日の出山〜御岳山/七代の滝
- GPS
- 06:44
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,212m
- 下り
- 1,192m
コースタイム
- 山行
- 5:24
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 6:43
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:ケーブル下バス停御嶽駅行バス。所定便に加え、増発便がピストン運行していました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ロックガーデン周遊で天狗岩から七代の滝への往復は、標高差70m以上の急な鉄階段の連続を昇降する覚悟が必要です。 |
写真
感想
会社の後輩の幕吏クンが山に登ってみたいと言うので、お試しに日の出山〜御岳山をご案内した。脚力不足でギブアップした場合もコース短縮は自在だし、ケーブルカー利用で生還できる。もっとも、道すがら聞いてみると、2年ほど前までロードバイクであちこちサイクリングしていたそうで、多少なまったとしてもまだ30代、心配は無用だった。
武蔵五日市駅で合流してバス乗り場に向かう。長蛇の列に驚いたが、これは都民の森方面のバスで、我々のつるつる温泉行は10人足らずの乗客で発車。幕吏クンにつるつる温泉を見せてあげるため、終点で降りてから出発した。
ゆるゆると林道を登っていくと、やがて鉄製のカエルと魚のオブジェがある小さな橋を渡って登山口に至る。いきなり急坂だが、木陰は涼しいので助かる。幕吏クンのために15〜20分に一度小休止しながら、歩きやすく整備された登山道を踏みしめていく。ウグイスが良い声で鳴いている。
「平井川の源」との分岐を右に取り、しばらく行くと南側の視界が大きく開けた。若干霞みながらも丹沢山塊がよく見える。ほどなく二俣尾からの道を合わせ、幅広く整備された木段を登ると間もなく石垣が見えて、賑わう日の出山山頂に到着した。
東屋で一服して周囲を見渡す。都心方向は霞んで見えないが、丹沢、奥多摩の山々はよく見えている。大岳山の左、富士見台?の肩から富士山が頭だけ覗かせていた。幕吏クンに目的地の御岳山を示して出発した。
御岳山へ向かう道は大幅に人が増えた。かなり下って舗装道路になったところで登り返しが始まる。民家や宿坊の間を抜けて神代ケヤキ前から仲見世のような所を通り抜け、朱塗りの門を抜けて石段を詰めれば御岳山神社、山頂だ。本殿は今も工事中で、左から裏へ抜けて奥ノ院遥拝所を訪ねた。とんがり山の奥ノ院が正面に見える。
ロックガーデン近道の案内に従って石段を右に曲がり、長尾平分岐の茶店を横目に七代の滝方面の道に入った。どこかで昼にしたいがベンチがない。結局、天狗岩の基部にベンチ状の岩を見つけて弁当にした。せっかく山へご招待したので雰囲気を味わってもらうべく、コッヘルで幕吏クンにスープと紅茶を差し上げた。
さて、七代の滝だが、こんなに下るとは思っていなかった。天狗岩から標高差70mはあるだろうか。木の根に足を取られないよう注意しながら、次々と現れる急な鉄階段をいくつも下る。降りたら戻るしかないから、登りの人を退避する「階段待ち」も生じる。滝そのものは落差10m足らずのささやかなものだが、右岸の岩壁は垂直にそそり立ち、下流側にも深く切れ込んで滑滝状に落ちている。
登り返して息を整えてから鎖場のある天狗岩にも登ってみた。「これで鎖場も経験したからアルプスも行けるよ」と幕吏クンをそそのかして出発した。
道は沢に下り、歩きやすく置かれた岩伝いに上流を目指す。トイレのある小広い所がロックガーデンの核心部のようだったが、スルーして綾広の滝へ。七代の滝より少し落差があるが、水流はか細く優しい滝だった。
滝を巻いた道は再び上流の沢伝いに続き、建物が見えると芥場峠方面と御岳へ戻る道の分岐に至る。ほぼフラットな道を戻って行くと、天狗の腰掛杉で奥ノ院からの道と合流。神社の石段に戻ったところで本日の登山道は終了となった。
舗装道路を観光客と一緒にケーブル駅方面へ向かいながら幕吏クンに聞くと、脚は大丈夫そうだという。ならばと、分岐で一休みしてから巨木の混じる杉並木の表参道を下った。車道とはいえかなりの急坂が続くので、さすがに最後は足が辛そうだったが、1時間で無事、ケーブル下バス停に辿り着くことができた。
次のバスは20分ほど待つはずだったが、ピストン運行とかですぐにやってきた。首尾よく座れてラッキーとばかりに車中で荷物の整理をしたら、座席に眼鏡を置き去りにしてしまった。バス会社へ連絡し、結局、そのバスがまた御嶽駅に戻ってくるのを待つことに。初心者の幕吏クンに万事抜かりのない先達ぶりを見せつけるはずが、やっぱり、ありのままの粗忽者ぶりをさらけ出す結果となってしまった。後は河辺駅前の温泉に入って居酒屋で“反省会”という、いつものコースに行くしかない。
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