大菩薩嶺

2025年11月23日(日) [日帰り]

• GPS: 03:42
• 距離: 7.6km
• 登り: 571m
• 下り: 403m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:02
• 休憩: 2:39
• 合計: 5:41

距離 7.6km 登り 571m 下り 403m

8:25 スタート地点
8:42 8:43 上日川峠
8:57 11:01 福ちゃん荘
11:01 福ちゃん荘テント場
12:10 雷岩
12:16 大菩薩嶺
12:24 雷岩
12:31 神部岩
12:42 賽ノ河原
12:50 親不知ノ頭
13:02 13:26 大菩薩峠
13:45 13:46 富士見新道と旧道分岐
13:52 14:01 勝縁荘
14:04 富士見山荘
14:08 福ちゃん荘テント場

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

中央自動車道勝沼ICを出て国道20号線に入り、柏尾交差点を左折しすぐに右折(案内標示があります)してフルーツラインへ。新千野橋東詰交差点を右折し国道411号線(大菩薩ライン)に入り、番屋茶屋の交差点を右折(案内標示があります)して約8キロで上日川峠です。番屋茶屋からはカーブが多く狭い舗装路です。対向車に注意してください。この時期は路肩に枯れ葉がたまり、側溝が見えないこともあります。凍結にも注意が必要です。上日川峠には登山口近くに第１(20台)、第2(50台)、第3(50台)の3ヵ所の駐車場があり、4.5キロほど離れた所に300台収容の第4駐車場(大菩薩湖北岸駐車場、トイレ有)があります。第4は車では遠回りしますが、徒歩なら10分ほどで登山口に着きます。ハイシーズンの週末は駐車場がかなり混雑します。上日川峠に誘導員がいますので指示に従ってください。ハイシーズンの週末に上日川ダム方向から登山口に向かうなら、最初から第4駐車場を利用した方が引き返す手間がかかりません。

コース状況／危険箇所等

上日川峠から福ちゃん荘を経て唐松尾根~大菩薩嶺~大菩薩峠~福ちゃん荘と時計回りに周回するコースです。登山道は明瞭で特に難所はありません。上日川峠から福ちゃん荘までは広葉樹林の中の緩やかな上り。福ちゃん荘を過ぎるとカラマツ林を縫うやや急な道になり、針葉樹が多くなると石がゴロゴロした急登に変わります。雷岩が絶景ポイント。福ちゃん荘から雷岩までは標高差300メートルほどです。雷岩から山頂までは緩やかな上りで10分ほど。岩や木の根が湿っていて滑り易い箇所があります。山頂は眺望はありません。雷岩から大菩薩峠へは尾根道を下ります。全体に石がゴロゴロしており小さな岩場があります。峠から福ちゃん荘までは車両が通行できる幅の整備された道でのんびり歩けます。このコースは標高差が300メートルほどで距離も短く、ロッヂ長兵衛(上日川峠)、福ちゃん荘、介山荘(大菩薩峠)と3つの山小屋があるので初心者の方でも安心して歩けます。

その他周辺情報

大菩薩の湯、やまと天目山の湯など

写真

11/23 7:12

フルーツラインからの早朝の甲州市(勝沼、塩山)。ブドウ畑が広がり遥かに南アルプスの山並が見えます。

11/23 8:26

連休2日目で駐車場は大混雑。峠に近い駐車場には停められず、誘導員の方の指示で大菩薩湖北岸駐車場(第4駐車場)へ。

11/25 8:54

ハイシーズンの週末に上日川ダム方向から上日川峠に向かう場合には、はじめから第4駐車場を利用した方が混雑で引き返すよりいいかもしれません。

11/23 8:26

第4駐車場から上日川峠へは駐車場を出て左へ。車道では4.5キロ離れていますが徒歩では山道を10分ほどです。

11/23 8:28

ここから自然歩道に入り少し登ります。

11/23 8:33

坂はすぐ終わり、平坦な歩道になっています。ちょっと老朽化しているので念のため穴や踏み抜きに注意。

11/23 8:36

真っ赤になって残っていたメギの実。

11/23 8:41

すぐに上日川峠(登山口)に着きました。宿泊もできるロッヂ長兵衛。路線バスもここに着きます。

11/23 10:01

上日川峠から登山道を歩いて｢福ちゃん荘｣に着きました。今夜の宿。ここで参加者と待ち合わせです。

11/23 10:01

ハイカーで賑わっています。｢福ちゃん荘｣は1969年11月、大菩薩峠で軍事訓練を行った過激派｢共産主義者同盟赤軍派｣53人が宿泊、逮捕された山小屋です。いわゆる｢大菩薩事件｣の舞台になりました。

11/23 11:01

大菩薩嶺に向けて出発。唐松尾根を登ります。別のグループは大菩薩峠へ。そこで合流します。

11/23 11:22

朝方見えていた富士山は雲の中です。

11/23 11:22

ここから急な坂になります。

11/23 11:28

5センチほどの霜柱。

11/23 11:47

ビューポイントに着きましたがやはり富士山は見えません。

11/23 11:50

ここから九十九折の道。急で石がゴロゴロしている箇所があります。

11/23 11:58

赤い実を付けたズミ。

11/23 12:02

雷岩の手前で雲間に富士山山頂が見えました。

11/23 12:03

手前に白く見えるのは下日川ダム湖(大菩薩湖)。

11/23 12:10

雷岩に着きました。昼食、休憩をとるハイカーで混雑しています。

11/23 12:10

今回は富士山の絶景は見られそうもありません。山頂からの絶景富士山確率は4回中1回……。

11/30 8:50

一年前はこんな感じでした。

11/23 12:11

雷岩から大菩薩嶺山頂に向かいます。

11/23 12:12

スギゴケ。

11/23 12:13

山頂手前で駐車場にいたわんちゃんに出会いました。見事に登頂を果たしました。

11/23 12:16

山頂に着きました。眺望はありません。

11/23 12:16

山頂も賑わっていました。

11/23 12:16

反対側に抜ければ丸川峠。

11/23 12:21

雷岩から山頂への道はゆるい上りですが、湿った岩や木の根が滑るので注意してください。

11/23 12:25

雷岩に戻りました。富士山は見えませんが、南アルプスの雄大な山並が見えています。

11/23 12:31

大菩薩峠に向かいます。

11/23 12:34

雷岩の上は青空。

11/23 12:42

｢賽の河原｣。

11/23 12:43

｢親知らずの頭｣から見た大菩薩嶺の稜線。

11/23 12:45

左の雲の中が八ヶ岳です。

11/23 12:45

また富士山山頂が見えました。

11/23 12:47

雪は少ないようです。

11/23 12:48

大菩薩嶺が遠くなってきました。

11/23 12:49

靄に煙る甲州市(勝沼、塩山)。遥かに南アルプス。

11/23 12:51

大菩薩峠の介山荘が見えてきました。

11/23 12:52

東に目を向けると左の雲のあたりに雲取山が見えました。

11/23 12:53

中央が奥多摩湖。

11/23 12:57

中里介山の名作｢大菩薩峠｣の記念塔。

11/23 13:01

大菩薩峠に着きました。ここで別のグループと合流してコーヒータイムです。

11/23 13:02

歩いてきた稜線。

11/23 13:02

介山荘。このルートには山小屋が3つあり、初心者の方でも安心して歩けます。

11/23 13:55

中里介山が執筆活動をした勝縁荘。

11/23 13:54

勝縁荘前の清流。青空が映っています。

11/23 15:42

富士見小屋。いまは営業していません。

11/23 16:34

雲が晴れ、富士見小屋から富士山の夕景が見えました。

11/23 14:09

福ちゃん荘に戻りました。

11/23 14:59

休憩所の囲炉裏に火が入っています。燃料には麓のブドウ畑で伐採されたブドウの木が使われていました。

11/23 15:23

樹間に富士山が見えます。

11/23 18:06

福ちゃん荘名物の｢おほうとう｣。郷土料理に敬意を払い｢お｣を付けます。女将さんが心を込めて作ります。

11/23 16:52

やはり名物の馬刺し。

11/23 16:52

これも人気の馬肉の煮込み。

11/23 18:06

夕食にはご主人が調理したイワナの塩焼きとおほうとう。

11/24 6:04

食堂では朝食の準備が進んでいます。

11/24 6:04

赤々と燃えるだるまストーブ。ここも燃料はブドウの木。

11/24 7:01

朝食には絶品のナメコ汁。

11/24 6:51

朝日を浴びる富士山。富士見小屋から。冠雪の山頂付近に静岡県側からの登山道が見えます。

11/24 8:15

稜線には青空が広がっています。

11/24 10:14

福ちゃん荘を出て帰途に就きます。勝沼のブドウ畑は葉が色づいています。

11/24 10:21

ブドウの葉。

11/24 10:21

ブドウ畑の遥か向こうに南アルプス。

11/24 10:02

フルーツラインからの富士山。

11/24 10:15

南アルプス。右から甲斐駒ヶ岳(三角形の山)、鳳凰三山、北岳、間ノ岳。

11/24 10:15

右から悪沢岳、赤石岳。

撮影機器：

Galaxy S24 samsung

感想

haras3142

山好きの大学同窓生の集いに参加させていただき、大菩薩嶺に行ってきました。毎年晩秋のこの時期に大菩薩嶺、大菩薩峠に登り、夜は｢福ちゃん荘｣で親交を深めています。福ちゃん荘に集合した後、雷岩まで登るグループ、大菩薩峠を目指すグループに別れて出発し、峠で合流してコーヒーを楽しみ、福ちゃん荘に戻りました。皆さん山の経験は豊かですが、今回は山歩きはここまで。後は福ちゃん荘で思い思いにゆったりした時間を過ごします。夕食は｢おほうとう｣やイワナの塩焼き、馬刺し、馬肉の煮込みなど福ちゃん荘の名物料理を楽しみ、だるまストーブを囲んで楽しい夜を過ごしました。日中は雲に隠れていた富士山は夕方には姿を見せ、24日朝には朝日を浴びる雄大な姿を見ることができました。山の楽しみ方は人それぞれ。皆さんの話を伺いながら、改めてそう感じた山行でした。