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Yamareco

記録ID: 824274
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
磐梯・吾妻・安達太良

安達太良山・鉄山 奥岳登山口から雪のアートを堪能

2016年03月05日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:01
距離
12.7km
登り
910m
下り
900m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:00
休憩
0:43
合計
5:43
距離 12.7km 登り 910m 下り 911m
8:42
67
9:49
18
10:07
4
10:11
6
10:17
10:28
55
11:23
11:25
20
11:45
11:54
34
12:28
14
12:42
12:51
21
13:12
17
13:29
13:41
5
13:46
34
14:20
5
14:25
ゴール地点
ルートはEtrex20xのGPSデータです。
くろがね小屋から矢筈森は直登でショートカットしています。
天候 晴れ 気温も高めでほぼ1枚で歩いてました
過去天気図(気象庁) 2016年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
地元草加4:30出発で浦和IC→東北道(那須高原で朝食休憩)→二本松ICより下道で奥岳登山口駐車場8:10着
駐車場は無料。スキー場なのでトイレもあります。
コース状況/
危険箇所等
●参考資料:山と高原地図「磐梯・吾妻・安達太良」

今回はルートを通してつぼ足でした。ワカン使うほどもぐらず、アイゼン使うほど急斜面や滑る箇所もなかったです。

●奥岳登山口〜くろがね小屋
奥岳登山口からは案内板があります。踏み後もしっかりしいたので迷うことはありませんでした。少し急ですが旧道を使って勢至平へ。

●くろがね小屋〜矢筈森〜鉄山
当初予定していませんでしたが、結構時間が余りそうだったので鉄山によることにしました。
そのため少し登ったところで矢筈森の岩峰が見えてきます。今回は踏み後ないですが90度向きを変えてショートカットで岩峰目指して直登しました。鉄山への稜線は雪少ないです。通常は風がかなり強い稜線ですが今回はそれほどでもなかったです。雪の織り成す模様が素晴らしくキレイです。

●鉄山〜安達太良山(乳首)
通常は風がかなり強い稜線ですが今回はそれほどでもなかったです。沼の平の景色は一見の価値あり。風が強いため雪が飛ばされて道にはほとんどありません。
山頂は岩峰です。気をつけて登りましょう。

●安達太良山〜薬師岳〜奥岳登山口
安達太良山直下は雪がありませんでした。ドロドロ道になっていますが、しばらく降ると雪道に戻ります。この辺は平らなところなので風雪強くガスった時はルートロスとしないように注意が必要だと感じました。GPSとか持っていたほうが良いでしょう。最後はスキー場の脇を下ります。
その他周辺情報 ●素泊まり温泉
岳温泉の「岳の湯」を利用しました。素泊まり宿泊施設で調理場あります。
共同設備として鍋、やかん、フライパン他、ザル、ボール、レンジ、トースターあります。ガスもありますが有料です。各部屋には冷蔵庫あり。
結構熱めの温泉が気持ちよいですね。温泉は20:30から23:30まで清掃で入れません。石鹸のみ、タオル、シャンプーは購入するしくみ。向かいにコンビニがあるので便利。
二本松ICを下りて下道走っていると安達太良山が見えてきました。道路は雪全くありません。
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二本松ICを下りて下道走っていると安達太良山が見えてきました。道路は雪全くありません。
奥岳登山口。この時期にしては雪が少なすぎでしょ。
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奥岳登山口。この時期にしては雪が少なすぎでしょ。
でも登山口からは雪あります。
でも登山口からは雪あります。
道標。今回は黒金小屋方面から回ります。
道標。今回は黒金小屋方面から回ります。
しばらくは旧道を歩きます。踏まれているためワカンもアイゼンもいりません。
しばらくは旧道を歩きます。踏まれているためワカンもアイゼンもいりません。
勢至平に到着。鉄山が見えてきました。
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勢至平に到着。鉄山が見えてきました。
勢至平からは乳首から鉄山・箕輪山まで一望できます。
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勢至平からは乳首から鉄山・箕輪山まで一望できます。
登山道は雪道です。歩き易いため足取りは早かったと思います。
登山道は雪道です。歩き易いため足取りは早かったと思います。
くろがね小屋が見えてきました。
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くろがね小屋が見えてきました。
硫黄泉の臭いもしてきます。
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硫黄泉の臭いもしてきます。
くろがね小屋に到着。indigoXXXさんはバッチを購入すべく中へ。人気の小屋、一度泊まってみたいですね。
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くろがね小屋に到着。indigoXXXさんはバッチを購入すべく中へ。人気の小屋、一度泊まってみたいですね。
くろがね小屋を出発すると程なく雪稜。雪山に来た〜って雰囲気が素晴らしいですね。
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くろがね小屋を出発すると程なく雪稜。雪山に来た〜って雰囲気が素晴らしいですね。
せっかくなので踏み後のない矢筈森へ直登することにしました。
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せっかくなので踏み後のない矢筈森へ直登することにしました。
気持ちよく歩を進める二人。
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気持ちよく歩を進める二人。
矢筈森に到着しました。indigoXXXさんと安達太良山。
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矢筈森に到着しました。indigoXXXさんと安達太良山。
稜線は風の強さを慮る雪模様。見事です。
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稜線は風の強さを慮る雪模様。見事です。
沼の平が見えてきました。白い景色も異世界のようです。
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沼の平が見えてきました。白い景色も異世界のようです。
風の作った雪のアート。
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風の作った雪のアート。
振り返ると安達太良山。
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振り返ると安達太良山。
鉄山への登り(東側の斜面)は雪がついていません
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鉄山への登り(東側の斜面)は雪がついていません
ただ西側の斜面にくると風の強さを感じる雪の状態です。
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ただ西側の斜面にくると風の強さを感じる雪の状態です。
沼の平と二人。
鉄山はもう少し。
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鉄山はもう少し。
鉄山山頂に到着。看板は見当たりませんでしたが、三角点はわかりました。
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鉄山山頂に到着。看板は見当たりませんでしたが、三角点はわかりました。
鉄山から安達太良山。
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鉄山から安達太良山。
安達太良山に向かいます。
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安達太良山に向かいます。
途中の道標にえびの尻尾
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途中の道標にえびの尻尾
道中も雪のアートが素晴らしい。
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道中も雪のアートが素晴らしい。
途中稜線は風のためか天気のためか雪が無いところもあります。
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途中稜線は風のためか天気のためか雪が無いところもあります。
ドンドンと進む二人。
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ドンドンと進む二人。
山頂の乳首が近づいてきます。
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山頂の乳首が近づいてきます。
もう目の前が山頂。
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もう目の前が山頂。
安達太良山に到着。これで4度目の山頂です。
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安達太良山に到着。これで4度目の山頂です。
山頂の祠は氷のアートに。鉄山方面には雲が出てきました。
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山頂の祠は氷のアートに。鉄山方面には雲が出てきました。
山頂直下を下ります。なんだかこの辺は雪がなくなってますね。
山頂直下を下ります。なんだかこの辺は雪がなくなってますね。
薬師岳に向けて歩いていると、ガスが深くなって真っ白になってしまいました。踏み後はしっかりあったので迷うところではありませんが、風雪が強くトレースなくなるとルートロストの危険性があります。
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薬師岳に向けて歩いていると、ガスが深くなって真っ白になってしまいました。踏み後はしっかりあったので迷うところではありませんが、風雪が強くトレースなくなるとルートロストの危険性があります。
薬師岳にきました。視界は少し戻ってきました。
薬師岳にきました。視界は少し戻ってきました。
無事に下山して本日の宿泊先に向かいます。雪が全く無い道路。
無事に下山して本日の宿泊先に向かいます。雪が全く無い道路。
岳温泉に到着しました。
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岳温泉に到着しました。
本日の宿泊先「岳の湯」さんへ。結構素泊まり客いましたね。
いい湯だし満足です。
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本日の宿泊先「岳の湯」さんへ。結構素泊まり客いましたね。
いい湯だし満足です。
岳温泉の土産店で販売していた地酒「きもと」辛口で冷ですいすい飲めちゃいました。鍋と酒と仲間がいればこれほど楽しいものは無いですね。
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岳温泉の土産店で販売していた地酒「きもと」辛口で冷ですいすい飲めちゃいました。鍋と酒と仲間がいればこれほど楽しいものは無いですね。

感想

昨年沢登りに4回連れて行ってもらった仲間と一緒にシーズン初山行に行ってきました。今年は例年に比べ雪が少ないので東北方面として、1日目は安達太良山、岳温泉に素泊まり。2日目は磐梯山と百名山2座登頂を目指します。
奥岳登山口への道中、まだ3月初旬なのに道路には全く雪がない。取りつきまでは非常にスムーズに行けるのはありがたいが、あまりの雪のなさに雪山に行くぞというテンションが全く上がらない。
天気予報では2日ともあまり芳しくなかったが、初日安達太良山に到着すると、若干春霞みないな状況だが暖かい陽気で青空も見える。駐車場は雪もなく残雪期の春山を思わせる景色。

登山道からは雪を踏みしめて歩けたが雪は少ないし、おまけに人気ルートなので踏み後もしっかりしている。踏まれすぎて凍結した北八ヶ岳の登山道に比べれば凄く歩きやすい。アイゼンもつけず歩きやすいため、くろがね小屋まではマップのコースタイムよりも早く到着した。硫黄のにおいが辺りを包み、一度はこの小屋で宿泊し風呂三昧したいと改めて思った。くろがね小屋から見上げる鉄山の黒々とした岩壁は雪の白と相まってとても迫力があり美しい。

当初の予定では小屋から山頂を目指すつもりだったが、時間に余裕ができたため鉄山まで歩くことにした。小屋を出発してからしばらく歩くと、たおやかな山並みにつくトレースを辿り美しい景色を楽しむ。そして途中からトレースをはずし、矢筈森への直登を開始。踏み後のない雪原を歩く楽しさは、雪山の醍醐味である。
稜線上は強風で有名な安達太良山だが、一汗かきながら稜線にたどり着くと思いのほか風がない。周りの岩を見ると強風でみられる美しい模様をまとっていて、この地に登ってきたから味わえる自然の芸術を目の当たりにした。鉄山まではそんな景色を楽しみながらあっという間に到着。安達太良山頂までの稜線と沼の平の荒涼とした景色をしばし堪能した。

再び矢筈森に戻り山頂に向かうと、道中は天気が良すぎたため雪が解け泥だらけの登山道を歩く。この稜線上でも数パーティーに出会い、雪山として人気の山であることを改めて感じた。あいにく天候は下り気味だったが、冬の安達太良山の頂に立ててまずは満足。
下りは薬師岳経由にしたが途中なだらかな登山道でガスって来て急激な天候悪化を味わう。なだらかな地形でのガスやホワイトアウトはルートロストに繋がるリスクを身を以て体感した。今回は人気のルートだか踏み後がない時には要注意だ。

全体的には雪山をしっかり味わえた満足感があり、下山後に素泊まりした岳の湯の温泉、自前で用意した鳥鍋と地酒に舌鼓を打ちながらの仲間との山話は、楽しい時間になりました。来年はくろがね小屋でゆっくり温泉につかりに来たいですね。

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