男体山(二荒山神社前BS往復)
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- GPS
- --:--
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 1,211m
- 下り
- 1,209m
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
梅雨前線が途切れ高気圧に覆われた関東地方。真夏並みの暑さを逃れ宇都宮線、日光線を乗り継ぎ北へと向かう。目的地は初登頂となる男体山。名実とも日光を代表する山であるが、高低差1,200mの往復登山に二の足を踏み、日光連山での登頂順としては、昨秋の女峰山、白根山に先を譲る形となっていた。
JR日光駅始発のバスは、紅葉シーズンに劣らない混雑ぶりとなったが、渋滞にはつかまらず、予定どおりの時間に二荒山神社前のバス停に到着する。参拝と登拝受付を済ませ、鳥居をくぐって登山道へ入る。鬱蒼として湿り気のある神域らしい道を登っていくと、ほどなく林道にぶつかり、3合目から4合目の間はなだらかな舗装路を歩く。再び鳥居をくぐり、いよいよ岩がごつごつとした本格的な登山道へと入る。
舗装路での息休めが良いタイミングで入ったため、心肺が活気づき、それほどきつさは感じない。時に両手を使いながら登る岩まじりの道も、ひたすら高度を稼ぐ場合には、土の斜面よりも脚の筋肉への負担は軽いような気がする。それでも滝尾神社あたりの急坂は十分すぎる登りがい。登り下りの登山者の数も多く渋滞も発生しそうで、ここを下るくらいならいっそ志津へ抜けてしまおうかという考えも頭に浮かぶが、向こうは2時間の林道歩きがどうしてもネックとなる。
傾斜が多少緩んだ後、黒い土嚢、緑の土嚢の道を登っていくと、木々の背は次第に低くなり、前方にはっきりと森林限界が見える。眼下に中禅寺湖を中心とした奥日光の眺めが広がる。山頂も間近に見えるが、直射日光に照らされて登る溶岩が崩れた赤い砂の階段道は見た目以上に体力を使う。奥宮のある山頂は、それぞれ神像、神剣、太郎山神社祠が立つ3つのエリアに分かれている。やや霞がかってはいるものの、北に居並ぶ日光連山は余すところなく望むことができ、奥には燧ケ岳の姿も見える。
下りは岩を転がさないように慎重に下る。まだ登ってくる人も多い時間帯で、下るペースも人それぞれだが、脇にそれたりせずにゆっくり下るのが安全と言える。林道まで下れば一安心。無事の登頂を感謝しつつ鳥居をくぐる。
帰りは駅とは逆方面のバスで戦場ヶ原へ。男体山の壮大な山体を見ると、今しがた頂を踏んできたことが現実ではないかのように感じる。湿原の遊歩道を散策し、湯元温泉の濃厚な湯に浸かってから、東武特急で東京へと戻った。
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