広島県内陰陽分水嶺(雲月峠〜中野冠山)
- GPS
- 08:24
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 1,077m
- 下り
- 1,078m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
先週の分水嶺の余韻がまだ冷めないけど、今週末は何処の山に行っとく?
んー、雲月山からの県境東稜がイイな〜🎵という相方の強い要望に応えました。
千人立・雨山・風穴、なんともロマンに満ちたピーク名に惹かれる。
何処の山かと聞かれてピンとくる方は少ないでしょう。
それほど謎めいた山域、YAMAP上ではこれまで公開された活動記録が無く、実際に踏み入れる登山者もごく僅かのようだ。
【本日のルート】
県道114号線🅿スペース ⇒雲月山展望台 ⇒雲月峠登山口 ⇒雲月峠(県境) ⇒千人立(P877) ⇒千人立峠 ⇒雨山(P882) ⇒風穴 ⇒雨山 ⇒八ツ木峠 ⇒P848 ⇒大平山 ⇒P755 ⇒谷峠 ⇒小カブリ山 ⇒冠山⇒小カブリ山 ⇒登山口 ⇒起点
〜各区間の感想〜
■雲月峠(県境)〜千人立〜雨山
地形的にはなだらかであるが土塁上も下も灌木や倒木が多く笹が深い。藪レベルは2.5まで。
土塁の落差が大きかったり狭かったりで、障害物を避ける際にアップダウンの動きを強いられるので非常にストレスを感じる、無雪期は余程の藪漕ぎ好きでなければ避けるのが賢明。
■雨山〜風穴、雨山〜八ツ木峠〜848峰
雨山と風穴の各山頂直下は笹の深さを感じる箇所があるが、他は藪レベルは概ね1以下の箇所が大半。
「水造」のプレートが並行していて踏み跡がある。人為的なものがほぼ無くて歩きやすい。
八ツ木峠南側の破線径に沿うと土橋地区簡易水道施設に出るらしい。(未確認)
ここを登山口とすれば、雨山または風穴までのピストンが一番快適なバリエーション歩きが楽しめるかも。
■848峰〜大平山〜谷峠〜小カブリ山
848峰から大平山に近づくとやや荒れてくる。大平山から林道と交差する鞍部までは踏み跡が無い。
林道の登り返しから次の小コブから谷峠にかけては踏み跡があるので歩ける。
谷峠から小カブリ山までは笹漕ぎの急登で踏み跡無し、かなり消耗した。
〜地名考〜「西中国山地」桑原良敏 著 より
◆千人立(せんにんたち)
雲月峠の東の877m独標の丘。
島根県側の呼称で、宇津々木多和決戦(1340年)の折、南より攻めてくる吉川の軍勢を防戦するため石州の軍勢が、県境ぞいにこの丘に展開したら千人必要であったという。
◆千人立峠
千人立の東の峠。
雲月峠と共に芸石の村人がよく利用したらしく『芸藩通志』土橋村絵図に破線道が画かれている。
多勢の兵を動かすには道が必要であり、石州の軍勢がここに陣を敷いたのはうなずける。
◆雨山(あめやま)
県境の882m独標峰。
広島県土橋村の山林部の小字名の雨山が山名として使われているが、島根県側の八ツ木でもそう呼んでおり、この山より流れ出る八ツ木川も別名雨山川と呼ばれている。
◆大カブリ山(冠山)・小カブリ山
『書出帳・大利原』に1002.9m峯を『大かむり』、916m峯を『小かむり』としてある。『書出帳・草安村』に916m峯を『小かむり』と記され、いずれも平仮名である。『芸藩通志』(1829・文政12年)の大利原村絵図、草安村絵図、山県郡全図には『冠山』と漢字が使われている。地元の庄屋から出されたものは平仮名であったのが編集者により漢字化されたものと考えられる。
島根県側の「旭町史」には『大かぶり』『小かぶり』の山名が使われている。周辺の谷、谷中、大利原、才乙の古老数名から聞き取りを行なったが、島根県側も広島県側も『大カブリ』『小カブリ』の山名が使用されていた。
※風穴に関する解説ナシ
水分1.0L+ファンタグレープ
雲月峠(県境)〜小カブリ山間の平均歩行速度1.7km/h
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