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Yamareco

記録ID: 87412
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ハイキング
伊豆・愛鷹

沼津アルプス北行(奥沼津アルプス〜志下坂峠)

2010年05月22日(土) [日帰り]
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rossy その他2人
GPS
07:35
距離
12.6km
登り
886m
下り
869m

コースタイム

9:45原木駅-10:00日守山(大嵐山)登山口-10:45日守山山頂-11:45新城・大平山分岐-13:10吉田峠-13:30新城・大平山分岐-14:40大平山山頂-15:25多比峠-15:40鷲頭山山頂-16:05小鷲頭山山頂-16:20中将宮-(志下峠)-16:55志下坂峠-17:20下山
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
伊豆箱根鉄道原木駅から、徒歩15分で、奥沼津アルプス石堂橋口へ。
草の生い茂る脇道から入り、神社の鳥居をくぐってスタート。
コース状況/
危険箇所等
この時期このルートからだと、奥沼津アルプス登り始めは草薮の中でした。途中笹薮のトンネルを中腰で潜りながら通る箇所など、しばらく歩きづらい道です。
それを抜け林の中を行くと、1箇所ですが木立の中でルートが不明瞭になり、迷いしそうになる箇所がありました。

日守山から先は、柵の隙間を抜けて行く所が少々分かりづらいかもしれません。
しばらくは比較的歩き易い路ですが、やがて足元が岩場になってきて、短めのハシゴ下り・直後に右側が切れ落ちた崖際の通過等が出てきて、ハイキングにしては結構スリリングなコースになります。
大平山の手前では1箇所長さ数mほどですが、かなりの痩せ尾根通過もあります。
右が垂直に切れ落ち、左もかなり急峻ですが木が生えています。

大平山-鷲頭山間は沼アの核心部でウバメガシの岩尾根です。
先程に比べれば全然ですが、少々痩せ気味の尾根通過もあります。
ここまでの区間、雨の日は岩や石段の上が滑りそうで怖い所もあるので、自信の無い方は晴れの日を選んだ方がいいかもしれません。

大平山から先は、全般的に急登・急降下の連続です。
ですが鷲頭山から先は難易度もグッと下がります。
伊豆箱根鉄道原木駅。JR三島駅からイズッパコに乗り換え、数駅です。
2010年05月22日 09:44撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
5/22 9:44
伊豆箱根鉄道原木駅。JR三島駅からイズッパコに乗り換え、数駅です。
住宅街を抜け、土手へと階段を上がります。
2010年05月22日 09:52撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
5/22 9:52
住宅街を抜け、土手へと階段を上がります。
この橋を渡り、対岸に見える山沿いに今度は左手方面へと歩きます。
2010年05月22日 09:52撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
5/22 9:52
この橋を渡り、対岸に見える山沿いに今度は左手方面へと歩きます。
山際に気をつけて歩いていると、看板が出ていました。
2010年05月22日 10:00撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
5/22 10:00
山際に気をつけて歩いていると、看板が出ていました。
ここが入口です。山行の無事を祈願して登山開始。
2010年05月22日 10:02撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
5/22 10:02
ここが入口です。山行の無事を祈願して登山開始。
上り始め、藪道です。ヘビでも出やしないかとちょっとビクビクしてました。
2010年05月22日 10:02撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
5/22 10:02
上り始め、藪道です。ヘビでも出やしないかとちょっとビクビクしてました。
笹のトンネルが少し続きます。
2010年05月22日 10:18撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
5/22 10:18
笹のトンネルが少し続きます。
このあたりで、踏み跡が別方向にいい感じに伸び、迷いそうになりました。
2010年05月22日 10:44撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
5/22 10:44
このあたりで、踏み跡が別方向にいい感じに伸び、迷いそうになりました。
この柵を潜ると大嵐山(おおぞれやま)山頂です。
2010年05月22日 10:48撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
5/22 10:48
この柵を潜ると大嵐山(おおぞれやま)山頂です。
大嵐山こと日守山の展望台です。こちら方面から登るルートの方が楽そうではあります。
2010年05月22日 10:50撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
5/22 10:50
大嵐山こと日守山の展望台です。こちら方面から登るルートの方が楽そうではあります。
今来た方角へ少し戻り、この柵伝いに歩いて…
2010年05月22日 10:54撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
5/22 10:54
今来た方角へ少し戻り、この柵伝いに歩いて…
ここの隙間を抜けるのが、奥沼津アルプスへの正解ルートです。ちょっと行くと看板が出ています。
2010年05月22日 10:55撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
5/22 10:55
ここの隙間を抜けるのが、奥沼津アルプスへの正解ルートです。ちょっと行くと看板が出ています。
しばらくは割と歩き易い樹林帯です。
2010年05月22日 11:39撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
5/22 11:39
しばらくは割と歩き易い樹林帯です。
ここでうっかり道迷い、新城方面へ下ってしまいました。
2010年05月22日 11:47撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
5/22 11:47
ここでうっかり道迷い、新城方面へ下ってしまいました。
写真の見た目よりは結構急な岩尾根を降りていきました。(後で登り返すハメに;)
2010年05月22日 11:55撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
5/22 11:55
写真の見た目よりは結構急な岩尾根を降りていきました。(後で登り返すハメに;)
吉田峠。ここまで降りて来て何か変だとは思いつつさらに降りました。おかげでまた急な岩尾根を登り返し…
2010年05月22日 13:09撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
5/22 13:09
吉田峠。ここまで降りて来て何か変だとは思いつつさらに降りました。おかげでまた急な岩尾根を登り返し…
登り返した後、大平山までは、ハシゴ有り背丈程の岩下り有り痩せ尾根有りの大変な道の連続でした。
思わず写真撮るの忘れてました;
2010年05月22日 14:37撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
5/22 14:37
登り返した後、大平山までは、ハシゴ有り背丈程の岩下り有り痩せ尾根有りの大変な道の連続でした。
思わず写真撮るの忘れてました;
大平山のピークを過ぎ、奥沼津アルプスから沼津アルプスへ。これから沼アの核心部、ウバメガシの岩尾根です。
2010年05月22日 14:56撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
5/22 14:56
大平山のピークを過ぎ、奥沼津アルプスから沼津アルプスへ。これから沼アの核心部、ウバメガシの岩尾根です。
左右にウバメガシが生えた岩尾根を行きます。斜面は急峻ですが、木が生えているのでそう怖くもありません。さっきまでの奥沼アで慣れてしまったし(笑)
2010年05月22日 15:02撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
5/22 15:02
左右にウバメガシが生えた岩尾根を行きます。斜面は急峻ですが、木が生えているのでそう怖くもありません。さっきまでの奥沼アで慣れてしまったし(笑)
鷲頭山までの最後の登りは結構急です。正直シンドイです。あと12分じゃつけませんでした。
2010年05月22日 15:24撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
5/22 15:24
鷲頭山までの最後の登りは結構急です。正直シンドイです。あと12分じゃつけませんでした。
山腹を巻きながら登り、鷲図山頂上の広場へ。
ちょっぴり海も見えます。
2010年05月22日 15:43撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
5/22 15:43
山腹を巻きながら登り、鷲図山頂上の広場へ。
ちょっぴり海も見えます。
すぐお隣の小鷲頭山より。
2010年05月22日 16:06撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
5/22 16:06
すぐお隣の小鷲頭山より。
下山後、今日歩いて来た奥沼アの山々を眺めながらバス亭へ。
2010年05月22日 17:29撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
5/22 17:29
下山後、今日歩いて来た奥沼アの山々を眺めながらバス亭へ。

感想

(写真は今月上限を超えた為、奥沼津アルプス途中までです)

前回は北の香貫山からの南行だったので、今回は奥沼津アルプスからの北行で
つないでみようと思いたちました。5月始めの低山縦走に続き、これまた
屈指のハードな名低山(?)山行です。標高400mに満たない山なれど、
侮るなかれ、といった感じのコースです。

日守山へは、最初藪が多い事、林で一箇所道が分かり難い事を除けば、
特に問題なくすんなり着きました。ここから大平山方面へはどこから
行くか少々分かりづらいかと思います。
たまたまここで知り合った、地元の山の会所属のご夫婦と話がはずみ、
連れ立っての山行になり、その後のルートをご一緒させて頂きました。
やっぱり長年登っていらっしゃる方は健脚だなあと思いました。

途中で案内板の内容を見間違え、一度新城方面へ、民家が見える所まで
ほぼ下山してしまいました。ですが、分岐からすぐの岩尾根下りなど、
普通に行ってると通らなかったコースをたのしむ事が出来ました。
これまでの経験で通った事のないようなロープ付きの岩下りなど、
アスレチック気分です。

その後大平山までは、かなり大変でした。ハシゴがあり少々難易度が高い、
と聞いていたので、これまでのハイキングからステップアップのつもりで
まずは行ってみようと企画していたのですが、何とか通れるながらも、
高い所がニガテな人には結構ハードです。今回運良く、指導してくれる
先生が後ろからお二人いたので、ハシゴ下りや、3点支持での背丈程の
岩下りなど方法を習い、危なげなく通過する事が出来ました。一人だと
難所を見た瞬間ちょっとやる気なくして帰ってたかもしれません(笑)

切れ落ちた箇所は、高さ最大10m少々程度だと思うのですが、それでも
落っこちたら大ケガはしてしまいそうでヒヤヒヤでした。基本的に岩尾根を
通過していく感じで、大岩を登らず巻いて通過する様な箇所にハシゴ、
ロープがありました。基本は足でしっかりバランスを取って立ち、ロープに
体重を預けない事、など教えていただけました。

痩せ尾根の通過では、「え…ここ通るの?本気?」と正直内心思いましたが、
「まあ平均台を渡るつもりで、バランスとって普通に真っ直ぐ歩きさえすれば
幅も30cm強ぐらいはある事だし、まず落ちる事無く真っ直ぐいけるだろう」、
と口に出して自分に言い聞かせると、不思議と確信が持てて怖さも薄らぎ、
集中して、不安で動作やバランスがおかしくなってしまう事も無く通過
出来ました。その後も岩の上に刻まれた段登りなど、中々スリリングな
シーンが連続でした。後から振り返ると、山のコース紹介本で言うなら、
☆3つの中級か、そのちょっと上ぐらいの難易度はありそうです。まだまだ
初級ぐらいの自分にとってはいい経験でした。

大平山から先、ウバメガシの岩尾根は中々独特の風景で面白いです。
左右はかなり急峻ですが、樫の木がたくさん生えているのでそう怖さはないです。
奥沼津アルプスを越えてきたせいか、特に恐怖感もなくいけましたが、
それでも金時山の上の方よりはだいぶん怖いというか、ふざけたり走ったり
してたら十分危険はありそうな感じです。

鷲頭山への登りは尾根を巻きながらですが、とにかく急で長いです。あと12分、
と看板が出ていましたが、もっとかかってしまいました。ここで、ここ暫くの
山行連続で疲労が出たか、足の太腿内側が攣ってしまいました。
山の上で足が攣ると、どうやって下山しよう??とやっぱり焦りが出ます。
ここでも山の先生2人のおかげで、インドメタシンの対筋肉痛用軟膏を塗り込むと
即座に攣りが治まりました。ですがストックをついて慎重に降りる事にします。
鷲頭山は、近くから見ると結構急な山です。実際登ってみると、やっぱり坂が
急です。急坂を志下峠へ向けて降りました。志下峠付近は先週訪れており、
クライミングの練習に使われている岩場等を見に行ったりしたので、見知った
道に出た安心感がありました。そこから志下山を越えて行きますが、比較的
アップダウンの少ない、眺望のきくポイントの多い道で海がキレイに見えました。
途中ツツジなんかも咲いていました。

途中のロスタイムなどもあり日没が近づいて来たので、志下坂峠から徳倉方面へ
下山する事にしました。沼津アルプスは5山7峠それぞれに分岐が数多くあり、
エスケープルートも豊富なのでどこからでも下れますが、奥の方は反面ルートを
間違える可能性もあるかと思いますので、地図は必携だと思います。
志下坂から約30分、拍子抜けするほどあっさり山から住宅街へと下りれます。
そのままバス亭まで歩き、山行の間連れ立ったご夫婦と別れ、バスに乗って
三島方面へと帰りました。

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体力レベル
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