと先(堰堤近く)に駐車できそうです
十線川林道の除雪最終地点に駐車。ここから真っすぐ西に林道を進んだが,これは間違い。いったん,すぐ近くの橋を渡って,川の南側に出てから川沿いに林道を西に進む。
2016年02月11日 07:33撮影 by  Canon PowerShot SX150 IS, Canon
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2/11 7:33
十線川林道の除雪最終地点に駐車。ここから真っすぐ西に林道を進んだが,これは間違い。いったん,すぐ近くの橋を渡って,川の南側に出てから川沿いに林道を西に進む。
再スタートして,駐車地点近くの橋を渡る
2016年02月11日 07:50撮影 by  Canon PowerShot SX150 IS, Canon
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2/11 7:50
再スタートして,駐車地点近くの橋を渡る
人家があるが,人はいないようだった
2016年02月11日 07:56撮影 by  Canon PowerShot SX150 IS, Canon
2/11 7:56
人家があるが,人はいないようだった
大きな堰堤(砂防ダム)の脇を進む
2016年02月11日 07:58撮影 by  Canon PowerShot SX150 IS, Canon
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2/11 7:58
大きな堰堤(砂防ダム)の脇を進む
沢に沿った林道を進む
2016年02月11日 08:23撮影 by  Canon PowerShot SX150 IS, Canon
2/11 8:23
沢に沿った林道を進む
また堰堤が出てくる
2016年02月11日 08:50撮影 by  Canon PowerShot SX150 IS, Canon
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2/11 8:50
また堰堤が出てくる
3回目のスノーブリッジ渡渉
2016年02月11日 08:58撮影 by  Canon PowerShot SX150 IS, Canon
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2/11 8:58
3回目のスノーブリッジ渡渉
最後に出てきた堰堤(ここまで数か所の堰堤脇を通過している)
2016年02月11日 09:32撮影 by  Canon PowerShot SX150 IS, Canon
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2/11 9:32
最後に出てきた堰堤(ここまで数か所の堰堤脇を通過している)
林道から離れて北に向かい,谷の斜面を登って行く
脛ラッセルとなる
2016年02月11日 09:44撮影 by  Canon PowerShot SX150 IS, Canon
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2/11 9:44
林道から離れて北に向かい,谷の斜面を登って行く
脛ラッセルとなる
かなり標高が上がってきた
2016年02月11日 10:24撮影 by  Canon PowerShot SX150 IS, Canon
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2/11 10:24
かなり標高が上がってきた
膝ラッセルで急斜面を登る
2016年02月11日 11:56撮影 by  Canon PowerShot SX150 IS, Canon
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2/11 11:56
膝ラッセルで急斜面を登る
ようやく今日の山頂(山頂標はもう少し北にある)
2016年02月11日 13:55撮影 by  Canon PowerShot SX150 IS, Canon
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2/11 13:55
ようやく今日の山頂(山頂標はもう少し北にある)
谷からの斜面取り付きが近づいた
2016年02月11日 14:39撮影 by  Canon PowerShot SX150 IS, Canon
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2/11 14:39
谷からの斜面取り付きが近づいた
林道のトレースをたどって帰った
2016年02月11日 15:10撮影 by  Canon PowerShot SX150 IS, Canon
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2/11 15:10
林道のトレースをたどって帰った
きわどかったスノーブリッジの渡渉
2016年02月11日 15:21撮影 by  Canon PowerShot SX150 IS, Canon
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2/11 15:21
きわどかったスノーブリッジの渡渉
帰ってきて山の方を振り返ったが,雲がかかって視界不良
2016年02月11日 15:42撮影 by  Canon PowerShot SX150 IS, Canon
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2/11 15:42
帰ってきて山の方を振り返ったが,雲がかかって視界不良
今日のトラックログ(赤:行き,青:帰り)
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今日のトラックログ(赤:行き,青:帰り)
TLTヒールピースの破損。左は破損していない状態,右が今回破損したもの。ピン〜クライミングサポートの部分が無くなっている。
2016年02月12日 16:56撮影 by  Canon PowerShot SX150 IS, Canon
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2/12 16:56
TLTヒールピースの破損。左は破損していない状態,右が今回破損したもの。ピン〜クライミングサポートの部分が無くなっている。

感想

今日は各地で天気が良さそう。どこに行こうか迷ったが,前から気になっていた富良野西岳を目指すことにした。
※1月26日の aofukuroh さんのレコを参考にさせていただきました。

7時35分,十線川林道の最終除雪地点から出発。曇っていて視界も悪いが,風はなく気温は高め。今日の山中気温は0〜‐5℃,終始無風だった。
駐車場所からまっすぐ西に林道を進んだが,堰堤のところで行き詰まる。川の対岸に正しいルートがあるようだ。いったん駐車地点まで戻って再スタート。
すぐ近くの橋を渡り,沢の対岸にある林道を進む。雪は新雪の足首ラッセル。最初の堰堤脇を過ぎてからも基本的には林道を歩いて行くのだが,SBでの渡渉が3回ほどあった(林道に橋がない?)。沢に沿った林道はほぼ平坦(わずかに登り勾配)で,堰堤も出てきた。

9時5分,林道を離れて北に向かい谷に入る。この後,堰堤を3か所超えて行くが,次第に雪は深くなり脛ラッセルとなる。天気は回復の兆しなく,チラチラ小雪も降ってきた。視界不良で富良野西岳の山頂は見えない。

11時30分,920m地点で休憩。この先は次第に急登となり,雪も膝ラッセルと深くなる。山頂が近づいたあたりでの傾斜は,35度以上はありそう。しかし,雪が深すぎてツボ足だと腰まで埋まりそうなので,がんばって最後までシールで登り上げた。400m上がるのに2時間以上を要した!

13時55分,疲れ果ててようやく山頂に到着。山頂標のあるところはもう少し北の少し高くなった所のようだが,ここを今日の山頂にした。

14時10分,山頂からドロップ。急斜面だが雪が深いのでスピードは出ない。
14時15分,150mほど滑り降りた1150m地点でトラブル発生! 相次いで左右のTLTのヒールピースが破損したのだ!!どうなっているの?何故?〜精神的なショックも大きいが,帰らねばならない。以後はトゥーピースだけ固定した踵フリー状態で滑降を続けた。せっかくの深雪滑降のはずが…滑りを楽しむどころか,ちゃんと帰れるかどうかが問題となってしまった。

15時,谷を降りて林道へ出る。ここまで来ればもう大丈夫。林道は歩き〜ストックで漕いで進み
15時45分,駐車地点に到着した。

何が起こるかわからない。いい経験になった。
今日のコースは aofukuroh さんによれば「登りも滑りも気軽に楽しめる山スキー向けのいいルート」とのことだが,私にとっては十分に『完全燃焼系の山』だった。
雪は良かったので,今度来る時には滑走を楽しみたいものだ。


 行動時間: 8時間10分 (登り 6時間20分,下り 1時間35分)
 移動距離: 12
 累積標高: 1200m

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コメント

hidekinさん、こんばんは。
色々と、お疲れ様でした。
山奥でのトラブルは想像するだけでゾッとします…。ご無事で何よりでした。
貴重なレコをありがとうございます。同じ金具を使用してますので、他人事じゃなく読ませて頂きました。
いくつか教えて頂きたいのですが、このTLTは何シーズン目の使用だったのでしょうか?また、開放値は幾つにしていますか?
不躾な質問ですみませんが、参考までに…。
2016/2/14 17:04
Re: hidekinさん、こんばんは。
masatom さん,こんばんは

このTLT(ラディカルST)は,平成25年11月の購入で3シーズン目です。開放値は7くらいだったと思います。(ちなみにスキーは175cm,私の体重65kgくらい)
破損したときの状況としては,急なところを過ぎて,なんでもない緩斜面をまっすぐに滑っている時に,ゆっくりとヒールが外れるような感じでトラブル発生しました。
最初は左側に発生したので,そちらはトゥーピースだけ固定して滑っていたら,間もなく右側にも同様の破損が起こりました。
左右に相次いで破損が起こったというのは,単なる偶然とは考えられず,何らかの条件が重なったものではないかと思っています。
色々と原因について考えていたのですが,「ブーツのヒールあるいはビンディングのヒール部分に雪が硬くこびりついた状態でビンディングを踏み込んで固定し,滑っているうちにヒールのピンに負荷がかかり続けて破損が起こった」というシナリオを考えつきましたが,どうでしょうかね。

購入先の秀岳荘に相談してみたところ,このように破損する例は時にあるとのことでしたが,どのような状況で生じやすいかなどはわからないようです。
また,破損したヒールピースの交換をやっていただけることになりました。

今回,スキー道具のトラブルは初めてでした。
何が起こるかわからないので,心して行動しなければならないなあと感じた次第です。
2016/2/14 19:49
Re[2]: hidekinさん、こんばんは。
hidekinさん、丁寧なご返信ありがとうございました。とても参考になりました。
やはり両方とも破損するというのは、壊れやすい一定の条件があるのでしょうかね…。
TLTのヒールピースは板のたわみに対応できないので、 hidekinさんのご推察通りかもしれないです。でも極寒の中で滑走準備している時になかなかチェックできない事ですね…。

ともあれ、大きな事故にならずご無事で何よりでした。
秀岳荘の対応も素晴らしいですね。

では、お互い残り少ないスキーシーズンを安全第一で楽しみましょう。
どこかでお会いできると良いですね!
2016/2/14 21:20
TLT Radical ST
hidekinさん
初めまして。こんにちは!

僕の記録を参考にしていただき幸いです。山スキーの場合、その日の天気や雪の状況によって、同じルートでも行動時間がかなり変わるので登ってみないと分からないですよね。僕の時はお気軽でした…。

TLTの破損ですが、僕もまったく同じ時期のRadical STを使用してるので心配になってきました。山の中で「壊れる」ということを考えたこともなかったです。TLTのようなシンプルな道具は、ほぼ壊れるようなことは無いんだろうと勝手に思い込んでいました。
事前にチェックしておけば防げたようなものじゃないのが厄介ですね。
2016/2/14 22:27
Re: TLT Radical ST
aofukuroh さん,はじめまして,こんにちは
コメントいただき,ありがとうございます

健脚の aofukuroh さんの記録を参考にするときには,かなり時間を割り増して考えるようにしているのですが,山は甘くなかったですね
しかし,いい雪が積もっていて,ビンディングトラブルさえなければ,かなり滑りを楽しめたコースでした
レコをアップしてただき,ありがとうございました

今回のTLT破損は,いい教訓になりました
山の中では(山ばかりに限りませんが)何が起こるかわからないと思って,行動していなければいけないということですね

これからも安全には気を付けて山を楽しみたいと思います
2016/2/15 12:48
はじめましてhidekinさん
楽しくヤマレコを読ませて頂いて、最後にTLTラディカルSTの
破損記事が出て来てTLTの信頼性に疑問を持ってしまいました。
私も同じく3シーズン目の板があり虫眼鏡でプラスチックに亀裂が
無いか見ましたが外観にはありませんでした、破損でnet検索したら
同じ状況でピンから下が無くなった方がブログに載せてました。
(ただし使用して直ぐでした)
2016/2/15 15:57
Re: はじめましてhidekinさん
lukepapa さん,はじめまして

たしかに「TLT 破損」で検索してみたら,同じような破損のケースが出てきますね
プラスチック部品ですし,破損することは不可避なんでしょうね
道具は壊れるものだと考えておいた方がよさそうです
しかし,破損することはめったにないことですし,TLTの場合は,前後の固定が別々になっていますから,ヒールが固定できなくなってもトゥーピースだけの固定は可能なんです
後傾姿勢で滑れば,トゥーだけの固定でも何とかなるということも,今回,わかりました
(ただし厳しい急斜面では無理かな?)

あまり心配しすぎても,楽しみがなくなるばかりです
道具の点検を十分にやって,トラブルが起きたときにも何とか対処するだけの力を磨いて行きたいですね
2016/2/15 20:55
TLT破損、両足踵
TLT ラジカルST、私もかかと部分が破損しました。左が1/13,右が1/26。特に右は
大きな衝撃をかけないのに、壊れて前にコケました。ネットを調べると、結構沢山同じ破損の報告があります。クライミングサポートを使用して登行すると、踵のビンディング部分のプラスチックに負荷がかかり、この部分の強度も弱い様です。修理は、税込み\18144。まさか両方共破損するとは思わず、左が壊れた1/14に修理に出し、1/25に受け取り、翌日の山行で残りの右も破損。使用日数は、約3年と20日未満。車で言えば、リコールものでしょう😡
2019/1/31 9:28
Re: TLT破損、両足踵
同じような破損が,その後も起こっているのですね
片側の修理が終わって,すぐに反対側が破損というのは,運が悪いとしかいえませんね
さぞや,お怒りでしょう

私の場合は,修理(新しい部品提供)は無料で行ってくれました
メーカーではなく,販売店の対応だったのでしょうかね

破損して部品を交換後,3年ほど使っていますが,その後は特に問題は生じていません
ただ,滑走モードにする前に,十分に踵の雪を落とすようには気をつけています
2019/1/31 19:57
プロフィール画像
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