裏妙義縦走(御岳〜丁須の頭〜谷急山〜谷急山北稜)
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- GPS
- 07:36
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,523m
- 下り
- 1,533m
コースタイム
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 7:36
天候 | 晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※水洗トイレあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●コース全般 ・急谷山北稜はバリエーションルートのため、赤布・ピンクリボン・ペンキマーク等の 目印はいっさいありませんでした。 ・丁須の頭付近を除いて出会った登山者は2組のみ。 ●あさお吊り橋駐車場〜御岳 あさお吊り橋を渡ったところが御岳登山口となり、登山ポストが設置されています。 遊歩道を進んで木橋を渡ると滝の側壁に付けられた約10mの最初のクサリ場が現れ、 その後、岸壁にステップが切られたクサリ場を通過して、 樹林帯の尾根道に乗り、急登すると展望が開けた場所に出ます。 ここが鼻曲り(龍駒山)となり、稜線歩きが始まります。 幅の広い緩やかな稜線が続き、ほどなく産泰山へと至ります。 産泰山を過ぎると徐々に尾根が痩せ始めます。 焚き火跡がある岩屋を通過後、岩峰を東側に巻く3連のクサリ場をこなして しばらく進むと御岳山頂へと至ります。 ●御岳〜丁須の頭 御岳からも痩せた稜線が続き、それほど難易度が高くないクサリ場が連続します。 各小ピークで眺望が開けるごとに丁須の頭が近づき、 しばらく進むと国民宿舎方面との分岐である籠沢のコルへに到着します。 ここからは丁須の頭の裏側へ回り込むように進み、 クサリ場を丁須の台座へ向かってトラバースします。 丁須の頭へはオーバーハングしたハンマーヘッドの上部からクサリが 1本ぶら下がっていてこれを利用して上り下りします。 ●丁須の頭〜三方境 丁須の頭の隣の無名岩峰を下るとすぐにチムニー内の20mのクサリ場を下ります。 後半はクサリを使わずとも岩のホールドだけでも下れます。 赤岩の手前まで再び痩せ尾根を進み、赤岩の基部を東側に巻くところで クサリ場の連続となり、クサリの付いた桟道のトラバースしていきます。 その後、展望の利く場所を通過し今度は烏帽子岩の基部を西側にトラバースして 風穴尾根の頭へと至ります。 ここから稜線は広くなり、高低差100mほど樹林帯を下ると三方境へ到着です。 ●三方境〜谷急山 三方境から小ピークを一つ越すと女坂分岐が現れ、 ここから谷急山への痩せ尾根の急登となります。 谷急山までの登山道は、それまでと比べると荒れている印象で、 クサリ場は1〜2か所のみであとはお助けロープが取り付けられているところがほとんど。 P1まで急登し、いったん傾斜が緩んだ後に今度はP2まで再び急登。 P2から小刻みなアップダウンで小ピークを4つ(P3〜P6)越えると 急谷山山頂へと至ります。 ●谷急山北稜〜あさお吊り橋駐車場 北稜の分岐は三角点から少し三方境側に戻ったところにあり、 藪で閉ざされていますが踏み跡が続いているのがわかります。 北稜は顕著な尾根筋でしばらくは樹林帯の痩せ尾根を下っていきますが、 標高850〜1050m付近は岩稜帯のナイフリッジとなっていて高度感アリアリ。 特に西側は切れ落ちているのでスリリングでした。浮石や腐った木などもあり、 一歩ずつ手足の置き場を確認しながら慎重に下る必要がありました。 この岩稜帯を通過すると再び樹林帯となりますが、 ザレた急斜面の下りがとにかく滑りやすくかなりのストレスでした。 途中で大きな岩を巻くところがあるので目印になるでしょう。 標高を下げるにつれて尾根は広がり踏み跡も薄くなり多少のルーファイが必要でした。 さらに下ると突如として入山川の河原が眼下に見えてきて下りは終了。 渡れそうなところをテキトーに探して入山川を渡渉後、 少し登り返しガードレールを越えて県道92号へ出ます。 ここから5km強の車道歩きとなります。 |
写真
感想
丁須の頭はお尻がムズムズしたなぁ。谷急山北稜のナイフリッジの下りも。
なんか歳をとるに従って高さに対して弱くなっているような、そんな気がします。
夏山対策として、先週は
長距離・長時間歩きがいちおクリアできたので
今週はアップダウン強化のため裏妙義へ。
表妙義は行ったことがあったので、
急峻な岩場が続き、鎖だらけなイメージを抱いていましたが、
それだけじゃない、とても変化のあるルートでした。
とはいえ妙義、結構早い段階から鎖が登場します。
まだウォーミングアップもできていないうちから、
からだ全部をつかって登りはじめます。
ひたすら登ったり降りたり、登ったり降りたりしながら、
幾つかの山を越えて御岳にたどり着くと、
あの丁須の頭が見えました。遠くから見ても、あのかたち、ありえない。笑
「あそこに登るんだー」とウキウキしします。
ウキウキしていたから、意外と早くついて、
さぁ登るぞーって思いましたが、やっぱり相当怖そうで、
お尻がもぞもぞするのでやめました。
私には登れたとしても降りられないナ。
そのあと中学生くらいの集団がきましたが、
いとも簡単に、しかも恐怖心なんかありませんって涼しい顔で
登っていくのをみて、思わず「若いってすごいなぁ」と感心してしまう。
そこから先、三方境までは、
けっこう頑張らないとダメ系の鎖がいくつか続きます。
下りなので、慎重におりました。
でもこういうの、けっこう楽しいです。
しかし、三方境から先はとてもとても長かった。
谷急山へのアップダウンはこれでもかってくらい、
登りにくいザレたところを登り降りしないとならない。
少しずつペースダウンしてしまいます。
ちょっとノロっとしていると、後ろからdanyamaが頭突きしてくる。。。
やっとだどりついた谷急山は暑くて、ありがたみも感じず、
早々に退散してしまいました。
そしてここからの下りの大変さといったら!
正規のルートじゃないから、とはいうものの、
ザレたくだりでは、ずるっと転ぶこと数回。
しかもかなり長い〜。
最後の方は足がガクガクになりました。
あとちょっと長かったら、歩けなくなっていたかな〜。
まぁ、でも、まだまだ涼しいこの季節。
そこまで暑くなかったから歩ききることができました。
ここのところ体力ダウンしていて、
夏山へのモチベーションがだいぶ下がっていましたが、
先週に引き続き、今週はアップダウンを克服できたので、
自信もだいぶ取り戻しました。よかったぁ〜。
梅雨入りして、また歩く機会が減りそうだけど、
体力落ちないように、そして夏山への妄想をしつつ、
山温度が下がらないように日々過ごしたいと思います。
おしまい
コメント
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