両神山@白井差ルート
- GPS
- 16:00
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 870m
- 下り
- 1,110m
コースタイム
天候 | うす曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
両神山はまだまだ自分には手強い山だと思っていましたが、
参加しているMの会(月例のお山の会)のリーダーMさんが、
白井差ルートというよく整備されたルートを選んでくださいました。
事前予約をして、当日環境整備料を1000円お支払いして(無事下山後!)登る、
登山口には幾つかの約束事が「規約」として掲げられていました。
なぜこのようなルート運用になったのでしょうか?
後でこんな記述を見つけました。
*******<下記引用>***********************
元々、両神山登山の7割の登山者は白井差から一位ヶタワを経由する、
両神山のへの最短ルートを利用していました。
1日に1000人もの登山者が利用することもあったそうです。
しかし、白井差側は山頂まで全山、山中氏の私有地で、昭和25年に
秩父多摩国立公園設定当時に、伐採をしない代わりに相続税の減免をする
と言う約束を国が守らなかった事から平成12年に登山道廃止となり
地図から消されました。
その後国とも歩み寄り、埼玉県岳連や勤労者山岳会の要望を受け
山中豊彦氏が自力で作業道としての新ルートを開拓して維持管理されているのです。
(※ 2007年版・山と高原地図 25から)
************************************
そうだったのですね。
山中さんが道を切り開き、道中でお世話になった、いくつもの道標や階段など
ひとつひとつに至るまで、みんな山中さんの手によるものだったのでした。
いろいろなことを経て、私たちが山行きを楽しめていたのでした。
この日は小雨が降ったり止んだりのお天気、レインウェアも
着脱しながらゆっくり歩きました。
白く煙るブナ林が何とも荘厳で幻想的で、足を止めてはゆったりと
見上げてしまうことが何度も。
きめ細やかに整備された道をしっとり守られて歩きました。
頂上は一面の雲が刻一刻と形を変えて、一瞬切れ間から山なみが顔を覗かせる度に
みんなで歓声をあげました。それも楽しいものでした。
何はともあれ、いつも当たり前のように道標や看板を見ながら、
いつも当たり前のように階段や梯子や鎖やロープを頼りながら、
いつも当たり前のように地図を眺めて、歩いている。
でも、その一つ一つにたくさんの人たちの仕事が込められている。
改めて‥‥忘れてはいけないですね。
下山後には可愛らしい記念バッジをいただきました。
今日も無事に行けてよかったです。
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