記録ID: 8167903
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
降雪明けの大キレットと北穂雪壁(槍ヶ岳〜ジャンダルム)
2025年05月13日(火) ~
2025年05月14日(水)

体力度
10
2~3泊以上が適当
- GPS
- 25:13
- 距離
- 32.3km
- 登り
- 3,636m
- 下り
- 3,639m
コースタイム
1日目
- 山行
- 13:40
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 15:09
距離 18.8km
登り 2,832m
下り 828m
16:02
2日目
- 山行
- 7:26
- 休憩
- 2:38
- 合計
- 10:04
距離 13.5km
登り 804m
下り 2,810m
16:26
ゴール地点
| 天候 | 13日 快晴 14日 薄曇りのち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
24h暖房付のきれいなトイレあり 横に登山届と下山届提出する場所あり センターから10分ほどのP5駐車場無料で利用 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
登山前日の12日は2400m以上で積雪、以下で雨の状況でした。 ●新穂高センター〜槍平小屋 滝谷出合から徒歩10分ぐらいで残雪。 12本爪アイゼン装備しましたが、岩もかなりあるので槍平小屋まではチェーンの方が歩きやすいと思います。 ●槍平小屋〜槍ヶ岳 全面雪で覆われています。 飛騨沢も雪で埋まっているので、夏季のルートより沢沿いの方が歩きやすいです。 その日夏季ルート通った方とも話しましたが、斜面の雪で右足ばかり踏ん張りきつかったそうです。 ●槍ヶ岳〜南岳小屋 全行程雪でつながっていて、とても歩きやすいです。 場所によってシャバ雪だったりカチコチだったりいろいろ。 特に危険個所はなし。 ●南岳小屋〜A沢のコル 岩と雪のミックス。 A沢のコルまではチェーンの方がいいかもしれません。 12本爪だと爪が岩に引っ掛かり、ノーアイゼンだと滑ります。 一度こけて死ぬかと思いました。 ●A沢のコル〜北穂高小屋 1つ目の核心部。 北穂直下の雪壁にダブルアックスでアタック。 ただ雪が崩れてどうしようもない箇所もあり、そこは岩場を伝って登攀しました。 通過した3時間前に涸沢で雪崩事故あったので、大キレット側も今後行く方は十分に注意を。 ●北穂高小屋〜穂高岳山荘 2つ目の核心部。 岩と雪の行程ですが、チェーンだと歯が立たないので12本爪必須。 朝通過したのでカチコチの雪面のトラバースもあり。 ダブルアックスで三点確保しながら慎重に通過。 涸沢岳直下はほぼ岩なので、最初の雪壁超えたらアイゼン外した方が登りやすいと思います。 ●奥穂高山荘〜奥穂高岳 雪壁2つありますが、トレースの足場がしっかりしていて登りやすいです。 ただ滑ると死ぬかもは相変わらずなので、三点確保は必須。 ●奥穂高岳〜ジャンダルム〜奥穂高岳 3つ目の核心部。 先行者1名いてアドバイスとトレースいただきました。ありがとうございます。 ほぼ雪で覆われています。 途中のロバの耳が非常に危険。 夏季ルートでは上まで登るのですが、凍ってる岩の登攀になるので別ルートへ。 つながっている雪壁を一度クライムダウンし、登り返す。 雪壁凍ってる個所もあるので、何度も蹴りこみ足場を確保。 ジャンダルムは岩のみなので、アイゼン外して登ることをおすすめします。 ●奥穂高岳〜白出沢〜新穂高センター 穂高岳山荘直下は岩のみなので、アイゼン外す。 後は荷継小屋跡まで雪渓なので、アイゼン付けて降ります。 ただまっすぐ雪渓降り続けると白出大滝にぶち当たるので、荷継小屋跡で右手の斜面の正規ルートへ入ります。 しばらく進むとまた雪渓なのでそのまま降るのですが、途中で左手の斜面の正規ルートに入る必要があります。 気づかずスルーしてしまったので、木のあまり生えていない斜面を無理やり登攀しました。 |
| その他周辺情報 | ひがくの湯と登山者食堂 営業時間 9時〜20時 料金 大人900円 北穂高小屋で話した方にお勧めされて初めての入館。 温泉は露天で気持ちよく今の時期は新緑がきれいです。 登山者食堂はその名の通り登山者向けのボリュームのある食事あり。 飛騨牛の焼肉を初めて食べましたが、柔らかくて旨かったです。 https://shinhotaka.com/place/766/ |
| 予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
鎖場
鎖埋まっていたのを先行の方掘り出してくれました。感謝。
写真ないですが、この鎖場越えた先は雪面クライムダウンし、登り返すルートになります。マーカーの付いてるルートだと凍った急な岩場登攀になるのでおすすめしません。
鎖埋まっていたのを先行の方掘り出してくれました。感謝。
写真ないですが、この鎖場越えた先は雪面クライムダウンし、登り返すルートになります。マーカーの付いてるルートだと凍った急な岩場登攀になるのでおすすめしません。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ダブルアックス
カメラ
|
|---|
感想
12日降雪、13日快晴の予報が出たので残雪期の北アルプス行ってきました。
たぶん自分のソロの限界がこれぐらいだと実感。
これ以上は誰かと一緒じゃないとまずい。
限界超えないよう、気を付けて今後も登ろうと思える山行でした。
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この記録に関連する登山ルート
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍 [2日]
奥穂高岳/白出沢ルート/新穂高温泉起点白出沢穂高岳山荘経由
利用交通機関:
車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5


















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