ホワイトアウト硫黄岳
- GPS
- 06:05
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,286m
- 下り
- 1,294m
コースタイム
砂利の林道を歩きます。車も通る道なので問題ありません。このあたりはかなり紅葉が進んでいます。硫黄の臭いがして来ると夏沢鉱泉です。
6:40夏沢鉱泉
沢沿いに進みます。木の橋を何度か渡ります。途中で一旦、沢を離れるとジグザグの登りになります。オーレン小屋の手前あたりから、道の小石が凍っていて滑りました。
7:15オーレン小屋
樹林帯を登ります。途中から道に雪が積もっており、樹林帯を抜けると急登と、階段が現れます。風もかなり強くなって来ました。
8:10赤岩の頭
尾根に出ると雪が2〜3cmビッシリと積もっており、凄まじい強風です。硫黄岳への登り道も、雪の影響でわかり辛ったです。頂上の少し前には、滑ると怖い場所が何か所かありました。(雪と風がなければ、何ということもないのかもしれません。)
8:50硫黄岳頂上
頂上は広いです。尾根に出てからすべてなのですが、道の案内板や山頂の名称入りの碑に雪が凍りついていて見えません。硫黄岳山頂から硫黄岳山荘への下り道にはケルンが設置されており、今日は、このケルンのおかげで助かりました。
9:10硫黄岳山荘9:40
硫黄岳山荘でコーヒー休憩しました。硫黄岳山荘から硫黄岳までの登り返しと赤岩の頭までの下りが、強風とホワイトアウト状態で怖かったのですが、何とか行きつくことができました。
12:20桜平
天候 | 晴れ時々ガス曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは夏沢鉱泉に設置されています。道は人気コースだけあって、よく整備されていて問題ないと思います。できれば桜平までの未舗装路が整備されれば最高だと思いますが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 |
写真
感想
今回が4度目の八ケ岳遠征でした。前回までは、今一天気に恵まれなかったので、今回は天気予報が良い本日を選びました。夜中の3時に家を出たのですが、空は満点の星空です。高速道路に乗ってからも空は完ぺきです。諏訪インターチェンジで高速を下りると、若干風があります。しかし、月あかりに照らされた八ヶ岳のシルエットがクッキリと見えます。三井の森別荘地を抜けて、長い未舗装路を何とかクリアして、準備をしてから、いそいそと登山スタートです。空は久々の青空です。当初の予定通りにオーレン小屋から夏沢峠、尾根伝いに硫黄岳、横岳、調子が良ければ赤岳まで行こうと、スタートから飛ばし気味です。ここで、第1の誤算です。前方に見える山の上部の木々が樹氷状態です。尾根にはかなり雪が着いているかも・・・
軽アイゼンを忘れてきました。まあ、何とかなると先を急ぎます。オーレン小屋までは、道に雪はありませんが、若干凍っており石は滑りやすいです。小屋に着き、まじまじと空見ると、青空なのですが雲の流れが、早い。恐ろしく早い・・・・・。尾根は強風かも・・・・。第2の誤算です。とりあえず予定変更で、夏沢峠は経由せずに樹林帯の中を登り、赤岩の頭から硫黄岳を目指すことにします。樹林帯を越えると、やはり風が強くなり、山道にも雪が2〜3cm積もっています。でもまあ、それほど歩き辛くもないので、急登をサクサク進んで尾根に出ると予想以上の強風です。とりあえず、空は青空なのでかじかむ指で写真を撮りまくり、硫黄岳への登りに向かいますが、飛ばされそうなので、しばし姿勢を低くして休憩します。そして、思案。
20分ほど迷い、取りあえず勇気を出して、風が弱まるのを待ちながら少しずつ前進します。何とか、硫黄岳のピークハントに成功しました。しかし、頂上に着いた時は青空も雲に隠れて、下からガスがドンドン上昇して来ました。第3の誤算です。しかし、ここで、引き上げては山バッジもゲット出来ないので、転げ落ちるように硫黄岳山荘まで。ここでバッジをゲットし、温かいコーヒーを注文して、しばし休憩。聞けば昨日、雪が降ったとのことで、風もかなり強いので、無理はしないほうがいいですよとのアドバイスをいただきました。これで、横岳、赤岳へのチャレンジは諦めて桜平へ引き返すことに。(安全第一です。)小屋のストーブで暖まり冷えた体をヌクヌクし、フリース製の手袋と中にソフトシェルを着込み、目だし帽は持っていないので手ぬぐいで代用して完全防護態勢で、小屋を出発。再度、硫黄岳への登りを開始したのですが、外は完全なホワイトアウト状態で、一旦小屋に戻ろうかとも思ったのですが、頂上までのケルンを頼りに何とか無事に頂上を越えて樹林帯の山道に入ることができました。帰りのオーレン小屋で休憩されていた方も、あまりの強風なので尾根に出ただけで硫黄岳へは登らずに引き返してきたとのことでした。本日の桜平からの登山者で、夏沢峠を回った方々は、かなり苦戦されたのではないでしょうか?
というわけで、今回の八ヶ岳も、消化不良の山行となってしまいました。どうも私にとって八ヶ岳とは、相性が良くないのかもしれません。しかし、こんなことには挫けることなく、再度チャレンジしたいと思います。(もう、今年は無理ですかね・・・・)帰りに、八ヶ岳に登った時には、お決まりの小淵沢「延命の湯」に立ち寄り、疲れをとり中央高速道路を帰りました。
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