マメの考察と笹子雁ヶ腹摺山について （笹子駅〜甲斐大和駅）

2016年05月05日(木) [日帰り]

• GPS: 07:58
• 距離: 14.3km
• 登り: 1,218m
• 下り: 1,194m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:13
• 休憩: 0:38
• 合計: 7:51

距離 14.3km 登り 1,227m 下り 1,194m

9:22 笹子駅
9:44 追分バス停
9:54 新中橋バス停
11:09 標高1188m地点
11:41 11:51 笹子雁ヶ腹摺山
13:09 13:10 米沢山(ヤダイロ)
13:37 トクモリ
13:51 14:14 お坊山
14:26 東峰
14:56 14:57 大鹿峠
15:19 15:20 大鹿山
15:24 大鹿山・景徳院分岐
16:45 16:47 景徳院入口バス停
17:11 甲斐大和駅
17:13 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

電車

コース状況／危険箇所等

危険なところはほぼありません
意外とアップダウンがあるコースでした

写真

5/5 9:18

笹子駅〜

5/5 9:37

ひとり国道20号甲州街道を歩く

5/5 9:48

今日のお山はあのお山かな

5/5 9:49

でました
ハッピードリンクショップ♪

5/5 9:54

甲州街道に別れを告げて県道212号に入ります

5/5 9:57

登山口はココ！

5/5 10:04

最初はお決まりの植林地帯

5/5 10:41

立坪菫

5/5 10:54

右・植林
左・落葉広葉樹

5/5 11:18

なんとか菫
ん〜わからん！

5/5 11:33

明るい登山道

5/5 11:38

三葉土栗

5/5 11:41

秀麗富嶽十二景四番
笹子雁ヶ腹摺山　
略してササガン

5/5 11:45

肝心の富士はこんな感じです

5/5 11:52

米沢山にむかいます

5/5 11:57

筑波金紋草

5/5 12:06

叡山菫

5/5 12:14

これから登る米沢山とお坊山です

5/5 12:24

ごつごつしてたり

5/5 12:33

歩きやすかったり

5/5 12:37

途中の展望地から

5/5 12:50

クサリなんかもあったりします

5/5 12:55

金瘡小草（金襴草）

5/5 13:03

歩きます

5/5 13:05

米沢山の標高はササガンとほぼ同じです

5/5 13:26

さらに歩いていくと

5/5 13:49

お坊山です
標高1421mとありますがこれは東峰の標高です
実際はもう少し高いとおもわれ…
いずれにしても今回の最高地点です

5/5 13:49

お坊山からの眺め
中央奥に八ヶ岳が見えます

5/5 14:17

歩きます

5/5 14:19

黄立羽

5/5 14:20

あれは滝子山ですか？

5/5 14:25

とりあえず東峰に寄ってみました
どうってことはないけど立派な山名板があります

5/5 14:54

そして大鹿峠までやってきました

5/5 14:57

階段を登って

5/5 15:09

大鹿山をめざし直登しています
巻道もありますので地図と地形を確認しましょう

5/5 15:14

大鹿山です
眺望はありません

5/5 15:24

では景徳院へ下ります

5/5 16:01

歩きます

5/5 16:19

筆竜胆

5/5 16:25

アオダモでしょうかね？

5/5 16:28

下山口はココ！
この斜面を下ってきました

5/5 16:40

景徳院山門
武田氏終焉の地
景徳院で終焉したのではなく、終焉したところに景徳院を建てたのですね！

5/5 16:46

景徳院入口バス停
バスはなかなかやって来ないようなので…

5/5 17:06

結局、甲斐大和駅まで歩くことにします

5/5 17:11

甲斐大和駅
「初鹿野駅」と呼ばれていたのが懐かしいです
「初鹿野駅」いい名前だと思うけどなぁ

とにかく無事に下山できました

撮影機器：

COOLPIX A NIKON CORPORATION

感想

ninotsugi

ゴールデンウィークの後半もどこか山歩きに出掛けるつもりでいたのですが、
先週の長沢背稜で足にたくさんのマメを作ってしまって、ほとほと困ってしまったのでした。

そこでマメについて色々と調べてみると
「絶対に潰してはいけない！」と多くのサイトで書いてありましたが、
「潰して水を抜いてしまえ！」と書いてあるサイトもありましたので
尋常じゃないくらい膨らんできてしまった水泡を、我慢できずに潰してしまいました。

で、潰して（潰れて）しまった場合は細菌が入ると厄介なので
とにかく清潔にしておきましょう！
絆創膏やガーゼで保護しておきましょう！
皮は絶対に剥がしてはいけません！
と、これはほとんどのサイトに書いてあったのできちんと守ることにしました。

でも、マメ及び傷についてさらに調べてみると
最近の医学では湿潤療法という考え方があり、傷を乾燥させてはいけないらしいのです。
それは人間がもっている「自然治癒力」を生かした治療らしく、それによると消毒もしてはいけなし、ガーゼを当ててもいけないようなんです。
消毒をすると細菌よりも人体の細胞を壊してしまうから。
ガーゼをすると傷の治療のためにせっかく人体から滲みでてきた回復のための浸出液が吸い取られてしますから。

ですので患部を水できれいに流したのち、たまたま家にあった「キズパワーパッド」を初めて使ってみることにしました。
この「キズパワーパッド」は湿潤療法の考えを元に開発された商品のようですがそんなことは知らずに昔ながらの所謂「絆創膏」と思って買っていたものでした。

でも、2日経っても3日経っても一向に痛みが引かず、患部の回復がなかなか見込まれないので4日目に思い切って「キズパワーパッド」を外して患部を乾燥させてみることにしました。

するとどうでしょう。
一晩寝たら今までの痛みが嘘のように引き、破けていた皮膚もある程度くっついて普通に歩けるようになったのでした。

昔ながらの乾燥療法が功を奏したのか、前日まで湿潤療法をやっていたことが良かったのか分かりませんが、山歩きができる体に回復することができたのでした。

さらなる検証はまたマメができた次回に行うこととして、
予定どおり笹子雁ヶ腹摺山に出掛けることにしました。
いやほんとは4日に出掛けるつもりでしたが、午前中天気が悪かったのと足が痛かったので1日順延したのでした。


おかげで今年一番！というくらいの好天に恵まれました。
雁ヶ腹摺山という山は今回の「笹子」の他にそのものずばり「雁ヶ腹摺山」と「牛奥ノ雁ヶ腹摺山」があります。
そのものずばり「雁ヶ腹摺山」は旧500円紙幣に採用されたこの山頂からの富士の姿の図柄で有名ですね。
「牛奥ノ雁ヶ腹摺山」は小金沢連嶺にある山ですね。
山名の由来はとにかく雁がその腹を摺るように飛んでいったこと、らしいです。

今回のこのコースを選んだのは
行程が長すぎず、短すぎず、それなりに歩きごたえがありそう
朝それほど早起きしなくていいし、帰宅もそれほど遅くはならない
基本的に駅から駅までなので交通費を抑えてることができるし、バスの時間を気にせずに済む
一度も歩いたこともないルート
ということですね。

結果、思っていたよりアップダウンが多かったです。
笹子雁ヶ腹山から一旦150mくらい下ってから、下った分をそのまま登り返して米沢山に辿り着きます。
米沢山からも一旦思いっきり下ったのち、細かなアップダウンを繰り返して今回の最高峰のお坊山の辿りつきます。
稜線歩きも平坦な箇所はあまりなく、だいたい登っているか下っているかのどちらかになります。
途中のクサリ場もいいアクセントといったところでしょうか。
大鹿山から景徳院まではゆるやかに下っていく感じで歩きやすかったです。

眺望はほとんど木々に遮られて限られた場所でしか期待できません。
秀麗富嶽十二景というわりには笹子雁ヶ腹摺山の眺望もよくなかったですね。
それでも遠くに南アルプスが見えたり、八ヶ岳が見えたり、大菩薩をみることはできました。

明るい落葉広葉樹の下、とにかく単純にとても気持ち良い山歩きでした。
なにしろ、今年一番の快晴でしたから。

そんな笹子雁ヶ腹摺山の山歩きでした