光岳〜聖岳周回 冬季小屋2泊3日で一気に縦走!

- GPS
- 29:50
- 距離
- 43.8km
- 登り
- 4,044m
- 下り
- 4,034m
コースタイム
- 山行
- 9:02
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 10:25
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 9:27
- 山行
- 9:27
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 10:31
| 天候 | 3日間とも晴天 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
前日20時頃到着時点で、空き3割ほど トイレ2基あり 芝沢ゲートまでのアクセスは、光岳小屋のインスタを参照 https://www.instagram.com/tekatekatekari/ |
| コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所特になし ・聖岳山頂直下の急斜面は登りにくいですが、慎重に進めば問題なし ・便ヶ島〜西沢渡間 崩落箇所が数ヶ所あり 通行注意 ・晴天続きのおかげか?ヒルは一度も見かけませんでした ▼水場 ・静睚拭 崟糖睚拭廚判颪れた看板の少し上流に、豊富に出ています ・光岳小屋 未確認 ・茶臼小屋 未確認 ・聖平小屋 テン場横の沢で汲み放題 ・聖光小屋 小屋前に水道の蛇口がありましたが未確認 ▼ゴンドラで居合わせた男女ペアの方へ(お礼) ちょうど対岸から渡ってきたお二人が降りるタイミングだったのに、私たち同様これから渡られるのだと勘違いしてしまい、お手伝いできず申し訳ありませんでした>< それにもかかわらず、引っ張らないでいいように、ゴンドラを引き渡してくださり本当にありがとうございました!大変助かりました。 |
| その他周辺情報 | 登山バッジ:光岳・聖岳とも聖光小屋で購入(1,000円/個) |
写真
感想
百名山も残すところあと4座となり、アプローチの悪さから敬遠していた光岳・聖岳に、とうとう向かうことになりました。
アクセスがとにかく悪いので、一度で終わらせられるよう、光岳〜聖岳の周回ルートを選択。
最近ちゃんと登れておらず体力面にも不安があったため、せめて睡眠はちゃんととろうと、前日夜8時頃に芝沢ゲートに到着し、車中でしっかり休息をとることにしました。
荷物は2泊3日の小屋泊装備で、相方16kg、私10kg。
小屋は営業前で食事の提供がないので、食糧と水がメインの荷物。初日は全て担ぎあげなくてはならず、標高差約2,000mの登りに耐えられるか、それが一番の心配でした。
易老岳までは登り一辺倒、急坂ではあるものの岩場や段差が少なく、自分の歩幅でペースを作ることができ、助かりました。ヒルも一度も見かけず、とてもラッキーでした。
ただ、易老岳を越えると樹林帯を抜け、日差しをまともに浴びることになり、かなりしんどかったです。静高平に着いた時には、美味しい南アルプスの天然水で生き返った心地がしました。
光岳小屋には一番乗り。週の中日なので人も少ないだろうと思っていたら、晴天予報のせいか、最終的に宿泊者は15名ほどに。それでも隣とのスペースには余裕があり、小屋も清潔で、とても快適でした。冬季開放してくださっていることに感謝です。
翌日も約10時間の行程になるため、暗いうちから出発。
易老岳まではいいペースで歩けたので、茶臼岳もこのまま余裕かも〜なんて思っていたら、行けども行けども着かない。希望峰に着いた頃には、もはや希望を失い、仁田岳も華麗にスルー。
それでも、なんとか茶臼岳にたどり着き、その景色のあまりの美しさに少し笑顔が戻りました。目の前にそびえる上河内岳を見て、また真顔になりましたけど(笑
でも、ここからがこのルートのハイライトでした。
南アルプスの雄大な稜線、百名山でもいいのでは?と思える迫力ある上河内岳の姿。
この風景を見られる縦走ルートを選んで、本当に正解だったと心から思える瞬間でした。
天気にも恵まれて、これ以上ない天空の稜線歩きを楽しめました。
その後、上河内岳を越えて聖平まで下山。途中いくつか雪渓がありましたが、チェンスパやアイゼンは不要でした。
聖平小屋は、どの登山口からも距離があるからか、宿泊者は5〜6名ほど。
2階も開放されているので、スペースにはかなり余裕がありそうです。
翌日は聖岳でご来光を見る予定だったので、早めに就寝しました。
最終日、夜中に聖平小屋を出発。
薊畑に荷物をデポし、暗闇の中登り始めました。
山頂直下はザレた急斜面で登りにくいと聞いていましたが、前夜に少し雨が降ったおかげか、地面がほどよく湿って歩きやすいコンディションになっていたのが幸いでした。
久しぶりの3,000m級でしたが、高山病にもならず絶好調で山頂到着!
日の出まで時間があったので奥聖岳まで足を延ばし、その後、また前聖に戻って日の出を待ちました。
空の色が刻々と変わっていくあの光景は、何度味わっても、言葉にならないほど美しい。山頂は他に誰もおらず、贅沢すぎるサンライズを独占できました。
「百名山のラストは、聖岳でも良かったかも」と思えるくらいには、感動的なご来光でした。
不安も多い登山でしたが、終わってみればこれ以上ないほどのパーフェクト山行でした。
南アルプスが特に好きだという人が多い理由も、少しわかった気がします。
私たちも早速「聖岳から先へ稜線をつなぎたい」という気持ちがめばえてきています。
百名山を終えた後のお楽しみが、またひとつ増えました。
yucco
ymb



















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