博士山
- GPS
- 05:03
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 926m
- 下り
- 915m
コースタイム
- 山行
- 5:01
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 5:04
10:18 博士山 10:21 -> シール登行(アップダウン)
10:32 1472点ピーク 10:51 -> スキー滑降
12:19 琵琶首
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 昭和温泉しらかば荘 \500 |
写真
装備
個人装備 |
[スキー板/ビンディング/靴] K2:BACKUP('12) / Voile:Switchback X2 / Scarpa: T2('13)
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感想
土曜に磐梯山に登ってそのまま帰宅するつもりでしたが、会津地方は日曜も天気が保ちそうだったので、引き続き西会津の博士山に登ることにしました。
山スキー対象としてよく紹介されるので一度登ってみたかったのですが、首都圏からのアクセスが悪く、こういう機会でないとなかなか行く気になれないのです。
そんな博士山ですが、コンディションやルート選択ミス(?)のせいもあり、それほどの面白さは感じられずに終わりました。
たしかに上部は素晴らしいブナ林が広がっていますが、楽しめるのはそこだけ。
最上部の細い尾根はスキー目的では余分なだけですし、下部も(コースによるのかもしれませんが)それほど自由に滑れるわけではありません。
けっしてつまらないわけではなく、新雪に恵まれればブナ林なんかは相当楽しめるでしょうし、実際、非常に良かったという声も聞きます。
ただ、なにしろ首都圏から遠いのがネックで、それを押して来るほどの優位性は感じられませんでした。この程度なら、会津駒や三岩岳にでも登ったほうがいいのでは?というのが正直なところです。
7:15 656m 琵琶首駐車地点。
到着時点は深いガスに包まれていたが、日の出とともにどんどん晴れ上がる。山はまだうっすらガスをかぶっているが、こちらもほどなく晴れるだろう。
まずは目の前の林道をシール登行。そのまま正面の尾根を登ればいいのだが、なにか登りにくい理由があるのか、末端から尾根に取り付いている例はあまり見ない。しばらく尾根南側に延びる林道を進み、適当なところで尾根に登る。
尾根までの南斜面はすでに雪が消えているところも多く、効率的なルートがとれない。完全に春の様相だ。
868点の先で尾根上に出たら、あとはこの尾根をひたすら登るのみ。ところどころ狭い箇所があり、地形図には現れない微妙なアップダウンもある。滑降は可能だが、それほど楽しめそうにない。今日はひとつ北側の尾根(北西尾根と呼んでおこう)を滑るつもりなので、そちらに期待しよう。
8:59 1153m 林道横断。
ここまでは細木の雑木帯で、西斜面で日も当たらないため鬱蒼とした感じだったが、ここから上はブナの疎林帯となる。こんな山がなぜ山スキー向きと言われるのかわからなかったが、なるほどこれならうなずける。少雪ゆえヤブは埋まりきっていないが、この程度なら問題ない。
1410mで北西尾根に合流。この辺りは尾根も広くて滑るのが楽しみだ。
ただ、合流後は再び狭い尾根となる。多少ながらアップダウンがあり、雪庇も張り出している。快適に滑れるのはここから下になりそう。
ここまで登ると展望も良くなり、北には飯豊連峰が白く浮かび上がっている。西側は木々に邪魔されすっきりした展望は得られないが、それでも燧ヶ岳や守門・御神楽岳など、尾瀬や会越国境の山々が見え隠れする。
9:59 1476点ピーク。
博士山はもう目の前だが、この先はアップダウンのある細い尾根。山頂からはシールで戻ってくる必要がありそうで、正直ここをゴールとしたいくらいだ。
ちなみにここまでトレースは見かけなかったが、ここから山頂まではスキーのトレースが残っている。南西尾根を往復したのだろうか。
10:18-10:21 1481m 博士山。
山頂もまた木々に邪魔され360度の展望は得られない。ちょっと手前からのほうがよく見える。
北側は磐梯・吾妻の山々が見えていたはずだが、霞んでいたためか、この時は気づかずじまい。後日写真を見てうっすら写っている磐梯山に気づいた程度だ。
風がなく暖かいのでここで休憩してもいいのだが、どうせシールのまま1476点まで戻る必要がある。休憩はそこでしよう。
10:32-10:51 1476点ピーク。
昼休憩後、シールを外して滑降開始。
といっても1400mの尾根分岐までは細尾根が続き、快適には滑れない。今さらだが、山頂から北西の沢を途中まで滑り、それからこの尾根に登り返せばよかった。そうすればアップダウンのあるつまらない区間をパスできたのに。
1400mで登りルートを外れ、北西尾根に入る。ここからは快適なブナのツリーランが楽しめる。
が、ルートの選択をミスったようだ。登りルート同様にブナの疎林帯ではあるのだが、はるかにヤブが多い。おまけに(これは登りルートも同様だろうが)重い腐れ雪で、のろのろとしか進まない。新雪やザラメ雪ならともかく、これでは正直楽しくない。少なくとも林道までは登りルートのほうがまだ楽しめただろう。
11:21 1100m 林道横断。
ここまでは登りルートのほうに分があったが、この先はこちらの尾根のほうが滑りやすいはず。
――と信じていたのだが、最悪だったのは実はここから。
植生は杉の植林帯に変わり、しかもまだ若木のためか除伐や間伐が行われていない。滑るどころか通るのもやっと。これなら、たとえ尾根が細くても、アップダウンがあっても、雑木がちょっとうるさめでも、登りルートを滑ったほうがはるかにマシだった。
980mで杉の植林帯は終わり、雑木帯へ。これで一安心。細木が多くて木の間はさほど広くないが、ヤブは上部より少ない。
810mで尾根を外れて南側の沢へ。沢沿いは再び杉の植林帯だが、こちらはある程度育っていて十分なスペースがある。
最後は水田かなにかの広い雪原に出る。いちおう立ち入らないよう林道らしき場所を通り、ほどなく登りルートに合流して終了だ。
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