縞模様の浅間山を見に 黒斑山(2404m) へ
- GPS
- 05:00
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 597m
- 下り
- 589m
コースタイム
天候 | 快晴 佐久 最高気温14.6℃ 最低気温-3.5℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
長野県小諸市のチェリーパークラインの急なつづら折りの道を高峰高原に向けて車で上って行きました。高峰高原ホテルがある標高1973mの車坂峠の駐車場に着くと既に約10台が駐車してありました。駐車場横にある自然観察センター内には、キレイで清潔なトイレがありましたが高原ホテルでトイレを借用させてもらった人がいました。 浅間山噴火警戒レベルは1で、前掛山までは登山可能との標示を確認しました。長い時間を車で移動して来たので、十分にストレッチをして快晴のなかを車坂峠から表コースに入り登山を開始しまた。車坂峠から黒斑山への登山道には、ところどころの日陰にうっすらと雪が残って凍っていました。カラマツ林の中を登り車坂山の緩やかなピークを越えて、少し下り再び登り返しました。やがて溶岩が地表に露出した、開けた展望地に出ました。出発した高峰高原方面、遠くには白く雪化粧した北アルプスの山並みが見えました。 長めの休憩をして北アルプスの眺めを堪能して、ふたたび針葉樹林の中へ入りました。槍ガ鞘の避雷小屋の横を登り、浅間山が見え赤ゾレの頭に着きました。 浅間山には期待していた積雪が無く、バーコードのような白と黒の縞模様を見ることができませんでしたが、雄大な浅間山を間近に見て皆感激しました。 赤茶けた溶岩のガレた急斜面を下がり、すぐに登り返して溶岩のピークのトーミの頭に登りました。トーミの頭から見えた浅間山は一段と近くに見え、東側が切れ落ち、底部には湯ノ平高原が広がり雄大で迫力がありました。 浅間山火山監視用のカメラとサイレンが設置された鉄塔を通り過ぎ、標高2404mの黒斑山に着きました。山頂は狭く、片方が切れ落ち10人ほどの登山者が休憩して浅間山などをカメラにおさめていました。浅間山の外輪山になっている蛇骨岳・仙人岳・鋸岳の眺めも良く、浅間山火山が作りだした大自然を見渡してまたも感激しました。 標高2366mの蛇骨岳まで脚を伸ばして昼食を採りました。 来た道を黒斑山に戻り、トーミの頭を下がった所にある分岐から中コースを車坂峠へ下りました。登山道は針葉樹林帯の中を貫けるので展望はありませんでしたが、かなり下がった所のガレ場から唯一の展望が開けていました。ここで最後の休憩をとり、予定時間より30分ほど早く車坂峠に全員無事に下山しました。 |
写真
感想
以前に単独で今回と同じコースを歩き、浅間山火山が作り出した雄大な自然を見る事ができました。新雪が積もりバーコードのような縞模様を描いた浅間山を、同じ山の愛好会の仲間に見てもらいたいと今回の山行計画を立てました。張り切って綿密な計画を立てたものの予想していた以上に参加者が少なく、肩を落としました。山行の中止を一時は考えましたが、参加者のなかには仕事を休み今回の山行を楽しみにしている人もあり、少人数の参加者でも実施することにしました。
前日までは晩秋特有の高気圧が長続きしない天候に一喜一憂していました。しかし、当日は天候に恵まれ快晴となり、晩秋としては気温が高く、無風のまたとない登山日和となりました。個人的には、ここのところ雨降りの山行が続いていましたので、心の中で思わずVサインが出て快哉を叫びました。今日の天気には本当に感謝しました。
ルートは一度歩いているので鮮明に蘇ってきました。自分が描いたイメージ通りの山行ができると、車坂峠から張り切って登山を開始しました。途中の展望が開けたガレ場から見えた、北アルプスの山並みを展望するのは今回の目玉のひとつでした。自分が登頂した山の山容を遠くから見ると、登頂し感動した時の思いが脳裏に浮かびました。まだ未踏峰の山が多く、登頂したい意欲が湧いてきました。
赤ゾレの頭からは終始浅間山を見ることができました。イメージしていた新雪の浅間山ではありませんでしたが、迫力があり見応えは充分ありました。浅間山の火山が作りだした自然を見ていると、月のクレーターの中にいるような錯覚さえしました。浅間山の手前の前掛山には登山者の姿が見えました。自分もいつか機会を見て一度は登頂したいと思いました。
いつも昼食が済むと、お帰りモードになりテンションが下がるメンバーが、今回はなかなか腰を上げませんでした。それぞれに展望を楽しみ、談笑し、写真を撮ったりし浅間山の自然を堪能してました。
アサマ2000スキー場が早くもオープンしたようで、かなりの人数のスキーヤーが楽しんでいるのが下山途中のガレ場から見えました。スキーは勿論のこと冬山も経験がなく、若ければ冬山にも挑戦したのになぁと思ったりもしました。
予定した時刻よりもやや早く下山できたので、高峰高原ホテルでお風呂(入浴料500円)に入り山行の汗を流しました。
今回の山行は好天に恵まれ、参加したメンバーには浅間山を十分に楽しんでもらえ、リーダーとして充実した一日を過ごすことができました。
いいねした人