[KurotoOne2]甲斐駒ヶ岳《黒戸尾根日帰りピストン》竹宇駒ヶ岳神社
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 2,499m
- 下り
- 2,492m
コースタイム
7:30 笹の平 14:32
8:21刃渡りの嶮13:52
8:35刀利天狗 13:42
9:00五合小屋跡13:17
9:30七丈小屋 12:49
10:04八合御来迎場12:22
10:50甲斐駒ヶ岳11:50
往路4:35 復路3:45
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
2010.11.06 十二曲り〜八丁登り下部 落葉でフカフカ。登りは気持ちよいですが、下りは落葉で隠れた木の根、枯れ枝、石などがあり注意が必要です。ラッセル状態です。 五合目〜七丈小屋 梯子、鎖場の連続です。積雪、氷結の問題ありません。 七丈小屋〜山頂 積雪ありません。ただ鎖場、梯子場の一部に氷結あり。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
●やっぱり駒が好き●
○今年登った山々全てを展望○
快晴の3日、三ッ峠を登ったとき、立派な甲斐駒を見て今年も登らずだったな。
そう思いながら、内心では甲斐駒を避けていたのかもしれません。
2年前初めての黒戸尾根は、苦難の山行でした。八合目から進まなかったです。
しかし、2年も空けてしまうのは不本意だし、今年は北アルプス三大急登の二つ(いちばんキツい「ブナ立」を除いてますが…)を登ったし、いまが試練のとき!
そう一念発起して、快晴予報の土曜日に向かいました。
当日の登山口までの行動と、エネルギー。
2:45起床、3:30出発、4:00調布ICから中央道。
5:20ころ双葉SAで「からあげ丼」、5:50小淵沢IC降りる、6:00ころ到着。
アミノバイタルPRO3600mg1包摂る。
コンビニ幕の内弁当、水2リットル、ポカリ1リットル、ウィダーINゼリー:エネルギー1つ、おにぎり2つ。
前回8合目からのエネルギー切れに対応するため、笠新道の経験値を反映しました。
上部レイヤー:ジャケット、Tシャツ、ユニクロヒートテック長袖
天気はほんとうに恵まれました。
駐車場にはほどほどの台数が停まっていました。すでに明るくなった6:15出発です。
尾白川の吊橋からみる清流と紅葉が奮い立たせるスタートです。
「十二曲り」。前回は真っ暗な4:30スタートでした。やはり明るいと違いますね。
前回の教訓を糧に、ローペースで落ち葉の絨毯を踏みしめて行きます。
落葉後なので樹林帯でも陽がさしています。その分明るいのでしょう。
まだ落葉していない黄色の葉がきれいでした。
「笹の平」からの「八丁登り」。ここも落ち葉がふんだんです。慌てず急がずです。
「刃渡りの嶮」。嶮ってこの字でよかったかな?
手前で鳳凰と富士。前回ですね、展望が利かず、この展望しかなかったんです。だから懐かしい感じ。
刃渡りで振り向きますと、八ヶ岳連峰! うん、これこれ。
ここを過ぎるとしばらくは、落ち着いた流れで五合目に。
このあたりから霜柱、氷柱が目立ってきます。
「五合目小屋跡」で若者4人パーティーが休憩中。あれが頂上と教えると音を上げそうな感じで心配になった。
こっから、梯子・鎖場の連続です。手を温めていたので鎖の冷たさに対応できました。当然のことでしょうが、私には大きな進歩(笑)。
梯子・鎖場、岩は「変化」があって、足をここに置いて、あ〜してこ〜してと考えることになり、飽きません、というか楽しいかも(笑)。
また、天気に恵まれるということは、視覚的効果で潜在能力を引き出すのかな?
高度をかせぐごとに、遠くの山々が見えてきます。
「七丈小屋」到着! 前回はここで15分ほど休みました。辛かった。今回は通過です。
まもなく森林限界を迎えます。前回はガスでハイマツしか見えん、ここはどこ?視覚的効果でバテバテに。
笠、槍穂からずっと、振り返れば八ヶ岳に南麓・七里岩、茅ヶ岳・秩父山系、さらに90度回れば富士、鳳凰。テンション上がりまくり。
でもフィジカル的にウィダーINゼリーでエネルギー補給。
「八合目御来迎場」。二本の剣が見えます。あ〜あれだ。目標が見えるのはやはりいいこと。
北岳、乗鞍岳が岩を攀じ登る(あくまで表現です)ごとに見えてきます。
二本の剣を過ぎると御嶽が! やがて頂上が見えます。
こうなったら残りの180度の展望が楽しみです。
七丈からは、前回とは信じられないほど時間が短いし、5時間を切れるとは。
好天に登るに限ります。これは。
10:50甲斐駒ヶ岳。
「黒戸尾根から登らなきゃ駒をやったことにならないですね」。去年NHKで放映した「小さな旅 山の歌 願い待つ 白き貴公子〜甲斐駒ケ岳〜」のなかで登山道を管理されている上原さんの言葉を思い出す。俺やりました!
残り180度。奥行きがある赤石山脈。それも東西への尾根が重なっている様が印象的です。仙丈にはすまぬ脇役になってしまう。木曽山脈もくっきりです。
摩利支天、鳳凰、富士が一直線なんですな。
北アルプス、あれが針ノ木か〜、白い笠様は凛々しい、鹿島槍、五竜、白馬。来年は行きたいな。
お向かいの八ヶ岳、人気の山にも行ってみたい。
戻ってきて写真をいじっていたら、御嶽の奥は「白山」じゃないですか。
肉眼ではうっすら見えたくらいでした…。
山頂には北沢峠から最後の週末となったので、けっこうな賑わいとなりました。ラッキーな週末となりましたね。
またも例によって、写真撮りまくり、幕の内弁当を食べ、この1時間は短かったです。
さて下山です。
前回は合わない靴を気にしたりしていて、左膝がかなり痛くなってしまったので、今回もそれが気になっていました。
負担をかけないようにゆっくり下ります。
また注意することは、梯子・鎖場の氷です。慎重に降りました。
岩を降りるときも油断なりません。自分そんなに足長くない、そんな岩もありますから(笑)。
二本の剣のところまで来ると、五合目であった4人のうち2人とすれ違う。残りの2人は八合目にいた。無事にたどり着いたのだろうか?
「七丈小屋」のテント場までもどってくると、2張ありました。おぉ〜来年のテーマにテント山行がありますよ。
下りも快調でした。やっぱり「変化」があるからだと思います。
「刃渡りの嶮」で最後の展望となります。八ヶ岳素晴らしい。
八丁「下り」から落ち葉の絨毯。案外厄介でした。木の根や石を隠しているからです。
三ッ峠府戸尾根では心地よいと感じた落ち葉の絨毯も、斜度が違うと感じ方変わるかな?(笑)
トレランの方が全くいなかったのは、これが理由なのでしょうか?そう思ってしまいました。
前回、左膝に激痛が走り長〜く感じた「十二曲り」。落ち葉に気を使うも、苦痛を感じず降りることができました。尾白川渓谷の音が心地よい。
吊橋手前から河原に降りて、顔を洗う。う〜〜気持ちよい!
駒ヶ岳神社に下山の御礼。準信者に格上げしてください(笑)。
・・・・・・・・・・
前回はやはりトラウマになっていたようです。
今年の夏秋は、素晴らしい山々を行きました。その力が発揮できたかな?
あとは月間50キロ超と決めているジョギングも効いていると思います。
「自信が確信に変わりました。」
…。あ、これ言い過ぎです。
もとい今回の時間で往復できるとわかり、黒戸尾根は少し身近に感じれそうです。
でもある程度涼しくならないとなぁ。
10月下旬〜11月上旬快晴、降雪なし。自分にとって最適期です。
またオススメでもあります。
ほんとうに素晴らしい山行でした。
数年前の冬、白州の20号から見上げた、摩利支天をしたがえる「駒」に一目ぼれ。
山登りを始めるきっかけを与えていただいた山なので、
自分にとっていちばんの山、それが甲斐駒です。
あとで気付きましたが、今年登った全ての山を見渡しました。
知らず知らずに甲斐駒を中心軸に行動しているようです(笑)。
拙文最後までお読みいただきありがとうございました。
○前回2008年9月13日の山行記です。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-28802.html
vottiさん こんばんは。
素晴らしい天気に、最高の展望。
うらやましいです。
それにしてもものすごく速いペースですね。
登りはコースタイムの半分以下じゃないですか!
vottiさんのペースに少しでも近づけるように
私もジョギングして鍛えないといけないかな。
体重を10kg減らせれば、早くなるのは
間違いないと思うんですけども・・・。
でもその前に腕を治さなくては。
私も今年は主峰を避けてきたようですので、
来年は、北岳、槍、そして劔辺りを
登ろうと思います。
では、また。
URU-12さんおはようございます。
すみませんほんとうに最高の山行でした。
また自分でもびっくりするほどのタイムでした。
2年前から約1:30も短縮でした。
私は、無理するほどジョギングする必要はないと思いますが、
早足でも効果があると思います。
体重も減らす効果もあると思います。
ぜひ実践を!
来年は錚々たるリストですね!楽しみです。
あ、腕の心配はなさそうですね
それではまた!
いつもコメントありがとうございます。
vottiさん 今晩は、toshi1016です。
はっ、早過ぎます!
タイムテーブルから行くと五合目辺りで追い抜かれ、山頂直下ですれ違った感じです
上りで三人に追い抜かれ、二人は帰り道ずっと一緒だったのでもう一人の方がvottiさんかと。。。
しかし素晴らしい眺望でしたね!黒戸尾根シンドイからこそ達成感ありますね
次回はもう少し楽しめるよう体力つけてリトライします! またvottiさんのレコ、参考にさせて頂きますねっ!
(良い写真撮れてますねぇ〜 上りは余裕が全くなく・・・デビューしたてのNikonD5000が泣いてるわ・・・)
五合目の四人組ですが、2人は九合目辺りすれ違いました。残り2人は刀が刺さった岩の下で会いました。14時前だったので、装備を見て下山を勧めましたが、どうしたのか私も気になってます…午前3時から登り始めたということだったので帰る体力があるのか…
何もなかったことを祈るのみです。。。
toshi1016さんこんばんは。
toshiさんの記録にコメントさせていただきましたが、
忘れていました。
私とtoshiさんの写真に共通点が多いので
・五合目から見上げた頂上
・枝越しに見た北アルプス
・下山後の尾白川(これはみなさん撮る傾向高し)
そして、私はアップしなかったのですが、
・黒戸山斜面のツララ
下山時にしか気付かないというスンポウで。。
この写真を見たときにやられた!って正直思いました
くだらない話ですみません
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