記録ID: 825013
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ハイキング
中国山地西部
雪がなかった県境(八ツ木峠〜大平山)縦走
2016年03月08日(火) [日帰り]
kariogaryu
その他1人
- GPS
- 16:00
- 距離
- 3.9km
- 登り
- 228m
- 下り
- 228m
天候 | 曇り一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
県境(八ツ木峠〜大平山)縦走 日時:2016年3月8日(火) 天気:曇り一時小雨 積雪:一部 多い所で30cm前後見られたが縦走路にはほとんど無かった。 コース:土橋地区水道施設(浄水場)〜八ツ木峠〜848m峰〜848m峰南下の鞍部(下山道 分岐)〜大平山(862.8)〜下山道分岐〜カケの原〜河向(かわむかい)谷川〜土橋地区水道施設 メンバー:2人 3日前の県境縦走の続き。天気予報によれば今日は晴れ後曇りで明日から雨が降り出し、その後は寒気が訪れるとのこと。ひょっとすると雪でも降るのではないか、もしそうなると付け替えたばかりのラジアルタイヤでは出かけられない。となれば雪の県境縦走は今日をおいて他にないと判断し慌てて飛び出す。 前回は八ツ木峠までだったので今回は八ツ木峠から大平山を経て谷峠までを予定するが結果的には大平山までとなった。その主な理由は天気が予報に反して悪かったこと(曇って霧がかかりおまけに小雨まで降った)と縦走路にはほとんど雪がなく思いがけないヤブ漕ぎを強いられたことだった。 今日の山行きをあらためて振り返ってみると気象と雪の状態は上述の通り。とくに雪に関しては3日前までは縦走路中、ほぼ雪があり快適に歩けた。ところが今回はほとんど同じ場所でありながら雪はなく、思いがけないヤブ漕ぎが続いた。昨日、一昨日と20℃前後の暖かい日が続いたもののまさかこれほどまで融けているとは思いも寄らなかった。そのため予定外のヤブ漕ぎが続き(とくにひどかったのは848m峰からの下り)、目標の谷峠まで縦走する気にもなれず、やむなく大平山で引き返した。 出発点の土橋地区水道施設から八ツ木峠までは日の当たらない谷沿いの道だったので峠の手前辺りまでは結構雪が多く一時スノーシューを着ける程だった。ところが県境の八ツ木峠からこれから登る東斜面を望むと3日前にあった雪はまったくない。暖かい日が2日続いたとしてもこれほどまで違うのかと驚いた。雪に変わって目の前に現れたのは笹のブッシュ。果たしてこれを掻き分けながら登れるのかと一抹の不安を感じたが、県境沿いに土塁があったのでこれに乗っかって登った。するとじき笹は消えて樹林帯に変わり、歩きやすくなった。その後地形図上の848m峰まではヤブも少なくなり、はっきりしないが踏み跡らしきものがほぼ尾根伝いに残っていた。思ったほどの急登もなく八ツ木峠から40分足らずで848m峰に達した。 ところがこのピークを少し過ぎた辺りから踏み跡らしきものが影を潜め、代わりに笹の猛烈なブッシュとなった。一時、東の島根県側の尾根に迷い込み(ブッシュを越すと踏み跡らしきものや杭まであった)軌道修正して南の県境尾に戻ったものの、ここもブッシュがひどく前が見えない位だった。わずか5分足らずではあったが、何とか間違えずに下れたのはブッシュの中にも土塁があったからであろう。 ブッシュ帯を下り切ると右手(西)の 広島県側は暗い桧林が続き、桧の新しい切り株があちこちに見られ、なだらかな鞍部に達した。すると右手に見える傾斜の緩い谷を下る事も出来ると思う気が楽になった(実際、下山時はここから下った)。 この鞍部からさらに南に向かって笹の中の土塁を登ったり下ったりすると再びなだらかな鞍部に出た。この辺りは日当たりがよくないせいか今回の縦走コース中、唯一雪が残り多い所では30cm以上あった。この雪の斜面を登り切るとわずかな露岩が重なりあう小ピーが現れた。大平山の山頂もあとわずかと思いながら、登ると山頂らしい山頂が次々と現れ15分近くかかった。山頂一帯はなだらかでどこが山頂かわからない位だが、小さな双耳峰の南端の一番高い所だった。山頂というより縦走路の通過点と言った感じで山頂標識は見当たらなかった。 大平山(862.8)からさらに南東方向に向かって谷峠まで縦走する積もりだったが、ガスって時折雨まで降りだし、おまけに笹のブッシュが続き、時間もかかりそう。そのため848m峰から下り切った鞍部まで引き返し、この鞍部から車を駐車した水道施設に向かって下山した。あちこちで切り倒された桧の切り株を見ながらなだらかな谷を下った(危険箇所は全くなし)。小沢を左に見ながら下る。すると鞍部から10分足らずで雪に埋もれた作業道に出た。この作業道を下っていると平坦地に出て道が隠れてしまった。そのため沢の左手(左岸)を下っていると(この辺りをカケの原と呼ぶらしい 桑原良敏著「西中国山地」より)行く手が阻まれ、川向こう(右岸)に林道らしきものが見えた。幅1m位の川を渡ると間違いなく林道だった(という事は左岸ではなく右岸沿いに下ること)。雪を被った林道を少しばかり下ると出発点の土橋地区簡易水道施設である小さな小屋の前に戻った。 (参考タイム) 水道施設(0.13)八ツ木峠(0.35)848m峰(0.14)848m峰南下(みなみした)の鞍部(下山道分岐(0.38)大平山(0.32)下山道分岐(0.32)水道施設 追)八ツ木峠から大平山まではあまり大きな上り下りはない。ほぼ県境(所々黄色の角柱が打ち込まれている)に沿って土塁あり。 八ツ木峠から848m峰までヤブも少なく踏み跡らしきものもあるので登りやすい。しかしその後大平山までは道らしい道はなく、笹の繁茂期は非常に難しいのではないか。 広島県側はほとんど桧の人工林で島根県側は自然林。 大平山だけを登るなら水道施設から河向谷川に沿って今回の下山道分岐(鞍部)まで登り、その後県境尾根伝いに登れば所要は1時間足らずではないか。 |
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