裏越後三山周回(荒沢岳〜中ノ岳〜越後駒ヶ岳)

アキコ
その他1人 - GPS
- 22:52
- 距離
- 37.5km
- 登り
- 3,220m
- 下り
- 3,224m
コースタイム
- 山行
- 12:22
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 13:42
| 天候 | 1日目:雨のち晴れ、2日目:晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
水洗で綺麗なトイレ有り。 到着時も下山時も他に停まっている車はありませんでした。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
<登山口〜荒沢岳> 鎖場、岩場、梯子が沢山。急登続きでかなりハード。 <荒沢岳〜中ノ岳> たまに歩きやすい稜線もあるが荒れた急坂&トラバース多め。 滑りやすいところも多いので、笹をつかみながら進む。 笹があってよかった😅 雪渓も沢山。 晴れていればいいが、ガスると進むべき方向が全くわからなくなるのでGPSが頼みの綱。傾斜が急なところもあるのでアイゼンは必要。 <中ノ岳〜越後駒ヶ岳> 見た目よりエグい稜線。 こちらも荒れた急坂&トラバース多め。 <越後駒ヶ岳〜登山口> 山頂直下に大きな雪渓。その後も登山口近くまで雪渓多数。 中ノ岳〜越後駒ヶ岳間よりはマシですが、全体的に荒れているところが多い印象。 核心部は道行山を下りた後の渡渉。 渡るべき対岸が足場のない切り立った崖で登れそうにない。 ちょうど崖の壁面に、ピンクテープのついた木が雪の重みで垂れ下がっていたので、その木に捕まって這い上がりました。 あの木がなかったら途方に暮れていたと思います。 <中ノ岳避難小屋について> ・天水タンクに水がたっぷり入っていました。 ・今の時期限定ですが、小屋の前の雪渓から水をとることも可能。 ・トイレはくみ取り式で、紙やゴミ箱はありません。 ・アルミマットや毛布が置いてあります。 ・ネズミがでるので、食料は吊しておいた方がよいとの情報有り。 <水場について> ・「陽の水」は雪渓の下に埋もれているようで見つからず。 ・駒の小屋の水場はジャバジャバ出ていました。 <装備について> アイゼン、ストック。 チェーンスパイクも携行しましたが今回は使わず。 <虫について> 虫が多いとの情報があったので、ミレーの防虫シャツ、防虫スプレー、帽子にオニヤンマくんという装備で挑みました。 結果・・・ 防虫シャツでカバーしていたはずの腕を3ヶ所、帽子でカバーしていたはずの額を2ヶ所、防虫スプレーをつけたはずの首筋を1ヶ所、刺されました😂 とりあえず防虫ネットを買おうと思います。 <備考> ・晴れると太陽光が殺人的。日差し対策、熱中症対策必須。 ・水は普段の1.5倍は持っていった方がいい。 ・普段ストックは使いませんが、悪路はシングルストックが有効でした。 |
| その他周辺情報 | 見晴らしの湯 こまみ(火曜休館) https://www.sp-koide.org/komami 露天風呂から越後三山が見えます。 ※近隣の白銀の湯、ゆ〜パーク薬師は水曜休館。 |
写真
感想
今回の縦走は一日目のロングコースが肝。
CT1、休憩無しで約12時間&累積標高2311m。
まあ、テン泊装備で13時間くらい歩いたことあるし、日帰りで累積2000m以上歩いたことも何度かあるし、何とかなるかなあと思っていたら甘かったです😂
私は長時間コースの後半の登りは足が上がらなくなって極端にペースダウンする癖があるのを考慮し忘れていました。
今まで歩いたロングコースはほぼ、後半は下りがメインだったけど、この縦走の一日目は最後まで登りが続く修行のようなコース。
荒沢岳への激登りを登り切って、気持ちのいい稜線に出てホッとしたのもつかの間。
随所に足場の悪い急坂やトラバースがあるので全く気が抜けません。
幸い稜線に出てから雲がとれてきて素晴らしい眺望になりましたが下手に景色を眺めていると転びます。
登りもこれでもか、これでもかと出てくるので避難小屋に着く前にほぼ体力を使い果たしました。普段はテンションが上がる緩やかな起伏の稜線も、登りがあることを考えるとテンションがだだ下がり。
でも進むしかないので、体力の限界にきているのにまだ登らなければいけない過酷な状況に泣きそうな気分になりながらノロノロと足を進めました。
今までの登山でこんなに辛い思いをしたことはなかったです。
登山中にあんなに弱音を吐きまくったのは初めて。
私の愚痴を不機嫌になることなく、ずっと聞いてくれた同行者に感謝。
避難小屋の立地は素晴らしく、八海山と夕日のコラボは神々しく見事でしたが疲れがひどすぎて景色に入り込めないのが残念でした。
翌日はコースタイム約7時間半&累積535mで楽勝かと思ったら大間違い。
中ノ岳から越後駒ヶ岳までは長い悪路で思ったより時間がかかりました。
越後駒ヶ岳に着いて、この先は今度こそ安泰かと思ったら予想以上に険しいところが多い。
特に小倉山から登山口へ向かう道は荒れ気味で、林道に出る直前の渡渉はこの2日間で最難関のポイントでした。
結局の所、2日目も長く険しい道のりとなりました。
でも天候に恵まれ、ゼブラ柄の山々に囲まれた稜線からの眺めは絶景で、登山道の脇には多種多様な花が群生しベストなタイミングで登れたのは不幸中の幸いでした。
気持ちの余裕がなくなるような登山はあまりしたくないので、このルートに再び来ることはないと思いますが、自分の限界を知る等、いろいろ貴重な経験ができたのはよかったです。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する


















いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する