立山黒部アルペンルート通り抜けの合間に、浄土山&龍王岳



- GPS
- 05:13
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 729m
- 下り
- 729m
コースタイム
-15:30~45ミクリガ池山荘-16:00玉殿岩屋-16:25室堂
17日:5:07室堂-5:13室堂展望台分岐-5:38浄土山分岐-5:42~45室堂展望台
-5:49浄土山分岐-6:15浄土山南峰-6:28龍王岳-6:48浄土山北峰
-7:25室堂
天候 | 16日:曇りのち晴れ 17日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 船
17日:8:45室堂(立山トンネルトロリーバス)-9:17大観峰(立山ロープウェイ) -9:30~35黒部平-9:40~10:15黒部湖遊覧船(カルベ)-10:05~21黒部ダム -10:21扇沢 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは、室堂の駅内にあり。 室堂~浄土山展望台 途中までは石の階段で整備されているが、途中から岩がでてくるが、足場を探し ながら行けば問題なし。 浄土山分岐~浄土山 分岐からはいきなりの岩場となる。ペンキのマーカーに従って慎重に。 浄土山~龍王岳 こちらにはペンキのマーカーがないが、取り付きの急な土の斜面に踏み跡が あり、滑らないように注意しながら踏み跡を頼りに登る必要有り。 |
その他周辺情報 | 下山後の温泉は、ルートから少し外れますが、葛温泉の「かじか」に立ち寄り ました。内湯と外湯でそれぞれ異なった泉質を楽しむことができます。 入浴料も、800円と、リーズナブルな価格です。 ここで、お食事もいただけます。 |
写真
感想
10月16日
自宅を出発した時は雲もほとんどなく快晴の期待でいっぱいだったが、トンネル
を越えて富山県に入ると、一面の雲に乾きかけの路面。一抹の不安を抱えながら
立山駅に到着する。マイカー回送サービスの手続きをし、今回頼んだ『たちやま』
という、美女平から室堂までの間を約3時間かけて、景勝地に立ち寄りながら、
ガイドさんによる案内をゆっくり楽しむバスツアーの出発の11時まで待つ。今回
の参加者は我が夫婦を含めて5名が大型観光バスを貸しきるという贅沢なツアーに
なってしまった。美女平から登るに従って次第にガスが濃くなってきて、称名滝を
展望できる大観台では全く見えず、滝の流れ落ちる音を聞くだけに留まった。紅葉
はこの辺が盛りではあるが、道路脇の木々しか楽しむことができない。弥陀ヶ原
ホテルで昼食(ツアー代金に含まれる)をし、周辺を散策するころにはガスも次第
に晴れてきて、大日岳方面の稜線がくっきりとしてきた。室堂手前の広場では
剱岳もくっきりと見え出し、これからの天気に期待する。この天気を気にして
いただいたのか、本来は室堂到着で解散のこのツアーは、ガイドさんがみくりが池
まで案内していただけた。ここで一通りのお話を聞き解散となる。私たち夫婦は
ここから地獄谷まで下り、雷鳥沢経由で再びみくりが池温泉まで戻る。血の池付近
では雷鳥に遭遇する。ほとんど動かなかったので教えていただいた方にいる場所を
教えていただけなかったら、気付かずに通過していただろう。みくりが池温泉では
楽しみにしていた『黒たまご』は、先週の3連休で終了したのことで、ブルーベリー
ソフトを食し、玉殿岩屋を見てホテルに戻る。
10月17日
昨年、剣岳登山の帰りに立山を縦走したが、その時に時間の都合で登れなかった
浄土山を今回登ることで、立山三山の縦走を完了させるため、奥さんが起きる前に
登ってくるということで、朝5時前に出発しようと準備し、途中で摂る水分を玉殿
の湧き水を汲もうと思って近づくと、水がでていないではないか。ここで、一度
ターミナルに戻り、自販機でお茶とポカリを各1本(500円)で購入し、表に
出ると、水の流れる音がしているではないか。この水も水筒に汲み、予定より20
分送れて出発する。別山尾根、雄山への登りにはヘッデンの明かりが見える。私が
向おうとしている浄土山方面にも数名のヘッデンの灯りが見える。分岐で曲がり、
石の階段を登り出すと、両脇から雷鳥の鳴き声が聞こえてくる。いけないと思い
つつも灯りをそちらの方向に向けてはみるが、さすがに見る事ができない。この
鳴き声は、浄土山と室堂展望台の分岐の手前までずっと聞こえ続けていた。少し
明るくなってきた展望台では、五色ヶ原から薬師岳方面から穂高、槍ヶ岳も望む
ことができ、遠く白山方面の眺望も楽しめた。分岐まで戻り、浄土山への急な岩場
を登っていくと、20分程で平らな部分に到着し、左手に石垣が、少し先には2名
の人影が見える。そちらが山頂と思い込み、そちらに向けて5分程で到着する。
挨拶をすると、富山大学の方で、昨日はその横にある富山大学立山研究所に泊まら
れた方たちで、浄土山の山頂を尋ねるとこちらは南峰で、石垣があるところが北峰
で、地図の山頂は北峰とのこと。どうせここまで来たのだからと龍王岳に登る事を
勧められ、20分で山頂まで行けるとのことだったのでこちらもトライする。取り
付きは土の急登のため結構滑る。少し登るとこちらも岩場となり、ペイントされた
矢印などがないので、薄い踏み跡に沿って山頂へ。山頂からは、雲が広がっていて
日の出を見ることはできなかったが、薄っすらと富士山お拝む事ができ、眼下には
黒部湖も見えた。時間がないので、当初は一ノ越経由で下る予定だったが、北峰に
登ってから、来た道を下る。雷鳥に遭遇することを期待しなが、注意深く見ながら
下っていくが、明るく、雲もほとんどないので、見かけることはなかった。
あとは、長野県側に向かってゆっくりと下って行く訳だが、どの乗り物を結構
混んでいた。大観峰と黒部平の間のタンボ平が紅葉のピークを迎えているようだ。
回送を依頼した車の引取りまでに時間があったので、黒部湖の遊覧船『ガルベ』に
乗り、立山連峰と後立山連峰に挟まれた黒部大谷の雄大さを味わうことができた。
来年にはこのあたりを縦走したいものだ。黒部ダムでは人・人・人。あらためて
このルートの人気の高さをうかがい知ることができたが、今回気付いたことは、
やたらと韓国や中国の人たちの多さだった。室堂以降の行程はほとんどが快晴の
状態で、最高の散歩を楽しむことができた。
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