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Yamareco

記録ID: 85086
全員に公開
雪山ハイキング
八ヶ岳・蓼科

ホワイトアウト硫黄岳

2010年11月02日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:05
距離
11.2km
登り
1,286m
下り
1,294m

コースタイム

6:15桜平
砂利の林道を歩きます。車も通る道なので問題ありません。このあたりはかなり紅葉が進んでいます。硫黄の臭いがして来ると夏沢鉱泉です。
6:40夏沢鉱泉
沢沿いに進みます。木の橋を何度か渡ります。途中で一旦、沢を離れるとジグザグの登りになります。オーレン小屋の手前あたりから、道の小石が凍っていて滑りました。
7:15オーレン小屋
樹林帯を登ります。途中から道に雪が積もっており、樹林帯を抜けると急登と、階段が現れます。風もかなり強くなって来ました。
8:10赤岩の頭
尾根に出ると雪が2〜3cmビッシリと積もっており、凄まじい強風です。硫黄岳への登り道も、雪の影響でわかり辛ったです。頂上の少し前には、滑ると怖い場所が何か所かありました。(雪と風がなければ、何ということもないのかもしれません。)
8:50硫黄岳頂上
頂上は広いです。尾根に出てからすべてなのですが、道の案内板や山頂の名称入りの碑に雪が凍りついていて見えません。硫黄岳山頂から硫黄岳山荘への下り道にはケルンが設置されており、今日は、このケルンのおかげで助かりました。
9:10硫黄岳山荘9:40
硫黄岳山荘でコーヒー休憩しました。硫黄岳山荘から硫黄岳までの登り返しと赤岩の頭までの下りが、強風とホワイトアウト状態で怖かったのですが、何とか行きつくことができました。
12:20桜平
天候 晴れ時々ガス曇り
過去天気図(気象庁) 2010年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中央高速道路諏訪南インターチェンジから、三井の森別荘地を目標に桜平登山口までマイカーで。三井の森別荘地を抜けて唐沢鉱泉と桜平への分岐を右に。ここからは未舗装路です。美濃戸への道に比べれば若干ましですが、結構長いので焦らずゆっくり走れば問題ありません。
コース状況/
危険箇所等
登山ポストは夏沢鉱泉に設置されています。道は人気コースだけあって、よく整備されていて問題ないと思います。できれば桜平までの未舗装路が整備されれば最高だと思いますが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
山道前の駐車場です。あまり広くはありません。奥にも駐車場があると案内がありますが、早く来た方は、近くのスペースに駐車するようです。
2010年11月02日 12:21撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
11/2 12:21
山道前の駐車場です。あまり広くはありません。奥にも駐車場があると案内がありますが、早く来た方は、近くのスペースに駐車するようです。
登山道入り口には、鉄のパイプでゲートが作られており、南京錠がついています。関係者は鍵を持っていて車を入れるようです。
2010年11月02日 06:13撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
11/2 6:13
登山道入り口には、鉄のパイプでゲートが作られており、南京錠がついています。関係者は鍵を持っていて車を入れるようです。
硫黄の臭いがしてきました。夏沢鉱泉が見えて来ました。ここに登山ポストがあります。
2010年11月02日 12:02撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
11/2 12:02
硫黄の臭いがしてきました。夏沢鉱泉が見えて来ました。ここに登山ポストがあります。
苔むした樹林帯です。道は歩きやすいです。
2010年11月02日 06:25撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
11/2 6:25
苔むした樹林帯です。道は歩きやすいです。
振り返ると中央アルプスでしょうか?
上部は雪をかぶっていますね。確実に季節か変わったみたいですね。
2010年11月02日 06:39撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
11/2 6:39
振り返ると中央アルプスでしょうか?
上部は雪をかぶっていますね。確実に季節か変わったみたいですね。
つららです。かなり寒いですね。あまり汗もかきません。0度近いのでしょうか?
2010年11月02日 06:47撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
11/2 6:47
つららです。かなり寒いですね。あまり汗もかきません。0度近いのでしょうか?
道端の霜柱です。道の両側にはビッシリとしています。冷蔵庫状態です。
2010年11月02日 11:43撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
11/2 11:43
道端の霜柱です。道の両側にはビッシリとしています。冷蔵庫状態です。
八ヶ岳らしい雰囲気の山道です。
2010年11月02日 11:21撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
11/2 11:21
八ヶ岳らしい雰囲気の山道です。
オーレン小屋に到着しました。テント場に1張りありました。この季節にテントとは本格的な方みたいですね。
2010年11月02日 11:29撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
11/2 11:29
オーレン小屋に到着しました。テント場に1張りありました。この季節にテントとは本格的な方みたいですね。
厳しい急登です。雪も積もっています。このあたりは、凍ってはいないので、それほど滑りはしません。
2010年11月02日 07:54撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
11/2 7:54
厳しい急登です。雪も積もっています。このあたりは、凍ってはいないので、それほど滑りはしません。
ミニ樹氷です。自然の造形美です。このあたりは、来年の春まで解けないのでしょうね。
2010年11月02日 07:52撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
11/2 7:52
ミニ樹氷です。自然の造形美です。このあたりは、来年の春まで解けないのでしょうね。
木の階段も現れました。滑らないように注意が必要です。軽アイゼンを持参していれば、このあたりから着装するべきだったと思います。
2010年11月02日 11:09撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
11/2 11:09
木の階段も現れました。滑らないように注意が必要です。軽アイゼンを持参していれば、このあたりから着装するべきだったと思います。
赤岩の頭の尾根に出ました。雪が2〜3cm積もっています。何よりも風が強いです。強風です。寒いです。寒さで体が、ガタガタ震えます。
2010年11月02日 08:24撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
11/2 8:24
赤岩の頭の尾根に出ました。雪が2〜3cm積もっています。何よりも風が強いです。強風です。寒いです。寒さで体が、ガタガタ震えます。
阿弥陀岳と赤岳ですか?ガスが上昇して来ました。幻想的な風景です。
2010年11月02日 08:11撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
1
11/2 8:11
阿弥陀岳と赤岳ですか?ガスが上昇して来ました。幻想的な風景です。
目指す、硫黄岳方面です。遠く感じますね。
2010年11月02日 08:12撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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11/2 8:12
目指す、硫黄岳方面です。遠く感じますね。
峰の松目からの絶景です。中央アルプス方面、諏訪湖も見えますね。
2010年11月02日 08:31撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
11/2 8:31
峰の松目からの絶景です。中央アルプス方面、諏訪湖も見えますね。
北側の眺望です。
2010年11月02日 08:41撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
11/2 8:41
北側の眺望です。
2010年11月02日 08:15撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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11/2 8:15
やっとのことで、頂上です。硫黄岳の木碑に雪が凍りついていて読めません。ストックで除雪?したのですが・・・・・・・・・
2010年11月02日 08:53撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
11/2 8:53
やっとのことで、頂上です。硫黄岳の木碑に雪が凍りついていて読めません。ストックで除雪?したのですが・・・・・・・・・
2010年11月02日 08:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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11/2 8:17
2010年11月02日 08:30撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
11/2 8:30
2010年11月02日 08:53撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
11/2 8:53
絶景です。・・・・・・
2010年11月02日 08:54撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
11/2 8:54
絶景です。・・・・・・
同じく絶景です。・・・・・・・・・
2010年11月02日 08:15撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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11/2 8:15
同じく絶景です。・・・・・・・・・
2010年11月02日 08:20撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
11/2 8:20
2010年11月02日 08:16撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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11/2 8:16
背後には、北岳、甲斐駒、仙丈ケ岳も見えています。あちらも晴れているようですね。
2010年11月02日 08:54撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
11/2 8:54
背後には、北岳、甲斐駒、仙丈ケ岳も見えています。あちらも晴れているようですね。
2010年11月02日 09:08撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
11/2 9:08
2010年11月02日 08:27撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
11/2 8:27
2010年11月02日 10:24撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
11/2 10:24
硫黄岳から、横岳、赤岳、中岳、阿弥陀岳へと続く尾根です。下に硫黄岳山荘も見えます。
2010年11月02日 08:58撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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11/2 8:58
硫黄岳から、横岳、赤岳、中岳、阿弥陀岳へと続く尾根です。下に硫黄岳山荘も見えます。
2010年11月02日 08:58撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
11/2 8:58
撮影機器:

感想

 今回が4度目の八ケ岳遠征でした。前回までは、今一天気に恵まれなかったので、今回は天気予報が良い本日を選びました。夜中の3時に家を出たのですが、空は満点の星空です。高速道路に乗ってからも空は完ぺきです。諏訪インターチェンジで高速を下りると、若干風があります。しかし、月あかりに照らされた八ヶ岳のシルエットがクッキリと見えます。三井の森別荘地を抜けて、長い未舗装路を何とかクリアして、準備をしてから、いそいそと登山スタートです。空は久々の青空です。当初の予定通りにオーレン小屋から夏沢峠、尾根伝いに硫黄岳、横岳、調子が良ければ赤岳まで行こうと、スタートから飛ばし気味です。ここで、第1の誤算です。前方に見える山の上部の木々が樹氷状態です。尾根にはかなり雪が着いているかも・・・
 軽アイゼンを忘れてきました。まあ、何とかなると先を急ぎます。オーレン小屋までは、道に雪はありませんが、若干凍っており石は滑りやすいです。小屋に着き、まじまじと空見ると、青空なのですが雲の流れが、早い。恐ろしく早い・・・・・。尾根は強風かも・・・・。第2の誤算です。とりあえず予定変更で、夏沢峠は経由せずに樹林帯の中を登り、赤岩の頭から硫黄岳を目指すことにします。樹林帯を越えると、やはり風が強くなり、山道にも雪が2〜3cm積もっています。でもまあ、それほど歩き辛くもないので、急登をサクサク進んで尾根に出ると予想以上の強風です。とりあえず、空は青空なのでかじかむ指で写真を撮りまくり、硫黄岳への登りに向かいますが、飛ばされそうなので、しばし姿勢を低くして休憩します。そして、思案。
 20分ほど迷い、取りあえず勇気を出して、風が弱まるのを待ちながら少しずつ前進します。何とか、硫黄岳のピークハントに成功しました。しかし、頂上に着いた時は青空も雲に隠れて、下からガスがドンドン上昇して来ました。第3の誤算です。しかし、ここで、引き上げては山バッジもゲット出来ないので、転げ落ちるように硫黄岳山荘まで。ここでバッジをゲットし、温かいコーヒーを注文して、しばし休憩。聞けば昨日、雪が降ったとのことで、風もかなり強いので、無理はしないほうがいいですよとのアドバイスをいただきました。これで、横岳、赤岳へのチャレンジは諦めて桜平へ引き返すことに。(安全第一です。)小屋のストーブで暖まり冷えた体をヌクヌクし、フリース製の手袋と中にソフトシェルを着込み、目だし帽は持っていないので手ぬぐいで代用して完全防護態勢で、小屋を出発。再度、硫黄岳への登りを開始したのですが、外は完全なホワイトアウト状態で、一旦小屋に戻ろうかとも思ったのですが、頂上までのケルンを頼りに何とか無事に頂上を越えて樹林帯の山道に入ることができました。帰りのオーレン小屋で休憩されていた方も、あまりの強風なので尾根に出ただけで硫黄岳へは登らずに引き返してきたとのことでした。本日の桜平からの登山者で、夏沢峠を回った方々は、かなり苦戦されたのではないでしょうか?
 というわけで、今回の八ヶ岳も、消化不良の山行となってしまいました。どうも私にとって八ヶ岳とは、相性が良くないのかもしれません。しかし、こんなことには挫けることなく、再度チャレンジしたいと思います。(もう、今年は無理ですかね・・・・)帰りに、八ヶ岳に登った時には、お決まりの小淵沢「延命の湯」に立ち寄り、疲れをとり中央高速道路を帰りました。

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