西穂高岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 823m
- 下り
- 827m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
西穂山荘まで植生もあって快適な登山道です。 西穂山荘からは植生は無くなりますが、素晴らしい展望が開けます。幸い富士山まで望む事が出来ました。独標迄は特に危険な個所はありません。 独標から先は、急勾配の岩道で10以上のピークを登ったり降りたりします。特に独標直下の降りオーバーハング気味の岩が何層にも重なり非常に危険です。ザックは出来るだけ小さく、ストックは格納すべきです。 但し、西穂山荘から先水場は一切ありません。水だけはしっかり携行してください。 |
写真
感想
ケーブルを利用して2100m地点から登山がはじまるので、比較的登り安い山と紹介されている。それでも季節柄冬用の帽子やグローブ、万が一もあるので軽アイゼンまで詰め込んで準備をした。
新穂高温泉郷中尾地区の民宿「麓庵たきざわ」に前泊、前夜9時頃と遅い到着であったが実に親切な対応。翌日のケーブルの時間を確認の上、朝食の時間を早めてもらう。当日は早朝から透き通るような快晴。朝湯に朝食の後、ケーブルの始発に間に合うように自家用車で第2ロープウェイの白樺平駅まで送ってもらった。
駅から少しのところに小屋があって8:30登山届を出して登山を開始、西穂高山荘までは森林が続き奥多摩や秩父の山歩きのようで、2000mを超えているとは思えないくらいだ。
しかし西穂高山荘を過ぎるとすぐに光景が一変する。植生が途絶え代わりに雄大な眺望が開けるが、登山路が岩石ばかりで険しくなるし、呼吸も2000mを超えている事を思い知らされる。それでも又1時間ほど経つと最初のピーク独標に到達する。最高の天気で北アルプスは勿論富山から遠く山梨の南アルプスや富士山までが一望できた。
ところがここから先が問題となる。ここが何故独標と呼ばれるのか不思議でならない。と言うのはここから複数も複数、確か10個以上のピークををこなさないと山頂にたどり着かないのだ。ここからは岩場が続くのでストックはザックに格納。岩の掴み損ねが怖いのでグローブも外した。既に2700mの高みに達しているので足の運びはナメクジのよう遅くなるし、ザックの外に括りつけたストックが岩に引っかかるなんて事もあった。縦走する以外の人極力ザックをコンパクトにすべきだし、勿論大概の人がそうしている。
登山口から4時間近く掛かってやっと山頂に到着。澄み渡った秋空の下山々の稜線はくっきりと浮かび上がり何とも言えない気分だ。眼前には奥穂やジャンダルムが聳える。
思いがけずか矢張りと言うか、時間が大分押しているので補給もそこそこに下山開始。山頂直下は体力ありそうな青年達が駈けるように追い越していくのを横目で見ながら、悔しいけれど転倒が怖いので登りと同じくらい時間が掛けざるをえない。
結局降りも余りゆっくりも出来ず、なんとか4:15のケーブルに間に合う事が出来た。
昨年奥穂に登った時より却ってきつかったような気がする。これは年齢のせいばかりではなく、奥穂の場合は涸沢で1泊したうえ穂高岳山荘にザックをデポして登ったのだから当然と言えば当然かもしれない。
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