甑岳・冬晴れの一日
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- GPS
- 06:57
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 977m
- 下り
- 968m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■この時期、朝の早い時間は道路が凍結しているので、登山口まで油断は禁物。 ■幕井コースが合流する地点からすぐの急斜面は要注意。 |
写真
感想
この日は晴れの予報。先週悪天候で撤収した甑岳のリベンジに出かけた。朝7時前に家を出ると、冷え込んで路面は所々ブラックアイス。安全運転で東沢バラ公園を目指す。駐車場からアイゼン・ピッケル・スノーシューを持って出発。幕井貯水場の道に入ると雪が深く、すぐにワカンのトレースを発見。どうやら先行者がいるよう。登山案内図の先からトレースは真っ直ぐ幕井コースに向かっていた。今回は岩神コースで登って幕井コースで下山の予定。ここでスノーシューを着けトレースと別れ岩神コースへ入る。
岩神コースは最初から急斜面。スノーシューのクランポンを利かせてガシガシ登る。こんな時はヒールリフターが重宝する。高度が上がると雪が深くなるが、適度に締まった雪は歩き易い。岩神山や大平山の東端からは向かう甑岳を確認できた。防火帯に入り甑岳を視界に捉えて進む。所々で現れる急登をこなして進むと幕井コースとの合流点。ここで再びトレースと出会う。ワカンではなくアイゼンのないツボ足だ。先行者はこの先の核心部をツボ足で登ったようだ。自分はストック1本をピッケルに持ち替え、スノーシューのクランポンを利かせて直登した。途中小さな雪壁でずり落ちながら何とか登り切ると、青空に白い山頂広場が見えてテンションも上がる。気持ちは先走るものの、強い陽射しと高い気温に湿った雪はクランポンに団子となって付着。足枷のように重いスノーシューに足は全然進まない。山頂広場直下の急登は無雪期でもキツイ所だがこの状況では輪をかけてキツかった。白く装った木々に冬の名残を感じながら1歩づつ登って行く。そして山頂広場。標識などはすべて雪に埋もれていて文字通り広場だ。
先行者はここで引き返したようで山頂方面にはトレースがない。そのまま山頂へ向かう。やはりノートラックの雪面は気持ち良いが、団子になったスノーシューは嫌になるほど重い・・・かといってツボ足では軽く膝まで埋まってしまいそうだし。足を引きずるようにして山頂へと進む。そしてついに山頂。木々に囲まれ眺望はないが、静かな深山の雰囲気が好きです。達成感に浸りながら休憩。
下山は幕井コースを使った。先週も歩いてるが明確な尾根が無いだけにトレースを外すとやはり分かり難い。高度が下がると雪が少なくなりどこでスノーシューを外そうかと思っているうちに林道まで出てしまった。林道でスノーシューを外し駐車場へと戻った。
いや〜本当に疲れた。早い時間は良かったが、陽が上がってからは湿雪にやられた。でも予定のルートを歩き切ったし、青空に白い山頂広場の図は最高だった。しばらく甑岳には登らなくてもイイかな。来シーズンはもっと雪が軽い時か、アイゼンを効かせて登れるような時に行ってみたい。(TONO)
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