東赤石山へ 筏津より 赤い石とシャクナゲ


- GPS
- 05:40
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 1,055m
- 下り
- 1,049m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
道沿いに駐車スペース・トイレのある登山口がある |
コース状況/ 危険箇所等 |
木の橋、梯子がかなり傷んでいてスリルがある コースには問題ない 雨さえ降らなければ徒渉ヵ所全く問題ないだろう |
その他周辺情報 | 新居浜市内に宿泊した |
写真
感想
2016(平成28年)6月2日(木)
東赤石山へ
「シャクナゲの 東赤石 橋渡り」
四国7座へ
三百名山を目指し
すでに登っている石鎚山・剣山を除く7座を計画した。
最初に登ったのが東赤石山。
筏津登山口へは新居浜市街から別子銅山跡を経由して長いくねくね道をひた走ることになる。
登山口はトイレ・登山届の箱も用意され分かりやすいところだった。
早速用意をして登り始める。
すぐに瀬場地区からの登山道と合流して進む。
トラバース気味に右手に深い渓谷を巻くように行くが、
渓谷は深く、一歩間違えば大変なことになる。
草木が茂っているので恐怖感はないが
もし木々が視界をふさがないとしたら躊躇するような登山道だ。
そして木々の間からは流れ落ちる大きな滝の姿も確認できた。
瀬場谷は美しく、水がたわわに流れ
そこを古い今にも折れそうな橋が架かっている。
渡り切ると西側と東側の道に分かれる。
登りには東側の登山道を選んだ。
林の緩やかな登りを過ぎると沢伝いの急斜面となった。
そしてごろごろと赤みを帯びた石が現われた。
東赤石山の謂れともなっている石の出現。
赤さびを塗り付けたような石が多く見られ、
急斜面で歩き難い登山道であった。
そこを登り切ると権現越方面の表示の出たコースと合流。
さらにすぐに赤石山荘方面と山頂方面との分岐に出た。
ここから山頂への最後の登りが急で、きついところだった。
そんな時可憐な花がいくつか顔を出して応援してくれた。
写真をとりながら小休止気味に足を止め山容を目指した。
尾根に飛び出す。西赤石山方面と目指す東赤石山との分岐だ。
あと10分との表示もあり、足は軽くなり進んだ。
しかし登り始めた時の快晴の天気ではなくなり。
風が吹き雲が舞い、眺望が効かなくなってきていた。
山頂の手間からシャクナゲの花が見られた。
今年は花の咲くのが早いようで見られないと思っていたが
淡いピンク色をしたシャクナゲの大きな花が迎えてくれた。
山頂には大きな岩を最後によじ登り到着。
瀬戸内海が一望できるとのことだったがその方向からは
次から次へと雲が流されてきて全く視界がなかった。
南側は山並みが続く姿が一望できた。
良く知られている山々も見られたのだろうが
確認することはできなかった。
先に登頂していた方がさらに東にもう一つの山頂があって
シャクナゲも見ごろだと教えてくれた。
教えてもらわなければこのまま下山するところだった。
言われた通り2、3分進むと藪の中から山頂が現われた。
三角点もあり、明るい感じの山頂だった。
そしてサクラソウ
きっと名のあるサクラソウなのかもしれないが咲き、
山頂と山頂の間にも露に濡れたシャクナゲが多く見られた。
瀬戸内海方面、剣山などの確認はできなかったが、
花にも出会え、今回最初の三百名山に登れた満足感に浸れた。
下山ルートは最終的には良かったのかもしれないが
当初計画していた鉢巻山へのコースを間違え
西赤石山方面の表示分岐点から下った。
そして急坂を下り終わった分岐で赤石山荘方面へと向かった。
赤石山荘近くの瀬場への下山道に着く寸前に
赤茶けた岩肌の荒々しい峰が目に入った。
そこで、アッと思い出し
西赤石山方面へ行かなければならなかったことに気付いた。
鉢巻山の表示があれば間違えなく向かったのが
なぜか赤石山荘に引かれ尾根から鉢巻山を逃し降りてきてしまっていたのだ。
ちょっと悔しかったが鉢巻山へ登り返す気力はなく
荒々しい山肌を見て時間もかかり危険を冒すこともなかったなと
自分に言い聞かせて瀬場谷から西側のルートを下山した。
登りに使った東側登山道に比べ大変歩きやすい登山道ではあったが
沢・登山道にかかる橋、梯子の怖いこと怖いこと
古いものでそろそろかけなおした方がいいと思われるものが
次から次へと出現して緊張感をあおる様だった。
それでも瀬場谷へ無事下山
最後も深い渓谷を意識しながら登山口へと帰った。
登山口の空は快晴
山の天気は風も強く雲が視界を遮っていた。
山の天気は分からない?
最初の東赤石山を登り切り
四国7座への思いが強くなった。
明日登る
瓶ケ森
伊予富士
笹が峰
1日三座の基点となる「山荘しらさ」へと新居浜へ下り
西条から瓶ケ森林道へと向かった。
ナビが新寒風山トンネル手前の林道を案内し
古い寒風山隧道へと導いてくれた。
長い林道を超え、さらに瓶ヶ森林道をひた走る。
伊予富士・瓶ヶ森の登山口を確認して
「山荘しらさ」へ到着。
3時間30分の林道の運転は疲れる。
鉢巻山へ行かずに正解だった。
とつくづく思う次第だった。
ジャズの流れる素敵な山荘で一夜を過ごし明日への英気を養った。
ふるちゃん
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